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「ゼロカットシステムには罠があるのでは?」
海外FXに興味を持ちゼロカットシステムを調べると、疑問を抱く方は少なくありません。
ゼロカットシステムとは、相場の急変などで口座残高がマイナスになっても、FX業者が損失分を補填して残高をゼロに戻す仕組みです。
追証(追加証拠金)が発生しないため、「借金リスクなし」として海外FXの魅力のひとつと言われています。
ゼロカットシステム自体は、利用者にとってデメリットがありません。
ただし、業者によってはタイミングが数営業日後になる、別口座の残高から補填されるなど注意点は存在します。
また、ゼロカットシステムを採用する海外FXで複数口座間の両建て、別業者との両建ては一部の業者で禁止されており、日本の国内FXにはゼロカットがない理由など正しく理解しておくべきポイントもあります。
本記事では、ゼロカットシステムの概要、知っておくべき7つの注意点、国内FXとの違い、両建て禁止について、おすすめ業者の選び方までお伝えしていきます。
海外FXへの口座開設を検討している方も、既に利用中の方も、ぜひ最後までお読みください。
目次
ゼロカットシステムとは?追証がないって本当?
海外FX業者の多くはゼロカットシステムが導入されています。
ゼロカットシステムとは、相場の急変により口座残高がマイナス(追証)になった場合、マイナス分を業者が補填し残高をゼロにする仕組みです。
投資家には入金額以上の損失=追加証拠金(追証)が生じません。
日本国内のFX会社では、法律上の問題で基本的に採用されていません。

ゼロカットシステムとは
ゼロカットシステムとは、相場の急変によって口座残高がマイナスになった場合でも、FX業者側が損失分を補填し、残高を0円に戻す仕組みです。
FXではレバレッジをかけた取引で、証拠金以上の損失が生じ追証(追加証拠金)を求められるケースは少なくありません。
しかし、ゼロカットシステムがある業者では、たとえ大暴落や急騰で損失が拡大しても、利用者が追加で証拠金を支払う必要はないのです。
例えば、10万円を入金していた口座が急変動で「−15万円」になった場合でも、ゼロカットによりマイナス5万円分がリセットされます。
海外FX業者が「追証なし」「借金リスクなし」と謳うのは、ゼロカットシステムによるものです。
一方で、日本では金融庁の規制との関係からゼロカットシステムが導入されておらず、国内FX会社では基本的に追証制度があります。
ゼロカットとロスカットの違い
FXではゼロカットシステムと似た単語に「ロスカット」がありますが、役割は大きく異なります。
ロスカットは、損失が一定の基準に達した時に保有しているポジション(建玉)をFX業者が強制決済する仕組みです。
主な違いは以下の通りです。
| ロスカット | ゼロカット | |
| 概要 | 損失拡大を防ぐための強制決済 | マイナス残高を0に戻す制度 |
| 発動するタイミング | 証拠金維持率が一定以下になった時 | ロスカットが間に合わず、残高がマイナスになった後 |
| 採用している業者 | 国内FX・海外FX | 主に海外FX |
| 追証(借金)リスク | 残る可能性あり | 原則なし |
ロスカットは、利用者を守るためにポジションを自動的に決済する仕組みですが、相場が急変するとロスカットが間に合わないことがあります。
よって海外FXでは、ゼロカットによってマイナス分を補填する仕組みが導入されています。
まずは、ゼロカットの手前で発動する『ロスカット』の基準を100%理解しておくことが、プロとして生き残るための鉄則です。
こちらの記事で分かりやすく解説しているので、必ずセットで押さえておいてください!

国内FXで請求される追証(追加証拠金)とは?
国内FXでは、証拠金維持率が低下すると「追証(おいしょう)」が発生することがあります。
追証とは不足した証拠金を追加で入金することで、例えば急激な円安・円高によって損失が膨らみ、口座残高だけでは足りなくなった場合に請求されます。
国内FX会社にもロスカット制度はありますが、相場急変時には必ずしも損失を防ぎきれるわけではありません。
国内FXにゼロカットシステムはありませんので、「絶対に借金しない」とは言い切れない点に注意が必要です。
ゼロカットシステムは罠?知っておくべき7つの注意点
ユーザーにとっては、ゼロカットシステムにデメリットはありません。
ただし、利用方法や業者ごとのルールには差があり「罠」と呼ぶトレーダーも存在します。
ユーザーが勘違いしやすいゼロカットの注意点7つをお伝えしていきます。

