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FXで稼ぐ方法は、「安く買って高く売る」といった為替差益だけではありません。
選ぶ通貨ペアによっては、ポジションを保有するだけで「スワップポイント」が付与されるため、頻繁にトレードを繰り返さずとも稼げるようになります。
FXトレーダーにとって、スワップポイントを狙った運用は広く知れ渡った手法になりますが、本記事で紹介する仕組みや注意点を押さえることで、より稼ぎやすくなるでしょう。
記事後半では、スワップ投資向きのおすすめなFX会社についても紹介していますので、これから始めようとされる方は、ぜひ参考にしてみて下さい!
目次
スワップポイントとは?
本節では、スワップポイントの仕組みについて詳しく解説していきます。
トレーダーの中には、スワップポイントだけで生計を立てる人も存在するほど魅力あふれる運用手法なので、ぜひ習得しておきましょう!
政策金利とは?
スワップポイントについて説明するためには、まず政策金利について知っておかねばなりません。
政策金利とは、インフレや経済格差を是正するために制定されるもので、保有する現金の資産に付与される金利のことを指します。
例えば、私たちの暮らす日本の政策金利は「-0.1%」です。
そのため今保有している現金の資産価値は、一年後においても殆ど変動することはありません。
一方、高金利として有名なトルコの政策金利は「17%」です。
つまり、100万円分のトルコリラを銀行に預けていると、1年後には金利が付与されて、残高は117万円になっているでしょう。
スワップポイント = 政策金利の差
本記事の主題であるスワップポイントは、上述した政策金利の差を調整するためのものです。
例えばUSD/JPYをロングでエントリーするとき、トレードとしては「円を売ってドルを買う」というやり取りになります。
つまり、日本円を米ドルに両替していることと同義であり、米ドルを保有していれば当然アメリカの政策金利が付与されるというわけです。
ちなみに、日本とアメリカの政策金利の差は、2022年3月現在で「0.26%」です。
内訳としては、日本の政策金利が「-0.1%」、アメリカの政策金利が「0.25%」になります。
仮に100万円分を米ドルに両替して1年間放置した場合、両国の差となる金利「0.26%」が付与されて、残高は100万円→100万2600円に増加するでしょう。
この増加分をFXではスワップポイントとして付与する仕組みとなっており、選ぶ通貨ペアやレバレッジの活用によって、為替差益以上に稼ぐことも可能です。
スワップポイントの計算例
スワップポイントの具体的な計算方法について、本節ではトルコリラ円を例に解説していきたいと思います。
一見すると複雑そうに思える計算式も、以下の4ステップに区切ることで、比較的分かりやすくなるのではないでしょうか。
ステップ1:金利の差を確認
今回スワップポイントを計算するのは、高金利通通貨ペアとして有名なトルコリラ円です。
まずは、通貨ペアを構成する両国の金利差を調べてみましょう!
調べるのに重宝するのが、「外為どっとコム」が提供している政策金利一覧表です。
一覧表より、トルコの政策金利は「17%」であり、また日本の政策金利は「-0.1%」であることが分かります。
つまり両国の金利差は「17.1%」という結果になり、100万円をトルコリラに両替して1年間放置した場合、17.1万円の金利が付与されるということです。
スッテプ2:1ロット保有に必要な資金の計算
トルコリラ円を1ロット保有するために必要な資金は、次のように計算されます。
上式の通り、トルコリラ円を1ロット保有する際には、80000円の資金が必要です。
なおFXではレバレッジが活用できるため、さらに少額資金で運用することも可能であり、その点についても後々解説していきます。
スッテプ3:1ロット保有した時のスワップポイント
1ロット保有した時のスワップポイントは、ステップ1とステップ2で求めた数値を掛け合わせることで求めることができます。
以上までの計算より、トルコリラ円を1ロット、1年間保有することによって13680円のスワップポイントが得られることが分かりました。
スッテプ4:1日あたりのスワップポイントの算出
最後のステップとして、1日あたりのスワップポイントは、次のように求めることができます。
ここまでをまとめると、トルコリラ/円のスワップポイント運用では「80000円の資金によって毎日37円を受け取れる」という結果が明らかになりました。
とはいえ、この金額がそのままFX口座に反映されるわけではありません。
実際に付与されるスワップポイントは、FX会社の手数料や調整込みの金額となっており、例えばLIGHT FXのトルコリラ円スワップは「22円」です。
また、提示されるスワップポイントは常に固定というわけでもなく、また選ぶFX会社によっても大きく異なります。
そのため、スワップポイント狙いであれば、それ専用の口座を持つべきといえるでしょう。
レバレッジの活用でスワップポイントをさらにお得に!
