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FXで効率的な成長を求めるのであれば、トレードノートを記す習慣は不可欠です。
ジャンルを問わず何かしらを勉強するとして、効率的に頭に入れようと思えば、その内容をノートにまとめるという人も多いでしょう。
同じくFXの勉強に関しても、トレードの要点や戦略、失敗のポイントをまとめることで、より早く成長してトレードに活かすことができます。
そこで本記事では、トレードノートを記すポイント、また継続のコツについてまとめていきますので、参考にしていただければ幸いです。
目次
FXで勝てる人は必ず実践!トレードノートとは?
始めに断言しておきましょう、FXで稼ぎ続けている人は、必ずトレードノートを記しています。それほど重要なものであると念頭に入れておいてください。
そしてトレードノートとは具体的にどのようなものかと言えば、戦略・プロセス・心理状況・根拠などをリスト化して記したものです。
トレード内容をノートにまとめる目的としては、以下の3つが挙げられます。
- 手法の有効性の検証
- 精度向上のための分析
- 勝ちパターンを明確にする
いざ実際にトレードしている最中では、目の前の状況に必死になってしまい、その時の状況を客観的に見ることが出来ません。
そのためノートに書き出し、落ち着いて振り返ることで、改めてその時の立ち回りが正しかったのか確認することが出来ます。
FX初心者がトレードノートを始めるには?トレードノートを始める4ステップ
トレードノートの重要性について何となく理解できていても、FX初心者の方であれば、何を書くべきか悩んでしまうでしょう。
そこで本節では、FX初心者でもトレードノートを記せるよう、習得の過程をステップ別に解説していきます。
ステップ1:トレードノート環境の選定
紙媒体に記すアナログ方式か、スプレッドシートやメモ帳アプリで管理するデジタル方式か、まずはどのような形式でトレードノートを記すのか、決めておく必要があります。
初心者には以下の形式が一般的です:
手書きのノート:
ノートや日記を使って自由に書き込む方法。手軽に始められ、自由度が高いです。
ExcelやGoogleスプレッドシート:
デジタルで管理しやすく、データを集計・分析しやすい方法です。
トレード管理アプリ:
専用のアプリを使うと、効率的に記録と分析が可能です。
初心者には、まずノートやスプレッドシートでシンプルに始めることをおすすめします。
理由としては、自由度の高さや手軽さがあり、もっとも継続しやすい方法であるためです。
ステップ2:FXトレードノートを記す習慣を持つ
何を記せばいいのか分からないFX初心者の方は、手始めに以下の項目を書いていきましょう。
- 日付
- 通貨ペア
- 買いか売りか
- ロット
- 損益(円)
- 損益(pips)
最初から完璧に仕上げる必要はありません。
FX初心者の方が優先すべきは、トレードノートの完成度よりも習慣を定着させることです。
ステップ3:深堀り&分析
ステップ2を1週間ほど継続できた後は、以下の項目を追記していきましょう。
- エントリー理由
- レート(約定、決済)
- 時間足毎の分析(環境認識等)
特に重要なのが、エントリーした理由です。
トレーダーとしてのスキルが最も反映されるのがエントリーに関する部分であり、トレードノートはエントリー精度を磨くためと言っても過言ではありません。
また、ただエントリー理由を書き連ねるのではなく、エントリー理由は常に一貫させておきましょう。
ステップ4:週や月ごとに振り返りと分析を行う
毎週や毎月、取引が終わった時点でトレードノートを見直し、分析を行います。
勝率・損益の傾向:利益の出やすい取引パターンや、負けが多いパターンを確認する
判断ミスや改善点:特定の通貨ペアや時間帯でミスが多い場合、それを把握して改善策を検討する
感情の傾向:焦りや不安を感じた時に損失が増えている場合、感情管理を意識する
振り返りの際は、上記を中心にまとめておくと良いでしょう。
初心者のうちは、週ごとに細かく振り返りすることをおすすめします。
【FX初心者向け】トレードノートを上手に活用する3つのポイント
ここでは、トレードノートを上手に活用するポイントについて紹介していきます。
ポイントは大きく分けて以下の3つ。