1.ゼロカットの発動タイミングはFX業者により異なる
ゼロカットは、口座残高がマイナスになった瞬間、即時に反映されるとは限りません。
業者によっては、数分〜数時間、次回ログイン時、数営業日後など、対応するタイミングが異なります。
そのため、一時的に口座残高がマイナス表示になるケースもあります。
「ゼロカットされていないから追証になるのでは?」と焦るトレーダー(特に初心者)は多いですが、タイミングがずれている場合もありますので、まずはルールを確認してみましょう。
2.ボーナスがある場合、先に相殺されることがある
海外FXでは口座開設ボーナスや入金ボーナスが付与されることがあり、多くの業者ではゼロカット前にボーナス分から損失補填が行われます。
例えば下記の場合、先にボーナスが消化されるケースがあります。
- 現金残高:2万円
- ボーナス:3万円
- 損失:−4万円
「ボーナスは残ると思っていた」という誤解が起こりやすいため、利用規約は事前に確認しましょう。
3.別口座の残高から補填されるケースも
同一業者内で複数口座を持っている場合、マイナス残高を他口座から自動補填するケースがあります。
利用規約に明記されていることが多く、複数口座運用をしている人は注意しましょう。
4.ゼロカットはすべてのFX業者で使えるわけではない
ゼロカットシステムは、主に海外FX業者で採用されている仕組みで、日本のFX会社では認められていません。
また、海外FXでも全ての業者が採用しているわけではありません。
そして、条件付き適用、一部口座のみ対象、異常取引時は無効など、細かな規約が設けられている業者もあります。
「海外FXなら必ずゼロカットで安心」と誤解されやすいですが、利用条件を事前に確認することが大切です。
5.スプレッドが広いFX業者がある
ゼロカットの補填コストをカバーするため、国内FXよりスプレッドが広めの業者もあります。
6.金融庁未登録の業者もある
海外FX業者の中には、日本の金融庁に未登録の業者もあります。
また、トラブル時の対応、資金管理体制などFX業者によって差がありますので、あらかじめ信頼性を確認しておきましょう。
7.ゼロカットシステムは「損をしない制度」ではない
ゼロカットはあくまで「追証(借金)を防ぐ制度」であり、「損失を防ぐ制度」ではありません。
口座内の資金は失う可能性がありますので、システムの有無にかかわらず資金管理はFXで重要なポイントです。
両建てでゼロカットシステムを悪用する行為は、原則規約違反!理由と種類
「ゼロカット」と「両建て」を組み合わせた取引は、多くの海外FX業者で規約違反・禁止となっています。
例えば同じ業者で複数の口座、もしくは2つの業者で複数の口座を保有し、1つ目の口座で利益、2つ目の口座で意図的にゼロカット(マイナス)にすることで、リスクを負わずに利益を狙う行為などが該当します。
ゼロカットを悪用すると、口座凍結や利益没収などのペナルティを受ける可能性が高いです。

なぜゼロカットシステムで両建ては禁止されているのか?
ゼロカットシステムで原則両建てが禁止されている理由は、ゼロカットを「意図的に利用して損失だけを切り捨てる行為」だからです。
海外FXの両建てには大きく分けて以下の3種類があります。
| 両建ての種類 | 禁止 | ゼロカット |
| 同じ業者で複数口座間の両建て | 一部業者が禁止 | あり |
| 別の業者での両建て | 一部業者が禁止 | あり |
| 同一口座内での両建て | 原則認められている | なし |
同一口座内でゼロカットシステムなしの両建ては基本的に認められていますが、複数の口座間もしくは別の業者との口座間ではゼロカットシステムが発動され悪用される可能性があり一部の業者が禁止しています。
複数口座や他業者をまたぐ両建てがバレた場合のペナルティ
禁止された両建て行為が発覚した場合、重いペナルティを受ける可能性があります。
ペナルティの例としては、利益の取り消し、出金拒否、ボーナス没収、口座凍結、アカウントの永久停止などです。
IPアドレスや取引履歴、約定タイミングなどから不自然な両建ては検知されやすいと言われており、「バレなければ大丈夫」という考えは危険です。
ゼロカットは、本来相場の急変から利用者を守るための仕組みですので、同じ業者で複数口座間の両建て、別の業者との両建ては避けましょう。
日本の国内FXではゼロカットシステムがない理由
海外FX業者の多くが採用しているゼロカットシステムは、日本のFX会社では基本的に導入されていません。
そのため、「海外FXは追証なし」「国内FXは借金リスクあり」と比較されることも多いです。
では、なぜ日本ではゼロカットシステムがないのでしょうか。
ここでは、法律上の背景と、国内FXに残る追証リスクについて解説します。
国内FX業者は法律(金融商品取引法)で損失補填が禁止されている
日本のFX会社で国内FX ゼロカットが導入されていない大きな理由は、「金融商品取引法」にあります。
金融商品取引法第39条において、顧客の損失を業者が肩代わりする、投資家のマイナスを補う といった「損失補填」が禁止されています。
ゼロカットシステムは、日本の法律で「損失補填」に該当する可能性があるため、国内FX会社は採用していないのです。
日本のFX会社は、ロスカット、レバレッジ規制(最大25倍)、証拠金維持率管理などによってリスク管理を行っています。
ただし、相場急変時にはロスカットが間に合わないこともあり、その場合は追証が発生する可能性があります。
日本のFX業者を利用する際は常に追証リスクがある
国内FXではロスカット制度がありますが、雇用統計、政策金利発表、戦争や災害、週明けの窓開けなどで相場が急変すると、口座残高以上の損失が発生し「追証(追加証拠金)」が請求されるケースがあります。
つまり、日本のFX会社では、「借金リスクがゼロではない」という点に注意が必要です。
金融庁では過去にゼロカット制度について議論されたことがあります。
2018年には、金融庁の「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」に関する意見募集が行われ、「投資家の損失を抑えるため、業者が投資家の損失を補てんするゼロカット制度の導入が望ましい」という意見がありました。

