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おはようございます。だいまんです。
2021年3月30日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩は、月末を睨んでもみ合い気味の展開も米長期金利の上昇を受けて、ドルの堅調が続いた。株価面では、NYダウは、ヘッジファンドの米アルケゴス・キャピタル・マネージメントとの取引で、複数の金融機関や証券会社が、大幅な損失を計上するとの見方で、167ドル安まで下落スタートも、NY州で、明日から30代以上の市民へのワクチン接種が始まること、バイデン大統領が、更にワクチン接種を拡大すると発言したことなどを好感して、186ドル高まで反発したが、S&Pやナスダック指数は、米長期金利の上昇を嫌気して、マイナス圏で引けた。米10年物国債利回りは3月ダラス連銀製造業業況指数が、強い内容となったこともあって、1.71%台で高止まりした。
ドル円は109.37まで下落後、109.85まで反発、ユーロドルは、1.1794から1.1761で上下、ポンドドルは、1.3847を高値に1.3756まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円が128.83から129.33、ポンド円が150.59から151.82で上下、オージー円は83.34から83.94、NZD円が76.34から77.01、カナダ円は86.64から87.25で堅調に推移した。
3月30日の注目材料
- 06:45 (NZ) 2月住宅建設許可件数 [前月比] (前回2.1%)
- 08:30 (日) 2月失業率 (前回2.9% 予想3.0%)
- 08:30 (日) 2月有効求人倍率 (前回1.10 予想1.10)
- 08:50 (日) 2月小売業販売額 [前年同月比] (前回-2.4% 予想-2.8%)
- 08:50 (日) 2月百貨店・スーパー販売額・既存店 [前年同月比] (前回-7.2% 予想-4.2%)
- 15:00 (独) 2月輸入物価指数 [前月比] (前回1.9% 予想1.3%)
- 15:00 (独) 2月輸入物価指数 [前年同月比] (前回-1.2% 予想1.1%)
- 15:00 (南ア) 2月マネーサプライM3 [前年同月比] (前回9.15% 予想9.00%)
- 15:00 (南ア) 2月民間部門信用供与 (前回3.26%)
- 15:45 (仏) 3月消費者信頼感指数 (前回91 予想91)
- 16:00 (スイス) 3月KOF景気先行指数 (前回102.7 予想104.3)
- 18:00 (ユーロ圏) 3月消費者信頼感・確定値 (前回-10.8 )
- 18:00 (ユーロ圏) 3月経済信頼感 (前回93.4 予想96.0)
- 21:00 (独) 3月消費者物価指数、速報値 [前月比] (前回0.7% 予想0.5%)
- 21:00 (独) 3月消費者物価指数、速報値 [前年同月比] (前回1.3% 予想1.7%)
- 21:55 (米) レッドブック大規模小売店売上高 (前年比) (前回9.4%)
- 21:55 (米) レッドブック大規模小売店売上高 (前月比) (前回-17.6%)
- 22:00 (米) 1月住宅価格指数 [前月比] (前回1.1% 予想1.3%)
- 22:00 (米) 1月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前年同月比] (前回10.1% 予想11.1%)
- 22:00 (米) 1月S&P/ケース・シラー住宅価格指数・季調値 [前月比] (前回1.3% 予想1.2%)
- 23:00 (米) 3月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数 (前回91.3 予想96.5)
- 23:30 (米) 3月ダラス連銀・サービス売上高指数 (前回2.6)
- 23:30 (米) 3月ダラス連銀・サービス部門信頼感指数 (前回5)
- 03:30 (米) ウィリアムズNY連銀総裁・モデレート・ディスカッション参加
3月30日の相場見通し
昨晩も株価や米長期金利の動向、月末・四半期末を睨んで神経質な相場展開でしたが、本日も不安定な株価、高止まりする米長期金利、月末・四半期末のフローの動きで、相場が右方左右する展開を想定して対応しましょう。
