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自分がエントリーした瞬間からトレンドが転換し、みるみる含み損が大きくなっていった…という経験をしたトレーダーも多いはずです。
・どうして自分だけがこんな目に…
・相場の神様が自分にだけ意地悪しているのでは?
・結局FXって運ゲーじゃん。
残念ながら、このような考えを抱いたままでは一生負け組のままで終わるでしょう。
しかし、それにしても数多く出くわす「自分がエントリーした瞬間から逆に動いてしまう現象」この正体とはどういったものなのでしょうか。
目次
FX初心者あるある?エントリーした瞬間から逆に動く理由
結論:実力不足
自分がエントリーした瞬間から、どうしてチャートは逆に動いてしまうのか…残念ながらそれは気のせいに過ぎません。
よりハッキリと言えば、チャート反転のサインを読み取れていない、つまりは実力不足ということです。
自分のエントリーに合わせてチャートが反転しているのではなく、タイミング悪くエントリーした時に限って、より強く印象に残ってしまうものなのです。
この事象を上手く説明する用語として、マーフィーの法則と呼ばれるものがあります。
マーフィーの法則とは
マーフィーの法則とは「人は誰しもタイミングよく失敗してしまう」という考え、ジンクスのようなものです。
例えば、洗車を終えた途端に雨が降る、スマホ落とした時はいつも画面側、奮発した時に限って翌日から割引セール等々。
FXにおいては、損切りした瞬間から値戻りする、エントリー後のトレンド反転など、経験された人も多いでしょう。
このような失敗は、自分だけにしか観測できず、それゆえに不条理に感じてしまうものなのです。
しかし、マーフィーの法則に当てはまるような現象は誰にでも起こり得ることであり、自分ごとだけではありません。
大事なのは、そこで諦めず成長のために試行錯誤を続けることなのです!
強制ロスカットされた途端に逆に動く理由
エントリー後のチャート反転については、誰もが経験することである以上、そこまで重く受け止める必要はありません。
しかし「強制ロスカットされた瞬間から逆に動く」というのであれば話は違います。
あと少し耐えきれば強制ロスカットを免れたのに…どうして強制ロスカットされた瞬間から戻しが始まるのだろう…。
この事象について、単純に運が良かった悪かったの話で片付けるのではなく、意図的に仕組まれた「狙い撃ち」であることに気づく必要があります。
これはストップ狩りと呼ばれるもので、対策を知らなければいつまで経ってもヘッジファンドにカモにされるだけでしょう。
以下の記事にて、ストップ狩りの詳細や対策について解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
ストップ狩りの原因と対策まとめ!ストップ狩りを狙う大口の心理とは?相場に振り回されないためには?
いつも自分の思惑とは逆にチャートが動くから、FXで勝てる気がしない…とトレードを諦めてしまう前に、押さえていただきたいポイントがあります。
長期的に勝つために重要なのは、相場に振り回されないよう常に余裕を持つことなのです。
レバレッジに余裕を持つ
常に相場が気になってしまう理由は、FXに対して余裕を持てていないからです。
レバレッジが25倍ギリギリの状態で運用してしまうと、少しの変動で強制ロスカットされてしまうため、何をしていてもチャートが気になってしまうでしょう。
本サイトでは再三お伝えしていることですが、FXにおいて重要なのは攻めよりも守りです。
守り重視の運用スタイルであれば、たとえ1つや2つのポジションが逆に動こうが、メンタル的には何も影響ありません。
まずは生き残りを最優先に考えて、(3倍以下を目安として)レバレッジに余裕を持たせておきましょう。
指し値・逆指値の活用
24時間相場を監視することは不可能ですが、指値・逆指値これら予約制の注文を使いこなすことで、より稼げるチャンスが広がります。
相場を見ていない時でも、より有利にエントリーできるよう指値注文を、また万が一の状況に追い込まれても逃げ切れるよう逆指値注文をそれぞれ設定しておくことで、大きく余裕が生まれるはずです。
FXの失敗を防ぐ最後の砦!逆指値注文の使い方・活用法についてインジケーターの活用
エントリー後にチャートが逆に動くとは、言い換えればエントリーの精度が低いということです。
では、エントリーの精度を上げるためにどうするべきかという話になりますが、そのためにはやはりインジケーターの活用が不可欠になるでしょう。