FXといえば、レバレッジの活用も魅力の1つです。
レバレッジを上手に効かせることで、より資金効率良くスワップポイントを受け取れるようになるでしょう!
必要資金とレバレッジの関係
例えば、トルコリラ円を1ロット保有するためには、80000円の資金が必要でした。
しかしこれは、レバレッジ1倍を想定した数値であり、FXでは証拠金を担保として、以下のように、より少ない資金でポジションを保有することができます。
口座資金:80000円 → レバレッジ:1倍
口座資金:40000円 → レバレッジ:2倍
口座資金:8000円 → レバレッジ:10倍
口座資金:3200円 → レバレッジ:25倍
ここで重要なポイントは、レバレッジをどれだけ効かせても1ロットは1ロット、受け取れるスワップポイントは変わりません。
つまり最大レバレッジを適用することで、わずか3200円という資金だけで、毎日22円(LIGHT FX 基準)のスワップポイントを受け取れるようになるのです。
スワップポイントで生活費を稼ぐための必要資金
さて、不労所得ともいえるスワップポイントですが、先ほど紹介したレバレッジを駆使することで、生活費程度であれば簡単に稼ぐことができます。
生活にかかるお金は人それぞれ異なりますが、本節では一例として20万円と仮定してみましょう。
そうすると、1日あたりに受け取るべきスワップポイントは、大体7000円弱であることが推測できます。
つまりトルコリラ円(22円 / ロット)であれば、約318ロット!
1ロットあたり最低3200円でポジションを保有できる(レバレッジ25倍)ため、約102万円あれば、その仕組みが整います。
とはいえ、これは最大までレバレッジを効かせた想定であり、またトルコリラ円も現状おすすめできる通貨ペアではありません。
スワップポイントに注力しているLiGHT FXが、トップページからトルコリラ円を排除して、メキシコペソ円・南アフリカランド円しか表示していないということは、つまりそういうことです。
本記事をきっかけにスワップポイントの積み立てを始める方は、くれぐれもトルコリラ円を選ばないよう、またレバレッジには余裕を持たせて運用することを強くおすすめします。
例えば、メキシコペソ円のスワップポイントで生活費を稼ぐためには、どれくらいの資金が必要になるか、以下の記事で紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
【シミュレーションあり】FXにおける効率的な複利運用とは?スワップポイント投資の注意点
ここまで紹介してきたスワップポイント運用は、いくつか注意しておかねばならない点があります。
認識を誤って大きな損失を出さないためにも、必ず以下のポイントを押さえておきましょう。
注意点1:為替レートの下落
いくらスワップポイントを積み上げようとも、それ以上に為替差益で負けてしまうことも考えられます。
たとえば、先ほどから取り上げているトルコリラ円は、長期にわたって下落トレンドを形成しており、どのタイミングでエントリーしようが含み損を抱えてしまうでしょう。
スワップポイントと含み損、どちらが優位になるのかは議論の分かれるところですが、少なくともトルコリラは手放しに推奨できる通貨ペアではありません。
せっかく積み上げたスワップポイントも、一度のロスカットで全てを失うことになりかねませんので、運用する際は安定性の高い通貨ペア(メキシコペソ円・南アフリカランド円など)を選ぶようにしておきましょう。
注意点2:FX会社ごとの違い
スワップポイントを目的としてポジションを保有する際、FX会社によって受け取れるスワップポイントが異なるという点に注意しておかねばなりません。
FX会社ごとにスワップポイントはどれくらい違うのか、その差をまとめたものが以下の表になります。
FX業者 | トルコリラ/円 | メキシコペソ/円 | 南アフリカランド/円 |
---|---|---|---|
GMOクリック証券 | +17/-20 | +9/-12 | +9/-12 |
DMM FX | 取り扱いなし | +9/-12 | +9/-12 |
LINE FX | +22/-29 | +11/-18 | +9/-12 |
松井証券 | +30/-40 | +7/-17 | +7/-17 |
外為オンライン | +10/-150 | +5/-25 | +5/-25 |
LIGHT FX | +22/-22 | +10.1/-10.1 | +9.1/-9.1 |
みんなのFX | +22/-22 | +9.1/-9.1 | +9.1/-9.1 |
インヴァスト証券 | +28/-53 | 取り扱いなし | +9/-19 |
同じ通貨ペアを運用するにしても、選ぶFX会社によって大きく異なるということがお分かりいただけたでしょうか?