経済指標としては、NZ2月住宅建設許可件数、日本の2月失業率・有効求人倍率、2月小売業販売額・百貨店・スーパー販売額、独2月輸入物価指数、仏3月消費者信頼感指数、ユーロ圏3月消費者信頼感・経済信頼感、独3月消費者物価指数の速報値、米1月住宅価格指数とS&P/ケース・シラー住宅価格指数、米3月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数とダラス連銀・サービス売上高指数などが公表されます。
経済指標に対する反応の鈍い展開が続いていますが、米国の経済指標は強い展開が続いています。強い結果が米長期金利を押し上げるとドル相場を支えそうです。
その他米ヘッジファンドのトラブルが、更に波及した場合、株価の波乱要因となる可能性が残っているので、こういった続報には、注意しておきましょう。
3月30日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
NZドル・ドル
上昇が月足の雲の上限を超えて0.7465まで拡大も、トピッシュとなる形から現状調整が0.6944で支えられている。一旦この位置が支えると更に突っ込み売りは厳しいが、一定の戻りがあっても、反発では売りが出易そうだ。
上値は、0.7018-0.7139ゾーンのそれ以前の安値で、転換線と絡む位置、0.7162-88の基準線と絡む位置が抑えると弱い。ただ、超えると0.7270-0.7308の戻り高値で雲の位置、0.7360-84の窓の上限が視野となるが抑えるとレジスタンス形成の可能性から弱い。0.7465を超えて、0.7525の戻り高値まで視野となるが、上抜けは不透明だが、2017年7月の高値0.7559まで超えると0.7625-45、0.7890-0.8036までターゲットとなる。
一方下値は、0.6944を維持出来ない場合相場が崩れ、0.6876-0.6916、0.6782-0.6838が視野となるが、それ以前の高値圏が支えると良いが、0.6752を割れると0.6680、0.6590を維持できずに、更に0.6547-54、0.6512や0.6490の安値まで順次割れると0.6382-86から過去の高値となる0.6177のゾーンまで視野となるが、長期サポートからは、買い位置となる。このリスクは、0.5920や0.5844割れとなる。
従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは厳しく、早期は0.6944の安値を前に、押し目を買っても、割れるならしっかりと止めるスタンス。ターゲットは、0.7018が抑えると利食いも、超えるなら0.7050前後ではしっかりと利食いたい。また売りは、0.72越えをストップとして、慎重にこの0.7050、0.71000.7150と段階的に売り場を探すが、ターゲットは、前述のサポートとして、0.70前後が維持されるとしっかりと利食いとなる。
スイスフラン円
- 予想レンジ:116.50~117.50
- 基本戦略:戻り売り
- 予想時間:09:35 予想時レート: 116.95
一時118.87まで上昇も更なる展開となっていない。ただ、総じて下値を115.91で支えて、現状は揉み合い気味となっており、次のブレイクを見る形だが、ただ、スロー・ストキャスティクスは、反転下落となっており、次にこの安値を割れると調整が深まる可能性が残っていることは注意しておきたい。
上値は、基準線と転換線が位置する117.05前後が抑えると弱く、超えても117.45-55の雲の位置、レジスタンスが控える117.92-118.18、サイコロジカルな118.50が抑えると売りが出易い。あくまで118.87を超えて月足からは119.07、120.38などもターゲットとなるが、120円はサイコロジカル的にも、達成感が広がることは、留意しておきたい。
一方下値は、116円が守られるとサポート形成から良いが、115.91の戻り安値圏を割れると相場が崩れ気味となり、115.64まで割れると、114.56-68や114.16-22までポイントが薄くなる。また113.77や113.28の戻り安値を割れると、相場は崩れ気味となり112.96-113.02、112.43-67なども視野となるが、更に112円を荒れると110円方向への調整リスクとなる。
デイの戦略としては、突っ込み売りは避けたいが、反発があれば売り場探し。117.00-50ゾーンの反発を売り上がって、ストップは117.92や118.18越え。ターゲットは、現状60分足のサポートなる116.30-50が維持されると利食いとなる。またこの位置は、維持を確認して買っても、ストップは115.91割れで、ターゲットは、117.80-00で売りを狙って、ストップは118.18越え。ターゲットは、こういった下落では、117円が抑えるなら利食った方が良さそうだ。