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うねり取りとは、相場の3〜6ヶ月の波(うねり)を利用して利益を出すトレード手法で、FXだけでなく株式投資やビットコインでも多くの投資家が活用しています。
売りと買いポジションを同時に保有する両建て(つなぎ売り)をすることがあり、相場を読むテクニックと厳密な資金管理が重要です。
波の転換点を読み違えると損失が大きくなるリスクもあります。
本記事では、うねり取りの基本的なやり方、メリット・デメリットと注意点、初心者向けの練習方法と両建てを活用した手法を解説していきます。
「FXで安定的に利益を積み重ねたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
うねり取りとは?
うねり取りは、相場の3~6カ月の波(うねり)を利用して利益を出すトレード手法です。
同一銘柄の建玉を調整しながら上昇局面では買い、下落局面では売りを繰り返し、中長期的な利益を積み重ねます。
江戸時代から続く伝統的な手法で、FXを始め株式投資やビットコインでもうねり取りで利益を出す投資家は多いです。
FXでは基本的に上昇トレンドでうねり取りを利用し、両建て(同じ銘柄の売りと買いを同時に保有すること)、移動平均線なども使って相場の大きな流れを掴みます。
うねり取りのやり方
うねり取りは、特定の通貨ペアの「周期的な波(リズム)」にあわせて、利益を重ねていく手法です。
まずは通貨ペア(銘柄)を決めましょう。
1.通貨ペア(銘柄)を決める
相場の流れを把握するために、1つの通貨ペア(銘柄)に狙いを定め継続的に監視します。
ボラティリティ(価格変動の度合い)が高い通貨ペア(銘柄)を選ぶと、エントリーのチャンスは多くなり、うねり取りで利益を狙いやすい傾向があります。
ただし、価格の上下の幅が大きいとリスクも高くなりますのでまずは少額から始めるなどリスクを軽減するよう心がけましょう。
2. チャートにサポートラインとレジスタンスラインを引く
チャートにサポートラインとレジスタンスラインを引いて、今の相場がどう動いているかを可視化します。
| サポートライン(下値支持線):チャート上で過去の安値を結んだ線。「買い」の目安となる レジスタンスライン(上値抵抗線):チャートで過去の高値を結んだ「売り」の目安となる |

サポートラインは「ここまで下がると買いが入りやすい」という目安となり、反発しやすいポイントです。
レジスタンスラインは、価格が上がってきたときに上値が抑えられやすい水準を示します。
なお、上昇(下降)トレンドの判断、押し目・戻りのポイントを見極めるためには移動平均線、MACDなどの指標を用いましょう。
複数の指標を組み合わせることで、精度が高くなるでしょう。
3.レンジ(横ばい)orトレンド(斜め)を見極める
線を引くことで、現在の状態が「レンジ(横ばい)」か「トレンド(斜め)」かが見えてきます。
レンジ相場(線が平行)とは、価格が一定の範囲内で上下を繰り返している状態です。

上限と下限の間を行き来する、いわゆる「横ばい」の状態ですので下限で買い上限で売ることで利益が得られます。
箱の中でボールが弾むイメージです。
一方で、トレンド相場(線が右上がり・右下がり)は、斜めの筒の中を進むような動きで進んでいきます。
上昇時は筒の底(サポート)で買い、筒の上(レジスタンスライン)で売ります。

下降時には 筒の上(レジスタンス)で空売りし、筒の底(サポート)で買い戻します。
空売り(からうり)とは、持っていない通貨ペア(銘柄)を証券会社から借りて先に売り、価格が下がったところで買い戻して返す取引手法です。
値下がり分から手数料を差し引いた額がトレーダーの利益です。
下落相場でも収益を狙えますので、相場の反転を狙う取引で有効です。
ただし上昇トレンドになると買い戻し価格が高くなり、損失が大きくなる可能性がありますので、注意が必要です。
一般的なトレードでは「買い」は今回トレードで使う全ての資金を使い、「売り」で保有するポジションを全て売りますが、うねり取りは違います。
うねり取りの最大の特徴は、相場のうねりに合わせてポジション(建玉)の量を操作・調整し売買を数回に分けることです。
リスクを分散し、安定的に利益を確保するために分割で売買を行います。
4.分割売買(建玉操作)
資金を一度に全額投入せず、試しに少し買い予想通りの動きであれば買い増すといった具合に、複数回に分けてポジションを作ります。

