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FXにおいて手っ取り早く資金を稼ごうと思えば、短期間のトレードを繰り返して利益を積み上げる「スキャルピング」が最も効率的です。
ただどれだけ「スキャルピングで稼ぐぞ！」と意気込んだとしても、選ぶ口座によっては、スキャルピングそのものが禁止されていることをご存知でしょうか？
禁止される理由、スキャルピング公認の口座など、スキャルパーを目指す上で熟知しておく必要がありますので、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
目次
スキャルピングとは
スキャルピングは、短期間にトレードを頻繁に繰り返す手法です。
ローソク足のわずかな値動きを捉え、仮に含み益が少ししかなくとも、瞬間的な利確を積み上げます。
FXのスキャルピング手法とは？注意点や勝つためのコツをご紹介 資金効率が良いというメリットがありますが、誰にでも推奨できる手法というわけではありません。
なぜなら、スキャルピングは以下の難点を抱えているからです。
・難易度とリスクが高い
・ギャンブル的なトレードになりがち
・FX会社によってはスキャルピングを禁止している
トレードスキルに自信があれば、ある程度の難点については解決できますが、スキャルピング自体が禁止されていては、もう個人でどうにかできる問題ではありません。
そのためスキャルピングを行う際は、必ず認められた口座を選ばなけれなりませんが、そもそもなぜスキャルピングが禁止されているか理由をご存知でしょうか？
スキャルピングが禁止される理由
スキャルピングが禁止される理由は、大きく分けて2つあります。
・FX会社のサーバーに負担をかけすぎないため
・為替レートに影響を与えないため
以下、それぞれ順番にみていきましょう。
理由１：サーバーに負担をかけすぎないため
スキャルピングのような高頻度のトレードは、FX会社のサーバーに大きく負担をかけてしまいます。
少人数であればさほど影響はありませんが、大多数のトレーダーがこぞってスキャルピングを行った場合、サーバーがパンクして、まともに発注 or 決済ができなくなる恐れが生じます。
サーバーが機能しなくなれば利用者全体に迷惑をかけることになるため、FX会社としてもスキャルピングを易々と認めるわけにはいきません。
一方、強いサーバーを持つFX会社ではスキャルピングを認めておりますので、そちらについては記事後半より紹介していきたいと思います。
理由２：為替レートに影響を与えないため
カバー取引先に影響を与えないために、過度なスキャルピングを禁止しているFX会社もあります。
例えば外貨ex byGMOでは、スキャルピングを行った場合、保有ポジションを強制的に決済する可能性がある旨を公開しています。
第 21 条（強制決済）
2.(7) お客さまが短時間のうちに、または高頻度で取引を行い、それにより当社が行うリスクの減少を目的としたカバー取引に影響を与えると当社が合理的に認めた場合。【引用元：外貨ex byGMO約款】
スキャルピングによってカバー先の為替レートに影響を与えた場合、他のトレーダーの不利益に繋がる恐れがあります。
分かりやすく言えば、相場をコントロールする少人数のトレーダーが存在した時点で、その相場は公平ではなくなるということです。
また「〇〇会社のトレーダーが意図的に為替レートを操作している」といった噂が広まれば、その会社にとっても痛手となるでしょう。
以上2つの理由から、FX会社によってはスキャルピング自体を禁止しているというわけなのです。
スキャルピング禁止の定義
スキャルピング禁止といわれても、どこからがスキャルピングになってしまうのでしょうか？
一定時間を置けばトレードしても良いのか、1分ごとなのか、Lot次第なのか…？その定義が曖昧であるため、不安に感じる点も多いかと思われます。
そこで本節では、スキャルピング禁止の定義について考察していきたいと思います。
スキャルピング禁止とは明言されていない
実は、取引規程として「スキャルピング禁止」と明言しているFX会社はありません。
スキャルピングを思わせる「FX会社のサーバーに高頻度な取引」「為替レートに影響を与える行為」これらを禁止しているのであって、大々的にスキャルピングを禁止しているわけではないのです。
その一例として、DMM FXのスキャルピングに対する公式見解をチェックしてみましょう。
