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FXスワップ運用のリアル検証は第14・15週目。
今回は設定どおりのレンジ運用を淡々と回し、売買は必要最小限に留めて口座配分のバランスを整えました。
日々のスワップを着実に受け取りつつ、レバ5倍以下の資金管理を堅持しています。
この記事では、約定履歴と保有状況、通貨ごとの地合いを手がかりに、次週へ向けた見直しポイントを簡潔に整理していきます
目次
第16・17週のFXスワップ運用結果を振り返り
第16・17週(10/1~10/14)は、決済7件・新規9件と売買の巡りが良く、口座配分を保ちつつポジションの層を厚くしました。
以下、期間中の約定内容と最新の累計、そして今回利益がいつもより多かった理由を簡潔に整理します。
利確状況・累計利益・新規ポジション
第16・17週の確定利益は 25,789円です。

確定利益のうち、決済利益は 24,226円、付与スワップ 1,563円で、どちらも順調と言えます。
なお、現時点での累計益は以下の通りです。
- 累計決済利益:65,824円
- 累計スワップ益:15,446円
- 累計利益合計:81,270円
今期間は、運用開始してから最も利益の多い週間となりました。
その理由としては、主に以下の2点が関係していると思われます。
①:与党総裁選の決着で政策継続シナリオが優勢に
↳成長投資の継続観測が強まり、国内株が上昇 → リスク選好で円売り
②:日銀の早期引き締め観測が後退
↳新内閣発足直後に政策の急転換は起きにくいという見方が優勢。
まとめると、「新総裁決定に伴う政策継続期待」にとって円安に傾くことになりました。
続いて、第16・17週における新規ポジションは以下の通りです。

後述しますが、クロス円チャートは大きく動いており、それに伴い新規のポジションも増えています。
現在の保有ポジション(10月14日時点)
最後に、現在のポジション状況です。

現在は計5ポジションを保有しています。
当初の運用ルールでは、直近ポジションの含み損が–3,000円に到達したら、3ロットずつ買い増しする方針でした。
しかし今回は相場の変動が大きく、エントリー判断が遅れたため、含み損が–4,000円に達した時点で買い増しとなりました。
そのためタイミングのズレを補正する目的で、いくつかのポジションでは買い増し数量を4ロットに調整しています。
ルールの基本は維持しつつ、今回は相場急変への対応として数量で帳尻を合わせた、という位置づけです。
【10/1~10/14】各通貨ペアの値動き
今期間はクロス円が上昇→急反落→戻りという三段構えです。
MXN/JPY・ZAR/JPYともに10日までは右肩上がり、その後11日に円買いで急落、週末にかけて戻しを試す展開でした。
急伸・急落はあったものの、いずれも最終的にはレンジ内へ回帰しています。
メキシコペソ円(MXN/JPY)

ペソ自体に決定的な材料は乏しく、値動きの主役はあくまで円と米金利でした。
月初から10日までは、政策継続観測と金利差の意識がキャリー志向を後押しし、8.00台前半から8.33〜8.35近辺まで素直に上昇しています。
しかし、11日にかけては円買いの一波で8.10〜8.12へ急速に巻き戻し、週末には再び買いが入り8.20台まで持ち直しましたが、高値圏ではイベント警戒が残り、上値はなお重い印象です。
総じて、ペソ円は外部環境に従う形で「押せば拾われ、上では慎重」という往復のリズムが続いています。
南アフリカランド円(ZAR/JPY)

ランド円も構図は似ています。序盤は円安地合いに資源市況の底堅さが重なり、8.90台手前まで上伸しました。
もっとも、ランド特有の財政・電力面の不透明感は相場の上蓋として意識され、11日の円買いが点火剤となって8.66〜8.70まで一気に反落しています。
その後はリスク選好の回復で8.80前後まで戻しつつも、高値は切り下がり気味で、8.86〜8.92の壁は厚いままです。
結果として、高値圏の持ち合いに戻り、押し目は機能するが追いは鈍い、そのような値動きが続いています。
【10/1~10/14】メキシコ・南アフリカ情勢まとめ

円主導の上昇→巻き戻し→持ち直しという往復の中で、MXN/JPYは8.00台前半から8.30台前半まで上伸後に急反落、のち8.20台へ回帰しています。
ZAR/JPYは8.90近辺まで上値追い後に8.60後半まで反落、再び8.80前後で推移しました。
日本の与党総裁選決着に伴う政策継続観測と、米金利高止まりが円安を誘導する形となり、両通貨とも通貨固有材料より外部環境で振らされる局面が続いています。
メキシコ(MXN)の情勢
- 円主導+米長期金利の高止まりでキャリー需要が回復、10日まで上昇 → 11日に円買いで急反落。
- バンシコは高金利維持(タカ派バイアス継続)。国内サプライズは小さく、外部(円・米金利)に同調。
- 想定レンジは8.10~8.35。上は8.33–8.35で重く、下は8.18–8.20→8.10が押し目候補。
- 戦略メモ:上で小刻みに利確、下は分散で拾う。イベント時は振れ幅拡大に注意。
南アフリカ(ZAR)の情勢
- 円主導で8.45→8.90台手前まで上伸、11日に8.66–8.70へ巻き戻し → 週末8.80前後へ持ち直し。
- SARBは高金利維持。一方で財政・電力問題が上値のフタとなり、追い高は鈍い。
- 想定レンジは8.66~8.92。上は8.86–8.92が厚い抵抗、下は8.70近辺が目先サポート。
- 戦略メモ:戻りは段階利確、押しは限定で拾う。資源センチメントと円ヘッドラインでブレやすい。