- 手法・ルールに従っているかの確認
- 手法の有効性の確認
- 負けた原因を分析・確認
キーワードとなるのが、とにかく「確認」を徹底することです。
ポイント1: 手法・ルールに従っているかの確認
手法やルールに従えば勝率の高いエントリーができる、そう分かっていても、本番でその通り実践するのは難しいでしょう。
なぜなら多くの人は、「今エントリーすれば利益が取れるかも」という欲が出てしまい、利益を取り損ねる機会損失を嫌う傾向があるからです。
そのため多少ルールから逸脱していたとしても、自分に都合よく解釈、あるいはルールを改変してトレードに踏み切ってしまうのです。
【参考例あり】稼げる人にだけ共通するFXのエントリールールとは?ポイント2:手法の有効性の確認
メインで運用する手法を継続したとして、本当にプラス収支を達成できのか、定期的に確認しておかねばなりません。
特にトレードする前は、自分の手法が絶対的な聖杯かのように感じてしまうでしょう。
そのためきちんと試行回数とデータに基づいて、手法の有効性を確認しておく必要があります。
いくらルールに忠実だとしても、従うべき手法が間違っていたのであれば、ただただ資金を減らすだけになるでしょう。
ポイント3:負けた原因を分析・検証
負けた原因を深掘りする上で重要なポイントは、「相場に絶対はない」と知ることです。
トレードノートを振り返ってみたとして、負けた原因がピンポイントで見つかるわけではなく、手法に従ってトレードしていたとしても、負ける時は負けます。
たとえ今まで勝ち続けることが出来た手法だとしても、あくまでも期待値が高いエントリーだったということに過ぎません。
FXは期待値を追求して利益を残していくゲームなので、負けた原因の分析も重要ですが、時に割り切ることもまた重要なのです。
FX初心者がトレードノートを無理なく継続させるには?
トレードノートの習慣は、文字通りかなり地味な作業になるため、多くの人は継続できずに途中で投げ出してしまうでしょう。
ただ何事においても結果を出すためには継続が重要で、トレードノートによって得られる恩恵も然りです。
本節ではトレードノート継続のコツについて紹介していきますので、以下のいずれかを取り入れてみてください。
コツ1:テンプレートの準備
「Excel」や「Googleスプレッドシート」を活用して、予めトレードノートのテンプレートを作成しておきましょう。
トレードの詳細を紙面に書くと思うと、余計にめんどくさく感じてしまうものです。
そこでオンライン上で記入できるトレードノートを準備しておくことで、どこでもスキマ時間にサクッと仕上げられるようになります。
継続のハードルを下げるには、まず着手の面倒さを取り除くのが何よりの有効打となるでしょう。
コツ2:約定利益を参照
毎回トレードログを残すのが面倒という方は、口座から確認できる「約定利益」を参照してみてください。
エントリーや決済のタイミングが細かく残されていますので、後々チャートを遡ることで、トレード時の状況を思い出すことができるでしょう。
ただ基本的に土曜日はメンテナンスのため、各FX会社の口座へログインすることが出来ません。
平日の空いた時間を活用するか、日曜日にまとめて進めるのがおすすめです。
コツ3:TradingViewの活用
TradingView(トレーディングビュー)には、トレードノートの機能がデフォルトで備わっています。
チャート画面右下、通貨ペアが表示されている欄に「ノートを追加」というボタンがあるので、ここで自由にメモを残すことが出来ます。
またTradingViewには他にも様々な機能が搭載されており、無料で使えるチャートツールとしては随一と言えますので、ぜひ日々のトレードに取り入れてみてはいかがでしょうか。
TradingView(トレーディングビュー)とは?特徴やメリット・デメリットを解説まとめ:FX初心者こそトレードノートを習慣化すべし!
本記事では、FXにおけるトレードノートについて解説しました。
FXはきちんと学ぶことで成績が改善されていくものですが、感覚的に捉えるか、目に見える形で残しておくか、どちらが成長につながるかと言えば当然後者です。
また「自分は今までこれだけ積み上げてきたんだ!」という自信は、トレード中のメンタルを安定させてくれるでしょう。
ぜひトレードノートを習慣化して、勝ち組トレーダーへの一歩を踏み出してみてください!