DMM FXが公開する「店頭外国為替証拠金取引（DMM FX）約款」では、「禁止事項」に以下を定めています。
(5) 取引の如何に関わらず本取引システム又は本取引システムの運用に対して過大に負荷を強いる行為
(9) 短時間での注文を繰り返し行う行為
やはりスキャルピングではなく、スキャルピングを思わせる表記しか見当たりません。
しかし、上記については数値的な基準まで公開されていないため、どこからがスキャルピングになるのか不明瞭です。
スキャルピングの基準を公開していない理由
いくつかのFX会社に対して、筆者がスキャルピングの基準について確認したところ、以下の旨を回答いただきました。
・社内ではスキャルピングと認定する基準を設けている
・スキャルピングの基準は一般公開できない
FX会社内ではスキャルピングの基準を設けているものの、それは一般公開できないとなれば、おそらく利用者に対する牽制を目的としているのでしょう。
数値的な基準を公開してしまえば、その基準ギリギリまで取引されてしまい、恒常的にサーバーに負担をかけることになります。
しかし、その基準を公開しなければ、利用者はギリギリの見極めができず高頻度なトレードを躊躇してしまうはずです。
スキャルピング禁止と明言してしまえば、利用者数の低下につながる恐れもあるため、スキャルピングを牽制させる表記にしておく方が、FX会社にとっては利が大きいためと考えられるでしょう。
スキャルピング公認！おすすめ口座３選！
本節では、スキャルピングを公認しているおすすめ口座を3つほど紹介していきます。
いずれも約定力が高く、スリッページを起こしにくい口座となっておりますので、スキャルピングを行うつもりがなくともメイン口座として申し分ありません！
JFX株式会社
- スキャルピング公認で約定力も強い！
- 取引量に応じてポイントが還元され、豪華賞品と交換できる！
- スプレッドは狭いものの、スワップポイントは若干不利…
JFXはスキャルピング特化の口座として、専業トレーダーから支持を集めるFX会社です。
スリッページを起こさせない高い約定力、狭いスプレッド、取引量に応じたポイント付与など、高ロット＆高回転のトレードを好む人にうってつけの環境でしょう。
気になる点としては、若干ながらスワップポイントが弱い点が挙げられますが、ポジションを持ち越さない短期売買であれば、特に気にする必要もないかと思われます。
LIONFX（ヒロセ通商）
- オリコン顧客満足度ランキング第1位を達成！
- 取引量に応じてポイントが還元、豪華賞品と交換できる！
- 様々なデバイスに対応した専用取引ツールを配布！
ヒロセ通商は、スキャルピングを行う上で必須ともいうべき口座です。
大体のメリットについては上述したJFXと同じになりますが、スマホ版のチャートツールに関しては、LION FX（ヒロセ通商）の方が使いやすいです。
チャートツールの詳細については以下の記事にて紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください！
顧客満足度 総合1位！ヒロセ通商（LION FX）のメリット・デメリットを徹底解説！ サクソバンク証券
- 取り扱い通貨ペア150種類以上！
- MT4が利用可能！
- FXだけでなく、CFD・株式・先物などラインナップが豊富！
トレードできる金融商品・銘柄数の合計は20000以上、選択肢の多さで言えばサクソバンク証券の右に出るものはありません。
またMT4を利用できるのも大きなメリットで、スキャルピングに欠かせないチャート分析、検証、ライン引きなど、サクソバンク証券の口座1つで全て対応できるでしょう！
まとめ：スキャルピングは公認口座を選ぶべし！取引規定のチェックも忘れずに！
本記事では、FXにおけるスキャルピンング禁止について、以下のポイントを中心に解説しました。
- スキャルピングとは
- スキャルピングが禁止される理由
- スキャルピング禁止の定義とは
- スキャルピング公認！おすすめFX会社3選
スキャルピングは、FX会社のサーバーを守るため、また為替レートの変動に影響を与えないため、以上2点の理由から禁止されうることを覚えておきましょう。
どれだけ資金効率が良くても、ルールに違反するようでは元も子もありません。
口座凍結のリスクを取り除くという意味でも、スキャルピングは必ず公認された口座を活用するようにしましょう。
以上、参考にしていただければ幸いです。