スワップポイント目当てに運用するのであれば、より多くを受け取れる、有利な口座で始めるようにしましょう!
注意点3:スワップポイントの変動
毎日口座に付与されることになるスワップポイントは、次の2つの理由によって、変更されることがあります。
1つ目は、政策金利が常に変動しているためです。
例えば、以前は高金利通貨として人気の高かった豪ドルも、現在の政策金利はたったの0.10%です。
こちらの一覧表を見て分かる通り、各国の政策金利は大きく変動を続けており、今現在受け取れているスワップポイントが今後も継続するかどうかは分かりません。
また2つ目の理由は、各FX会社の調整によるものです。
スワップポイントは上述した通り、FX会社の手数料や調整が考慮された上での金額になるため、FX会社のさじ加減によって簡単に変更されてしまいます。
そのため、1つの口座に依存しないようスワップポイントを受け取る口座を分散させる、というやり方が対策として有効になるでしょう。
スワップポイント運用におすすめのFX会社3選
これからスワップポイント運用を始めてみたいという方は、より多くのスワップポイントが付与される、以下のFX会社がおすすめです。
ヒロセ通商
もっともスワップポイントが受け取れるFX会社はどこかといえば、常に順位は変動しているため一概にはお答えできません。
しかし、ヒロセ通商は常に3本指に入るであろう、圧倒的な高いスワップポイントを提示しています。
専業のスワップ投資家からも選ばれるFX会社なので、少しでも多く受け取りたい方は、ここを選ぶべきでしょう!
LIGHT FX
記事内でも取り上げたLIGHT FXは、スワップポイントに注力していることで有名です。
トレーダーのアンケート調査においても、同社はスワップ部門で3年連続で1位を樹立!
単純に口座スペックも高く、特に初心者ほど、そのシンプル性や利便性に満足されるのではないでしょうか。
IG証券
IG証券は、安定したトレードの実現に注力しているFX業者です。
スリッページも少なく、約定力は非常に強い、もちろんスワップポイントも国内最高水準です。
トルコリラ等の高金利通貨は元々、流動性の低さからスプレッドが安定しない傾向にありますが、IG証券であればトレードのコストをかなり抑えることができるでしょう!
まとめ:スワップポイントは政策金利の差から計算できる!
本記事では、スワップポイントの計算方法について、以下のポイントを中心に解説しました。
- スワップポイントの概要について
- スワップポイントの計算例
- レバレッジの活用の重要性
- スワップポイント運用の注意点
- スワップポイント運用におすすめのFX会社
スワップポイントは、超低金利が続く日本だからこそ、魅力を感じる運用といえるでしょう。
日々受け取る金利はわずかでも、その積み上げ力を無視することはできません。
記事内でも示した通り、レバレッジを駆使することで数万円程度であれば簡単に稼ぐことができ、また最も作りやすい不労所得の1つです。
時間も手間もかからない、それでいて即座に結果が現れるスワップポイント運用を、ぜひ皆さんも始めてみてはいかがでしょうか。