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FXを始めるにあたり、口座開設は避けては通れません。
また、いずれのFX会社においても口座開設には審査があるため、通過できるかどうか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、審査落ちに直結するよくある原因について解説していきます。
主婦や無職の方でも審査に通るコツ・ポイントについても合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
FX口座開設における審査の目的とは?
FXの口座開設に際して、そもそもどういった目的で審査を実施するのでしょうか?
審査の目的は、大きく分けて以下の3つが考えられます。
審査の目的:
- 投資家を守るため
- マネーロンダリング等の不正を防止するため
- トレードの公平性を保つため
簡単に変えれば、上記の項目に抵触しなければ基本的には審査に通ると考えられるでしょう。
どういった状況になれば問題があると判断されるのか、その点については記事後半より解説していきます。
FX会社は口座開設の審査を通したい
FX会社は新規顧客獲得に向けて、基本的には審査を通過させたいと考えています。
ただ、金融商品取引法では以下の4項目が掲げられており、下記を遵守するためにも審査を実施せざる得ないというわけです。
(1)投資性の強い金融商品に対する横断的な投資者保護法制(いわゆる投資サービス法制)の構築
(2)開示制度の拡充
(3)取引所の自主規制機能の強化
(4)不公正取引等への厳正な対応
引用元:金融庁|金融商品取引法について
一見すると難しそうな文言に感じるかもしれませんが、臆する必要はありません。
記事後半で紹介する「審査落ちとなる原因」についてしっかり理解しておけば、大抵の場合は問題なく審査をクリアできるでしょう。
審査に向けての申請
口座開設に向けた審査の申請は、各FX会社の公式HPより進めることができます。
申請時に入力する情報は、以下の通りです。
申請時に入力する情報:
- 氏名
- 郵便番号
- 住所
- 生年月日
- 性別
- 電話番号
- メールアドレス
- 国籍
- 職業
- 年収
- 金融資産
- 投資目的
- 投資経験
上記の中で最も重要なのが「年収」と「金融資産」です。
特に「無収入の状態」かつ「資産ゼロ」であれば審査に落ちることも考えられますので、その点は踏まえておきましょう。
審査に必要な書類:
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 住民票の写し
- 住民票記載事項証明書
- 印鑑登録証明書
- 在留カード(外国籍の場合)
- 特別永住者証明書(外国籍の場合)
本人確認書類として利用できるのは、上記の通りです。
顔写真込みの書類であれば1点のみの提出でOKですが、顔写真が含まれていない書類に関しては、基本的にいずれか2点の提出が必要になります。
審査に落ちる5つの原因
審査に落ちる原因としては、主に以下の4つが挙げられます。
- 収入あるいは資産がない
- 申告した情報に誤りがある
- 投資経験がない
- 取引の公平性を乱すリスクがある
- 条件を満たしていない
なぜ上記の項目が審査落ちの原因になると考えられるのか、その理由については「金融商品取引法」から読み解くことができます。
原因1:収入あるいは資産がない
上で紹介したように、金融商品取引法には「投資性の強い金融商品に対する横断的な投資者保護法制の構築」が定められています。
簡単に言えば、金融商品取引で投資家が破産しないための取り組みのことです。
FXであれば、最大25倍までのレバレッジを適用できますが、追証が生じるリスクもゼロではありません。
そうなった際、収入あるいは資産がない投資家は八方ふさがりとなるため「きちんと弁済できるのか」また「投資家の人生に影響を与えないか」審査の段階で確認しておくというわけです。
原因2:申告した情報に誤りがある
口座開設をする際、申告した情報に誤りがあればそれを認めるわけにはいきません。
なぜなら金融商品取引法では、顧客の本人確認が義務付けられており、確認が取れないまま審査に通してしまうとFX会社が罰則を受けることになるからです。
例えば、申請時に入力した住所と提出した書類に記載された住所に相違があれば、審査の通過は難しくなるでしょう。
一発で審査をクリアするためにも、誤りがないか確認しておくと良いでしょう。
原因3:投資経験がない
投資者を保護するためにも、FX会社は個人の投資経験について確認を行います。
例えば、投資経験ゼロの人がいきなりハイレバでポジションを持てば、大事なお金を吹き飛ばす可能性は極めて高いでしょう。
なぜなら投資経験がなければ、何が危ないのか経験から判断できないからです。
FXにおいては、時に取り返しのつかない失敗や損失を被ることもありますので、そういったリスクを排除するためにもFX会社は「投資経験」を予め確認しておくというわけです。
原因4:取引の公平性を乱すリスクがある
金融商品取引法では、「取引の公平性」についても厳しく言及しています。
例えば、知人や親族に為替相場関係で働く人がいたり、そもそも自分が為替に関わるところで働いていれば、情報のキャッチアップに関しては他者よりも有利です。
ただFX会社は、全ての取引が公平に行われることを前提として営業が認可されているため、不正取引の疑いがある顧客を審査に通すわけにはいきません。
おそらく大半の方にとっては関係ない話ですが、自身に取引の公平性を乱す懸念点があれば、口座開設の前にその点を排除しておく必要があります。
原因5:条件を満たしていない
FX会社の公式ページでは、口座開設に際して条件を提示しており、それらをクリアできなければ審査を通過することができません。
とはいえ、多くの人にとっては特にネックとはならない条件のため、その点はご安心ください。
各社の主な条件は、以下表のとおりです。
FX会社 | 年齢 | 金融資産 | 居住地 |
---|---|---|---|
LIGHT FX | 18歳~80歳以下 | 指定なし | 国内 |
GMOクリック証券 | 20歳~80歳以下 | 100万円以上 | 国内 |
DMM.com証券 | 20歳~75歳以下 | 指定なし | 国内 |
外為どっとコム | 20歳~80歳以下 | 指定なし | 国内 |
ヒロセ通商 | 20歳~75歳以下 | 指定なし | 国内・海外※ |
外為オンライン | 20歳以上 | 指定なし | 国内 |
GMOクリック証券では、FXの口座開設者には「資産100万円以上の保有」を条件としています。
そのため、まだ資産をお持ちでない方や、そもそも初心者の方は「LIGHT FX」や「ヒロセ通称」での口座開設をお勧めします。
主婦や無職でもFX口座開設の審査に通る?
結論からお伝えすると、主婦や無職の方、学生の方でもFXの口座開設は可能です。
基本的には、前節で紹介した5つの項目に抵触しなければ、問題なく審査を通過できるでしょう。
ただし、全てのFX会社が同じ審査基準を設けているわけではありません。
同じ申請内容でも、審査に通るか落ちるかは実際に試してみないと分からないため、仮に審査に落ちた場合は他のFX会社に申し込んでみるのも一案です。
主婦FXトレーダーの成功者に学べ!主婦でも毎月コンスタントに利益を出す方法とは?まとめ:FXの口座開設における審査は、基本的に誰でも通過できる!
本記事では、FXの口座開設における審査について解説しました。
たとえ主婦であれ無職の方であれ、条件を満たしていれば審査に落ちることはありません。
ただし、100%審査に通過できるわけではなく、仮に審査に落ちてしまったとしても、何社か申請を試みてみることをおすすめします。
また無事に口座開設できた際には、以下の記事からトレーダーとしてのステップアップを目指してみてはいかがでしょうか。
以上、参考にしていただければ幸いです。