予想と逆に動いた場合は、損切りもしくは反対の注文(ヘッジ)を入れてバランスを調整し、トータルで利益を目指しましょう。
一般的に、資金を10分割して相場のうねりに合わせて「買い」「買い増し」をしていきます。
買いのチャンスが来たら、最初は「試し玉」として1単位を入れ、徐々にポジションを増やしていくのです。
上昇中に一時的に下がりそうな気配がしたり、迷いが生じたりした時は、買いを持ったまま「空売り」を少し入れる「両建て(つなぎ)」をすることもあります。
買いと売りを組み合わせながら、建玉の量を細かく操作していくのがうねり取りの大きな特徴です。
うねり取りと両建て
トレーダーの中には、うねり取りで「両建て」を利用する人も多いです。
両建て(ヘッジ)は、同じ通貨ペア(銘柄)で「買い」と「売り」を同時に持ち、どちらか一方の損失をもう一方の利益でヘッジ(回避・軽減)する手法です。
うねり取りにおける両建ては、レンジ相場で含み益を守る役割を担うと言われています。
まずサポートラインを確認し、買いを入れ上昇した後に下落を見込んでつなぎ売り(両建て)を入れ、買いの利益を仮に確保します。
予想通りに下がれば、売りを残したまま買い②を追加します。
両建てで含み益を「仮に確保」することで、追加で買った後に下落しても心理的・損益的なクッションになるのです。

