【STEP5】チャートで見るFX取引の流れ&注文パターンについて

【STEP5】チャートで見るFX取引の流れ&注文パターンについて

(FX取引って、実際どんな感じなんだろう?)

(注文の種類は、どんなパターンがあるんだろう?)

FX取引において注文パターンは様々あるため、何を使うべきかのか最初は悩ましいところです。

そこで本記事では、初歩的な注文から知っておくと便利な注文など、エントリーと決済の流れを踏まえて解説していきます。

FXで稼ぐためには、まず注文を出さなければ何も始まりませんので、少しでも取引を有利に進められるよう今回紹介するポイントを是非取り入れてみて下さい。

FX取引の種類と流れ

FX取引の種類

FXの注文は、大きく分けて「エントリー」と「決済」の二種類だけであり、それらをどのような条件で出すのかによって注文パターンが決まります。

エントリーとはポジションを保有することであり、FXで稼ぐためには「エントリーのタイミングこそがもっとも重要である」ということをまずは覚えておいてください。

決済とはエントリーで保有したポジションを確定させることであり、どの程度利益を取れるか、また損失を抑えられるかは、決済のタイミングに委ねられます。

取引の流れは全て「エントリー → 決済」になりますが、要は「買って売る」あるいは「売って買い戻す」といったシンプルなものなので、そこまで難しく考える必要もないでしょう。

FX取引の流れ

より分かりやすく取引の流れを掴むために、チャート画面から「エントリー → 決済」を見ていきましょう。

今回はLIGHT FXのチャート画面から一連の流れを解説していきますが、基本的にはどのFX会社においても操作は同じです。

さて、以下のチャートは、米ドル円の1分足です。

チャート画面を開いた後は「買い注文」「売り注文」どちらで入るか検討していきます。

①エントリー方向を検討する

今回の例では「買い注文」からエントリーを行うため、チャート画面上にある「買(ask)」のボタンでクリックします。

②詳細の注文情報を確認する

いずれのチャート画面においても、注文の確認画面が表示されますので、この時点で「エントリーの方向」や「ロット」等をチェックしておきましょう。

③エントリー後は状況を確認する

エントリーを済ませた後のチャート画面では、上画像のように「エントリーライン」と「現在レート」が表示されるようになります。

現在レートとエントリーラインの位置関係から、今現在の獲得pipsをある程度目算できるようになるはずです。

④適切なタイミングで決済する

最後はポジション一覧画面を開き、「約定損益」を確認してみましょう。

そして画面内にある「クイック決済」からポジションを手放すことで、1つのトレードが完結します。

注文パターンを知ろう!

初心者が覚えておくべき注文の種類は「成行注文」「指値・逆指値注文」だけで十分です。

特に指値・逆指値を使いこなせるようになると、チャートを見ていないタイミングでも取引を進められますので、必ず習得しておきましょう。

成行注文

成行注文」は取引時にレートを指定せず注文することです。

特定のレートを指定せず、基本的には注文出したタイミングで約定するため、今すぐに取引したいと判断した際は、成行注文を使うことになります。

指値・逆指値注文

指値・逆指値注文」は予約制の注文であり、これらを使いこなすことで、相場を見ていないタイミングでも取引を進められるでしょう。

指値注文は、現在のレートより上がったら売り、下がったら買いのエントリー or 決済を可能とし、より有利なレートでの取引を狙えるようになります。

逆指値注文は、現在のレートより上がったら買い、下がったら売りのエントリー or 決済を可能とし、損切りや一定の利益を残すための利確など、今よりも不利なレートでの取引を予約するものです。

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【応用編】OCO注文・IFD注文について

注文パターンの応用編として「IFD注文」「OCO注文」を紹介します。

これらを使わなくとも稼ぐ分には問題ありませんが、その有用性を実感いただくためにも、一度はデモトレードで試してみることをおすすめします。

IFD注文

IFD注文とは「IF DONE」の略であり、指定の条件を満たした場合に限り、次の注文を行う方式です。

IFD注文の活用事例:

1ドル=120円になったらロングのエントリー、1ドル=121円まで伸びたら利益確定の決済!

1ドル=120円になったらロングのエントリー、1ドル=119円まで下落すれば自動で損切り!

1つの注文でエントリー・決済まとめて設定できるという点が強みです。

OCO注文

OCO注文とは、「One side done then Cancel the Order」の略であり、「一方が成立したら、もう一方はキャンセル」という意味です。

一見するとIFD注文に似た注文方式に思えますが、OCO注文では1つの注文で、利益と損切りのどちらにも備えることができます。

OCO注文の活用事例:

1ドル=120円の時にロングのエントリー、その後121円まで伸びたら利確、一方119円まで下落すれば自動で損切り!

慣れない方からすればややこしく思えるかもしれませんが「エントリー」「利確」「損切り」これら三点を一括で設定できるのがOCO注文と覚えておきましょう。

注文時におけるレバレッジについて

レバレッジを活用することで資金効率よく稼げるようになりますが、その分リスクも高まります。

そういったリスクを極力減らすために、注文する際は、毎回必要となる証拠金をチェックしておきましょう。

上画像にある通り、米ドル円1ロットを取引する際は「約55,000円」ほどの資金が必要です。

ただ、この金額はレバレッジ25倍が適用された時の金額で、システム側が自動的に算出したものになります。

つまり、表示される証拠金目安と同額で運用してしまうと、レバレッジ25倍が適用された状態で運用することになるため、リスクが高いと言わざるを得ません。

リスクを下げるためには、証拠金目安として表示される金額よりも多めに資金を投入して、レバレッジを一定倍率まで抑える必要があります。

その他レバレッジに関する計算、注意点等は以下の記事で解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

レバレッジとは レバレッジとは?FXを始めるために必要な知識を初心者向けに解説!

まとめ:取引の流れは「エントリー」から「決済」まで!

本記事では様々注文パターンについて紹介してきましたが、それら全てを覚える必要はありません

トレーダー全体の中でも、全注文パターンを網羅して、それぞれを使いこなしている、という人は滅多にいないからです。

各注文パターンの習得に固執するのではなく、重要なのは「自分に適した注文パターンを見つける」ということを覚えておきましょう。

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