スワップポイントで生活は可能?月30万円稼ぐための必要資金は?

スワップポイントで生活は可能?月30万円稼ぐための必要資金は?

スワップポイントは、もっとも簡単に構築できる不労所得と言っても過言ではありません。

保有ポジションを積み上げ、毎日受け取れる金利収入を伸ばし続ければ、それだけで生活できてしまうのでは…と考えてしまう人も多いことでしょう。

しかし本当に、スワップポイントの収入だけで生活は可能なのでしょうか?また可能だとしてもどれくらいの資金が必要になるのでしょうか?

本記事では、スワップポイントで生活する可能性について深堀していきたいと思います。

スワップポイントとは?

スワップ金利(スワップポイント)とは、通貨ペアを構成する二カ国間における金利差のことです。

分かりやすくイメージしていただくために、以下の図をご覧ください。

南アフリカの政策金利は「5.50%」、日本の政策金利は「-0.1%」となっており、その差は「5.60%」です。

仮に100万円を南アフリカランドに両替したとすると、金利5.6%が付与され、何もしなくとも5.6万円が受け取れるようになります

またこれはレバレッジ1倍の話であり、レバレッジを調整することによって、受け取れるスワップポイントについても増減させることができます。

スワップポイントで生活は可能?

結論からお伝えすると、スワップポイントだけで生活は十分に可能です。

実際、スワップポイントのみで生計を立てる専業トレーダーも存在するほどで、稼げる額もレバレッジによって自由に調整できます。

とはいえ、スワップポイントだけ生活をしようと思えば、相応もリスクが伴うことも事実です。

以下より紹介する基本を押さえて、健全な運用が継続できるよう心がけてみて下さい。

スワップポイントの計算手順

スワップポイントの具体的な計算方法について、本節ではメキシコペソ円を例に解説していきたいと思います。

一見すると複雑そうに思える計算式も、以下の4ステップに区切ることで、比較的分かりやすくなるのではないでしょうか。

ステップ1:金利の差を確認

今回スワップポイントを計算するのは、高金利通通貨ペアとして有名なメキシコペソ円です。

まずは、通貨ペアを構成する両国の金利差を調べてみましょう!

調べるのに重宝するのが、「外為どっとコム」が提供している政策金利一覧表です。

一覧表より、メキシコの政策金利は「8.5%」であり、また日本の政策金利は「-0.1%」であることが分かります。

つまり両国の金利差は「8.6%」という結果になり、100万円をメキシコペソに両替して1年間放置した場合、8.6万円分の金利が付与されるということです。

スッテプ2:1ロット保有に必要な資金の計算

メキシコペソ円を1ロット保有するために必要な資金は、次のように計算されます。

▼【1ロット保有に必要な資金】
1通貨あたりのメキシコペソ円 × 1ロット(10000通過)= 7.2円(2022年9月現在)× 10000 = 72000円

 

上式の通り、メキシコペソ円を1ロット保有する際には、72000円の資金が必要です。

なおFXではレバレッジが活用できるため、最大で25倍までの少額資金で運用することも可能です。

スッテプ3:1ロット保有した時のスワップポイント

1ロット保有した時のスワップポイントは、ステップ1とステップ2で求めた数値を掛け合わせることで求めることができます。

▼【1ロット保有した時のスワップポイント】
金利差(ステップ1) × 1ロット保有に必要な資金(ステップ2)= 8.6% × 72000円 = 6192円

 

以上までの計算より、メキシコペソ円を1ロット、1年間保有することによって6192円のスワップポイントが得られることが分かりました。

スッテプ4:1日あたりのスワップポイントの算出

最後のステップとして、1日あたりのスワップポイントは、次のように求めることができます。

▼【1日あたりのスワップポイント】
6192円 ÷ 365日 ≒ 16.9 円/日

 

ここまでをまとめると、メキシコペソ円のスワップポイント運用では「72000円の資金によって毎日16.9円を受け取れる」という結果が明らかになりました。

とはいえ、この金額がそのままFX口座に反映されるわけではありません。

実際に付与されるスワップポイントは、FX会社の手数料や調整込みの金額となっており、例えばLIGHT FXのメキシコペソ円スワップは10ロットにつき「160円」です。

また、提示されるスワップポイントは常に固定というわけでもなく、また選ぶFX会社によっても大きく異なります。

そのため、スワップポイント狙いであれば、それ専用の口座を持つべきといえるでしょう。

スワップポイントだけで月に30万円稼ぐためには?