しかし、両建ては買い・売り両方の手数料が二重にかかりスワップなどコスト負担が増えてしまい、ポジション管理が複雑です。
方向性を問わず利益が取れる「最強の戦略」に思える両建てですが、活用するには押さえておくべき重要なポイントがいくつか存在します。
うねり取りの精度をさらに高めたい方は、以下の記事で両建ての正しい活用法と、初心者がハマりやすい落とし穴を確認しておきましょう。
うねり取りのメリットとデメリット
うねり取りは、デイトレードやスキャルピングのように相場に張り付く必要がなく、大きな波に乗ることで効率よく利益を狙えます。
取引回数が少ない分、手数料などのコストもおさえられ1度のトレンドで得られる利益幅も大きくなる可能性があります。
一方で、波の転換点を読み違えたときの損失が大きいというデメリットがあります。
特に波が発生しないレンジ相場(横ばい)では、利益が出しにくい傾向があります。
また、ポジションを長く持ちますので、相場が急変した時に耐えられる余裕資金がないと精神的・経済的に追い詰められるリスクもあります。
うねり取りは、大きな利益の大きな損失が表裏一体の手法です。
相場の波を正確に読む力と、資金管理の能力があると成功する可能性が高くなるでしょう。
初心者が知っておきたいうねり取りの注意点
うねり取りは、資金管理が重要なポイントとなります。
資金は必ず3分割以上にして、手元に現金の余力を残しておき全額投入は止めましょう。
余力が無いと、相場が動いた時につなぎ売り(両建て)など臨機応変な手段が取れなくなってしまいます。
見切りの早さも初心者にとっては重要です。
最初に入れる試し玉は1単位で入れ、予想と逆の動きをした時点ですぐに損切りします。
できるだけ小さな傷で済ませましょう。
利益が乗っているポジションは徐々に増やしていきますが、損失が生じている時にポジションを増やす「ナンピン」は初心者にとってリスクが高い行為です。
実際の相場になると「チャンスだから全て投入したい」「損切りしたくない」など欲や恐怖で判断が狂ってしまうこともあるでしょう。
感情に流されたトレードをしないために、あらかじめルールを決め、機械的に守ることを心がけましょう。
うねり取りの練習方法
FX初心者がうねり取りを練習する方法を解説していきます。
最初に資金を10分割し、1単位あたりの金額を計算しましょう。
総資金が10万円の場合は、1単位1万円です。
次に、チャートの波を読む練習としてうねり取りをする通貨ペアの過去のチャートを開き、
①天井(これ以上は上がらないと予想する価格帯)
②底(これ以上下がらないと思われる価格帯)
③うねりの大きさ(天井から底まで動くpips)を記録します。
日足を開き、過去6カ月で一番の高値と安値をノートに手書きまたはExcelやスプレッドシートに1週間記録していきます。
そして以下の3つのステップを、デモトレードで練習していきましょう。
1.まずは少しだけ入る
サポートラインを割り込み、「そろそろ底」と感じたらまずは1単位だけ買います。
これは「試し玉」と呼ばれ、少しだけ入ることがポイントです。
2.上昇を確認して追加
価格が反発し、上昇の流れが見えてきたら追加で買います。
すでに最初の1単位に含み益が出ているため、精神的にも余裕を持って増やせます。
3.流れがはっきりしたら本格的に投入
「上昇トレンドだ」と確信できた場合は、2単位を追加で買い増します。
「利益が乗ってからポジションを大きくする」ことがうねり取りの重要なポイントですので、おさえておきましょう。
まずは上昇の局面で1~3の流れを経験することが、うねり取りの第一歩となります。
うねり取りで両建てを利用する際の練習方法
両建ては、同一の通貨ペアで買いポジションと売りポジションを同時に保有しますので、うねり取りと組み合わせることで、相場がどちらに動いても対応できる柔軟な戦略が取れます。
損失を限定できる点が最大のメリットで、横ばいの相場でも利益を積み重ねられますが、買いと売りを同時に持つため、取引コスト(スプレッド)が2倍になる、ポジション管理が難しいなどのデメリットもあります。
基本的にうねり取りの両建ては、大きな波の中で短期の逆行を両建てで乗り越えることを目的としています。
1.上昇を期待してエントリー
通貨ペアで買いのチャンスが来たら、上昇を予測してエントリーします。
2.下落したら両建て
相場が一時的に下落し始めたら、買いポジションを保有しながら売りポジションを追加し、両建てがスタートします。
安く買えた「買い玉」を手放さずに、「空売り」を入れて利益をガードします。
3.再び上昇
再び上昇が始まったら、買いポジションをホールドします。
再び上昇しなくても、売りポジションも保有していますので損失が限定されます。
上記の流れをデモトレードで10回以上繰り返し、ポジション管理の感覚を掴みましょう。
「売って、また買い直す」と、買いのコスト(取得単価)が上がってしまいますが、両建て(つなぎ)を使えば安値で買ったポジションを維持したまま、小刻みな下げも利益に変えられます。
うねり取りで絶対勝てるわけではない
うねり取りにかかわらず、相場で絶対に勝てる手法は存在しません。
うねり取りでも損失は発生することがありますので、損失を「失敗」ではなく必要経費(コスト)と捉えることをおすすめします。
「予想通りなら買い増し」「外れたら即損切り」と、事前にシナリオを決めておくことが重要です。
まとめ
うねり取りは、相場の大きな波を捉えて利益を積み重てる、江戸時代から続く伝統的なトレード手法です。
成功すれば、チャートに張り付かずに中長期的な利益を狙えます。
同時に感覚を掴むまでに時間がかかる手法ですので、1〜3カ月はデモトレードで練習し、チャートのうねりを読む力とポジション管理の感覚を身につけることをおすすめします。
うねり取りにかかわらず、相場で「絶対に勝てる方法」はありません。
損失を「失敗」ではなく「必要経費」と捉え、予想通りに進んだ場合と予想が外れた際の対処法をあらかじめ決めておき、ルールを機械的に守ることを心がけましょう。
うねり取りで相場の大きな波を味方につけ、コツコツ利益を積み重ねていきましょう。