出典:金融庁「説明資料(「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」についての意見募集結果の概要)」
現時点では法律上の問題もあり、日本のFX会社では基本的にゼロカットシステムが採用さていません。
そのため、国内FXを利用する場合は、以下の3点に注意しましょう。
- ロットを上げすぎない
- 指標時はポジションを軽くする
- 証拠金維持率に余裕を持つ
FXのゼロカットおすすめ業者を選ぶポイント
FXのゼロカットおすすめ業者を選ぶ際は、過去の相場急変時に実際にゼロカットを執行した実績があるかを確認しましょう。
例えば2015年のスイスフランショックでは、ロスカットが間に合わず巨額損失が発生しましたが、一部の海外FX業者はゼロカットで顧客のマイナス残高を補填しました。
また、ゼロカットの条件や利用規約も必ず確認しましょう。
業者によっては、反映まで時間がかかる、もしくはボーナスや別口座残高が先に相殺される場合があります。
さらに、複数口座間の両建てやボーナス悪用などは禁止されているケースも多く、規約違反時は利益取消や口座凍結のリスクもあります。
他には、資金力や運営歴、口コミ、出金実績、日本語サポートの有無も重要です。
海外FX業者は、ボーナスに惹かれ口座を開設するパターンが多いですが、自身のお金を預けることになります。
よってゼロカットのおすすめ業者は「総合的な信頼度が高い」ことです。
ゼロカットシステムに関するよくある質問
ゼロカットシステムが発動されるまでの流れは?
相場急変でロスカットが間に合わず口座残高がマイナスになると、海外FX業者が不足分を補填し、残高を0円にリセットします。反映タイミングは即時〜数営業日など業者によって異なります。
ゼロカットシステムがあれば、FXで借金をすることは本当にありませんか?
正常にゼロカットシステムが適用されると、口座残高以上の損失を請求されることは基本的にありません。規約違反の取引をした場合は対象外になる可能性があります。
同一口座内での両建てならゼロカット対象になりますか?
同一口座内の両建ては利益と損失が相殺されるため、通常はゼロカットが発動する状況になりません。そのため、多くの海外FX業者で認められています。
なぜ日本のFX業者はゼロカットシステムを採用していないのでしょうか?
日本では金融商品取引法で「損失補填」が禁止されているため、国内FXで ゼロカットは基本的に導入されていません。
まとめ
ゼロカットシステムは、相場急変時に口座残高がマイナスになっても業者が補填してくれる、海外FXならではの仕組みです。
追証が発生しないため入金額以上の損失を負うリスクをおさえられる点は、国内FXにはない大きなメリットといえます。
海外FXでゼロカットシステムを安心して活用するためには、過去の急変時における実績、利用規約の詳細、資金管理体制や日本語サポートの有無など、業者の総合的な信頼性を見極めることが重要です。
ゼロカットシステムへの理解が深まったら、まずは信頼できる海外FX業者に口座を開設することを検討してみましょう。
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