トレンド系・オシレーター系、それぞれ自分に合うものを探し出し、併用してエントリーから決済まで、徹底的に磨き上げてみてください。
特にオシレーター系のインジケーターは、相場の過熱感(買われ過ぎ・売られ過ぎ)を掴むためのものになりますので、タイミングの悪いエントリーを排除できるはずです。
以下の記事では、稼ぎやすいおすすめのインジケーターを紹介しておりますので、ぜひご一読いただければと思います。
稼ぎやすいFX手法ランキング!利用頻度が高いインジケーターは〇〇!?ファンダメンタルズを考慮してエントリーする
ファンダメンタルズとは、重要な経済指標や要人の発言など、相場に大きな影響を与える様々な要因のことです。
主なものとしては、以下の4つが挙げられます。
・各国の金融政策
・大臣や中央銀行総裁等要人の発言
・(米国)雇用統計
・自然災害
いくらテクニカル分析で確度の高いエントリーポイントが来たとしても、ファンダメンタルズを無視していると、予想に反した急落、急騰に巻き込まれてしまう可能性があります。
エントリーの前には、重要なファンダメンタルズがないか確認する習慣をつけるとよいでしょう。
根拠のない逆張りをやめる
逆張りでのエントリーとは、相場のトレンドに逆らってエントリーすることです。
言葉のとおり、上昇トレンドの時に売り、下降トレンドの時に買うということですが、逆張りの根拠が弱いと、当然順張り方向へチャートは伸びていきます。
この逆張りについては、上級者向けの手法であるため、「かなりトレンドが伸びているからそろそろ下がるはずだ」というような根拠のないエントリーをすると、絶対勝ち続けることはできません。
逆張りをする際には、しっかり根拠を持ち、あまり伸びないことも見越して、ロット数や損切りラインを丁寧に設定することが大切です。
エントリー後逆に動いてしまった時の対処法は?
誰しも経験があると思いますが、実際にエントリー後にチャートが反転してしまった時は、次のようなことが大切です。
損切り設定をする
先程もお伝えしたとおり、損切りラインをしっかり設定しておくことは、トータルでみた利益を上げるために非常に重要です。
・残高の○○%マイナスになったら損切り
・トレードの根拠が崩れた時に損切り
・エントリーから○○pips逆行したら損切り
損切りの目安はいくつかありますが、これらのルールを複数持っておいても問題はありません。
たとえどんなに自信のあるトレードだったとしても、思惑と逆行する可能性は否定できませんので、確度の高いエントリーこそ、しっかり損切りを行うようにしましょう。
相場環境の再認識を行う
エントリー後に逆に動いた場合でも、また元の方向に戻ってくる可能性もあります。
そのため、むやみやたらに損切りするのではなく、きちんとテクニカルやファンダメンタルズも含めて環境を再認識し、それによって撤退するかどうか見極めるのが大切です。
分析した結果、損切りが良しと見れば、即座に割り切って損切りし、一旦自身のトレードプランを見直して、しっかりと検証を行うようにすると良いでしょう。
FXで勝てる人の環境認識とは?今日から身に付くトレーニング例題5問!両建てをする
エントリーしてすぐに逆行した場合、当初のポジションに加えて新たに逆行した方向にポジションを取り(両建て)、相場の様子を見るという方法があります。
具体的には、両建て後、当初のプラン通りに値動きが進めば、逆方向に設定したポジションは決済し、そのまま逆行が続くようであれば、当初のポジションを決済します。
ただし、この方法は、判断やタイミングを間違えてしまうと、両方のポジションで大損をしてしまうということになりかねません。
両建ては、あくまで経験と素早い判断が必要な上級者向けの手法として頭に入れておいてください。
両建てが最強と言われる理由とは?FX初心者が知っておくべき両建てのポイントまとめ:「逆に動く」という感情は実力不足!
本記事ではエントリー後の反転、「逆に動く」という感情について、以下のポイントを中心に解説しました。
- エントリーした瞬間から逆に動く理由
- 強制ロスカットされた途端に逆に動く理由
- 相場に振り回されないための運用手法
チャートの値動きに振り回されてしまうのは、結局のところ実力不足に過ぎません
エントリーの精度を磨き、また逆に動きても狼狽えず静観できるメンタルが必要になります。
それは短期間のトレーニングで身につくものではなく、長年相場に生き残ってようやく習得できるもの。
早々に諦めるのではなく、試行錯誤の気概を持って長期的に取り組んでいきましょう。
以上、参考にしていただければ幸いです。