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FXスワップポイント運用の実践レポート、第6週・第7週をまとめてお届けします。
第6週は為替レート・スワップポイントともに目立った動きがなく、記録上は小休止といった印象。
一方、第7週は一部通貨でやや値動きが見られ、ポジションの調整や利確タイミングを検討する局面もありました。
本記事では、2週間分のスワップ累計・含み損益の変化に加え、各通貨の情勢や戦略の見直しについても詳しくまとめています。
目次
第6週・第7週のFXスワップ運用結果を振り返り
第6週はメキシコペソ円・南アフリカランド円ともに大きな変化は見られず、決済は得られませんでした。
一方で、第7週チャートではそこそこの動きが見られ、複数の決済と新規ポジションの追加がありました。
利確状況・累計利益・新規ポジション
以下は、第6週・第7週で確定した取引内容です。
今回の確定利益は7,531円となり、そのうち1,531円はスワップ益でした。
なお、現時点での累計は以下のとおりです。
- 累計決済利益(為替差益):16,794円
- 累計スワップ益:3,521円
- 累計利益合計:20,315円
為替差益とスワップのバランスが良く、複利的なポジション追加の原資にもなっています。
また、新規ポジションの追加も行われました。
第6〜7週目では、メキシコペソ円(MXN/JPY)で3件、南アフリカランド円(ZAR/JPY)で1件の新規買いポジションを追加しました。
買い下がり戦略に沿って、7.78〜7.99円台、ZARでは8.22円台と、やや調整局面でのエントリーです。価格分散を意識した複利的な仕込みを継続しています。
現在の保有ポジション(8月6日時点)
現在の保有ポジションは、メキシコペソ円2件・南アフリカランド円3件の計5ポジションです。
評価損益はトータルでややマイナス圏にありますが、スワップは着実に積み上がっており、長期運用の恩恵が見え始めています。
【7/24~8/6】各通貨ペアの値動き
7月24日から8月6日にかけて、メキシコペソ円・南アフリカランド円は共に方向感に乏しい展開となりました。
主要な経済指標やイベントが少なく、市場は様子見ムードに包まれた印象です。
本節では、各通貨ペアごとの値動きをチャートとともに振り返り、今後のトレード判断に活かすためのヒントを探ります。
メキシコペソ円(MXN/JPY)
直近のメキシコペソ円は、7月下旬にかけて8.05円付近まで上昇した後、急速な下落に転じました。
8月初旬には7.73円台まで値を下げる場面も見られ、一時的に円高・ペソ安が進行したことが分かります。
この急落の背景には、米ドルの調整や原油価格の軟調、メキシコ中銀の姿勢に対する不透明感など、複合的な要因が影響していると考えられます。
しかしその後は反発に転じ、8月6日には7.89円付近まで回復しており、底打ち感も見え始めています。
今後は8.00円を再び上抜けるかが、スワップ運用における含み損の回復や利確判断の大きな鍵となりそうです。
南アフリカランド円(ZAR/JPY)
南アフリカランド円は、7月下旬から8月初旬にかけて下落基調が続いており、特に8月2日には急落して8.14円台まで下値を試す場面が見られました。
この下落は、主にリスク回避の動きや、ランド売り材料(電力供給不安・景気減速懸念など)によるものと考えられます。
ただし、急落後は短期的な反発も確認されており、8月6日時点では8.24円台まで回復しています。
8.20円付近には一部サポートが存在するようで、今後はこの水準を下値に堅調な動きに転じるか注目されます。
【7/24~8/6】メキシコ・南アフリカ情勢まとめ
7月24日~8月6日の期間、メキシコと南アフリカでは経済指標や政策に変化があり、為替市場でも影響が見られました。
インフレや利下げ観測、地政学的リスクが通貨の値動きに影響を与えており、それぞれの国で異なる要因が動いています。
メキシコ(MXN)の情勢
- 7月末の経済指標が市場予想を下回る
- インフレ鈍化 → メキシコ中銀の利下げ観測が浮上
- 一時ペソ円が 7.75円台 まで下落
→原油価格反発・米指標好転により 7.90円台 へ回復 - 政治面では大統領選を控え、先行き不透明感も
- 為替はやや不安定ながら、底堅い動きが継続中
南アフリカ(ZAR)の情勢
- 電力供給問題が継続、経済成長を圧迫
- 8月初旬に「電力料金の値上げ」報道 → 投資家心理が悪化
- 一時ランド円が 8.14円台 まで急落
→ドル利上げ打ち止め観測・商品市況の回復で 8.24円付近 に反発 - SARB(中銀)は利下げに慎重な姿勢
→外部要因に大きく左右される不安定な相場展開が続く
今後の戦略と見通し
通貨ペア | 現在の見通し | 短期戦略 | 中長期戦略 |
---|---|---|---|
メキシコペソ円 (MXN/JPY) | 底堅い回復基調 | 押し目買いを検討 | 高スワップを活かした積立運用 |
南アフリカランド円 (ZAR/JPY) | 不安定な値動き | 小ロットでの逆張り意識 | 安値圏での分割エントリー |
ペソは利下げ観測をにらんだ売り圧力が残る一方、原油高や米ドル動向が支えになると考えられます。
ランドは不安定な電力事情が懸念材料ですが、コモディティ市況次第では持ち直しの余地もあるでしょう。
いずれも中長期目線では買い増しのチャンスを見極めつつ、証拠金維持率を抑えた分散投資が有効です。