大抵の人にとって、毎月30万円の不労所得があれば生活に困ることはないでしょう。

そこで本節では、毎月30万円のスワップポイントを受け取るためにはどうすべきか、必要資金やレバレッジについて深堀していきたいと思います。

ステップ1:スワップポイントの確認

上述したように、LIGHT FXでは10ロットにつき160円が付与されます。

この160円をどれだけ積み上げて30万円に到達させるかというのが、本節のメインテーマというわけです。

ステップ2:必要ロットの計算

続いては、月に30万円稼ぐために必要なロットの計算です。

そもそも、1日あたりどれくらいのスワップポイントを受け取れば30万円に到達するのでしょうか?

目標とする1日あたりのスワップポイント:300,000(円) ÷ 30(日数) = 10,000円

月に30万円を稼ぐためには、毎日コンスタントに10000円のスワップポイントが必要です。

10ロットにつき160円受け取れる計算なので、10000円稼ぐための必要ロットは次のように求まります。

必要ロット:10,000(円) ÷ 160円/日  ≒ 63.0

必要となるロット数は、10万通貨のポジションが60.6セット、つまり606万通貨のメキシコペソを保有すれば良いということになります。

ステップ3:必要資金の計算

メキシコペソ円を606万通貨保有するとなると、具体的にどれらくいの資金が必要となるのでしょうか?

まずは一口あたり(10万通貨)に必要となる証拠金を計算してみましょう。

必要証拠金:7.2(メキシコペソ円の現在レート) × 100,000(通貨量) ÷ 25(最大レバレッジ) = 28,800円

最大レバレッジを考慮すると、証拠金として28800円あれば、メキシコペソ円を10万通貨保有することができます。

つまり、その60.6倍にあたる1,728,000円あれば、月に30万分のスワップポイントを受け取れるということになります。

ただ、これはあくまでも最大レバレッジを適用した場合であり、為替変動リスクも考慮しなければなりません。

ある程度レバレッジに余裕を持たせるためにも、400〜500万円の運用資金は確保したいところです。

スワップポイント運用におすすめ口座の紹介

スワップポイント運用を検討されているのであれば、以下のFX口座がおすすめです。

ヒロセ通商

引用元:ヒロセ通商

ヒロセ通商(LION FX)はスキャルピングに特化したFX会社ですが、スワップポイントが高いことでも知られています。

業界の付与スワップランキングは常に変動しておりましが、ヒロセ通商は常にTOP3に入る実力です。

専業のスワップ投資家からも選ばれるFX会社なので、南アフリカランドのスワップを少しでも多く受け取りたい方は、ここを選ぶべきでしょう!

ヒロセ通商の口座開設はこちらから

GMOクリック証券

通常、国内口座の多くはマイナススワップを高く提示しており、高金利通貨ともなれば中々思い切ってショートポジションを持つことができません

しかしGMOクリック証券であれば、買いスワップと売りスワップが殆ど同じ水準となっており、比較的マイナススワップを抑えることができます。

売りポジションだけでなく、売ります仕掛けからでも積極的に利益を狙いたい方は、ぜひGMOクリック証券をお選びください!

GMOクリック証券の口座開設はこちらから

LIGHT FX

引用元:LIGHT FX

記事内でも取り上げたLIGHT FXは、業界No.1と言ってもいいほどスワップ付与が魅力で、おそらく同社の利益を多少削ってでもスワップポイントに還元しているのでは…?とまで言われております。

実際、トレーダーのアンケート調査においても、同社はスワップ部門で3年連続で1位を樹立!

単純に口座スペックも高く、特に初心者ほど、そのシンプル性や利便性に満足されるのではないでしょうか。

まとめ:スワップポイントだけでも生活は可能!

本記事ではスワップポイントにおける生活の可否について、以下のポイントを中心に解説しました。

  • スワップポイントで生活できる理由
  • スワップポイントの計算方法
  • 月30万円稼ぐための運用プラン

スワップポイントは、個人のスキルに関係なく、ポジションの保有量によって利益が決まります。

日々コツコツと貯まり続けるスワップポイントは、皆さんの生活を支える新たな副収入となってくれるでしょう。

仮に運用資金が少なくとも、複利運用を継続することで、運用効率を飛躍的に高めることができますので、資金に捉われず一度始めてみてはいかがでしょうか。

以上、参考にしていただければ幸いです。