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FXスワップポイント運用のリアル検証も、いよいよ第9週目に入りました。
今週はメキシコペソ円と南アフリカランド円が小刻みな推移となり、押し目の見極めとスワップの積み上げをどう両立させるかがテーマです。
資金管理はレバ5倍以下を堅持。今回も「保有ポジションの現状」「約定履歴」「通貨ごとの値動きから運用の改善点」と次週への戦略を整理します。
目次
第9週のFXスワップ運用結果を振り返り
第9週(8/14~8/20)は決済なし・新規1件のみで、ポジション調整とスワップ積み上げを中心に運用。
為替はZAR/JPYが押し目を作りつつ高値圏を維持、方針どおりZARの押し目を追加して保有バランスを最適化しました。
確定損益は動かない一方、含み損益はZAR新規のプラスで全体ほぼフラットまで改善。次週以降、戻り局面での段階利確に備える一週間となりました。
利確状況・累計利益・新規ポジション
今回は、企画始まって以来の「利確なし」という結果になりました。
最後に利確したのは8/13であり、それから決済利益は得られておりません。
とはいえ、決済利益が得られない時期でも毎日コンスタントにスワップポイントが付与されるため、口座資金は徐々に膨らんでいます。
なお、現時点での累計益は以下の通りです:
- 累計決済利益(為替差益):22,794円
- 累計スワップ益:5,086円
- 累計利益合計:27,880円
また、第9週における新規ポジションはいかの通りです。
新規ポジションは、8/20に取得した南アフリカランド円の1件のみです。
全体的に、新規ポジションも利確も少ない、穏やかなチャート推移だったと言えるでしょう。
現在の保有ポジション(8月20日時点)
最後に、現在のポジション状況です。
含み損は多少出ているものの、いずれも決済ラインである3,000円に到達しておりません。
付与されたスワップポイントは1,000円を超えているので、決済時には4,000~5,000円の利益が期待できそうです。
なお、決済のルールに関しては第1回の記事で解説しておりますので、こちらを参考にしてください。

【8/14~8/20】各通貨ペアの値動き
今週は通貨ペア全体が穏やかにチャート推移した1週間でしたが、細かく観察すると通貨ごとに表情が分かれました。
MXN/JPYは下押し後に持ち合いへ移行し、値幅は限定的。ZAR/JPYは戻りを挟みつつ高値を切り下げ、週後半にかけて弱含み。
いずれも急伸・急落は限定的で、短期はテクニカルな水準の攻防が中心でした。
メキシコペソ円(MXN/JPY)
メキシコペソ円は週初に軟化し、14~16日にかけて7.83付近まで下落しています。
その後は7.86~7.88近辺で戻りを試すも伸び切らず、19~20日は7.84~7.86の狭いレンジで推移。
短時間の上下はあるものの値幅は縮小し、終盤も7.85円近辺へ収束。移動平均付近での往来が続き、明確なブレイクの兆しは限定的です。
テクニカルには7.83円が下値支持、7.88円が上値抵抗として意識され、レンジ継続の色合いが濃い一週間といえます。
下落起点の高値切り下げは残る一方、下押しでもヒゲを残して反発する場面が見られ、買い圧力も一定に観測されました。
南アフリカランド円(ZAR/JPY)
14日に売りが先行して8.33円前後まで下落しています。
その後は買い戻しが入り、15〜19日は8.38〜8.40円帯を中心に戻り歩調となりました。
ただ戻り高値は切り下がり、20日は陰線で失速して再び8.33円近辺へ。週を通じては戻り売り優勢の調整局面という印象です。
テクニカルでは8.40円手前に厚い上値抵抗、8.31〜8.33円に短期サポートが意識され、方向感はまだ定まっていない様子といえます。
出来高の集中帯もこのレンジに重なるため、次週はどちらへ放れるかが焦点になります。
【8/14~8/20】メキシコ・南アフリカ情勢まとめ
今週は国内イベントが限られる中、米金利の振れやコモディティの値動きに応じたリスク選好の強弱が主導。
為替の値動き(前節参照)どおり、MXN/JPYはレンジ継続、ZAR/JPYは戻り売りが優勢となりました。
政策金利の高止まり観測がキャリー需要を下支えする一方、景気減速や資源価格の変動といった下押し材料も並走しています。
メキシコ(MXN)の情勢
- 週内の新規材料は限定的。高金利の長期化観測は維持され、キャリー需要は底堅い。
- 対円では、米金利や株式市場のリスクセンチメントの影響を受けつつも、結果は7.83〜7.88円のレンジ圏で推移。
- 国内景気の減速懸念と、輸出・製造業の底堅さが綱引き。積極的なトレンドの芽はまだ小さい。
- 7.83円が短期サポート、7.88円が当面の上値抵抗として意識されやすい地合い。
- 運用面は、押し目限定の小口増しとスワップの着実な積み上げが主戦略。急伸は追わず、戻りは部分利確で回転。
- リスク要因は米金利の再上昇、原油・銅など資源価格の振れ、要人発言による突発的なボラ拡大。
南アフリカ(ZAR)の情勢
- グローバルのリスク選好が揺れる中、資源市況の強弱がランドの方向感に影響。
- 週央にかけて戻りを試すも、8.40円手前で頭打ち。週後半は失速し8.31〜8.33円ゾーンが短期サポートに。
- 高金利の維持観測はキャリー需要の支え。ただし成長鈍化、電力供給・財政面の不確実性が上値を重くする構図は不変。
- 中国景気関連のヘッドラインや金属価格(PGM/鉄鉱石など)の振れは、引き続きZARの感応度が高い。
- 運用面は、8.35〜8.40円の押し目拾い→段階利確を基本に、8.30割れは一旦様子見。
- 明確な強気再開のシグナルは8.42円台の上抜け定着。それまでは戻り売り圧力とのせめぎ合いを想定。