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FXで年間20万円以上の利益がある場合、確定申告の義務が生じます。
それは分かり切ったことですが、まだ確定していない将来的な利益「含み益」についてはどうでしょうか？
課税対象となる利益をきちんと理解しておかねば、税金の過払いも起こりかねません。
ぜひとも本記事より、納税時における含み益の取り扱いについて学んでいきましょう！
目次
FX個人口座において含み益は課税されない！
最初に結論からお伝えすると、FX個人口座において含み益は課税されません。
課税対象となるのは、決済されたポジションに対してのみであり、まだ決済されていない含み益については非課税です。
ただし含み益は、為替差益による含み益だけでなくスワップポイントによる含み益があり、そちらについては若干取り扱いが異なりますので、その点についても記事後半より解説していきます。
FX法人口座は含み益にも課税！
個人口座とは異なり、法人口座の場合は含み益も課税対象となるので注意が必要です。
法人の支払う税金は、決算時の保有資産に対して課されるものであり、含み益は確定ではないものの法人の保有する資産と見なされます。
含み益に課された分の税金を支払い、その後含み益が減ってしまえば、払った税金分だけ損をすることになるため、FXの法人口座は税金面で不利に思われるかもしれません。
しかし税率は一律で23.2％（所得が年800万円以下であれば15％）で、個人の所得税とは異なり、税率が変動しないという強みがあります。
個人口座の場合は、所得に応じて税率が変動（最大45.0%）するため、税率が重くなりすぎる際は、FX法人口座で運用するというのも一案です。
FX法人化で節税になる？法人化のステップからメリット・デメリット、注意点まで徹底解説 スワップポイントの課税について
上述したように、FXではポジションを決済したタイミングで税金が課せられます。
しかしここで問題になってくるのは、未決済ポジションに付与されるスワップポイントは、課税対象になるのかどうかという点です。
実はスワップポイントの取り扱いについてはFX会社によって異なり、口座に反映された時点で課税対象として計上されます。
例えばLIGHT FXでは、以下の画像のようにポジションごとにスワップポイントが付与される仕組みです。
ポジションに付与されたスワップポイントは、まだ未決済ポジションと同じ扱いであり、この時点では課税対象にはなりません。
しかし、LIGHT FXや他の一部のFX会社では、ポジションを未決済のままスワップポイントのみ振替することができ、振替した場合は以下のように口座に反映されます。
口座に反映された時点で、損益が確定したとみなされるため、ポジションの決済・未決済にかかわらず、振替したスワップポイントは課税対象となります。
そしてこの点のメリットとしては、スワップポイントを振替する・しないは任意であるため、課税されるタイミングもトレーダー自身で選べるという点です。
確定申告の義務が生じないギリギリの範囲内（年間20万円未満）であれば、スワップポイントまで課税対象として計上されないよう、振替を先送りすべきでしょう。
FXの確定申告で提出すべきものとは？必要書類を徹底解説！ スワップポイント振替可能！おすすめFX口座3選
スワップポイントによる含み益を振替できる、つまり課税タイミングを任意に決められる、おすすめのFX口座を紹介していきます。
MATSUI FX
MATSUI FXの主な特徴：
- 1通貨単位からトレード可能
- 充実のサポート環境
- 利便性の高い取引ツール
「100円から取引できる」のキャッチコピーでお馴染みのMATSUI FXでは、1通貨からトレード可能！
他のどの講座よりも少額資金でトレードできるため、振替したスワップポイントを活用しやすい点が大きなメリットです。
スプレッド等の口座スペックも高く、また国内でも指折りの歴史を持つ松井証券が運営されているため、実績や信頼度から見てもおすすめな口座と言えるでしょう。
LIGHT FX
LIGHT FXの主な特徴：
- 使いやすいシンプルなチャート機能
- スワップポイントが業界最高水準
- 1000通貨から取引可能
含み益となるスワップポイントを振替するためには、そもそもスワップポイントが貯まっていなければなりません。
だとすれば、少しでも多くのスワップポイントを受け取りたい…そんな方におすすめなのがLIGHT FXです。
アプリもブラウザもFXのライト層（初心者）向けに設計されているので、ストレスなく快適にトレードできるようになるでしょう。
初心者向けゆえに、インジケーターの種類がそこまで多く網羅されてない点だけが気になるところですが、TradingviewやMT４など、高機能なツールを併用することで弱点をカバーすることができます。
ヒロセ通商
ヒロセ通商の主な特徴：
- スキャルピングに特化した極狭スプレッド
- 高水準なスワップポイント
- 取引量に応じて豪華景品と引き換えできるポイントが貯まる
スワップポイントの振替機能だけでなく、口座スペック、高機能なチャートツールなど、総合的に優れているのがヒロセ通商です。
顧客満足度総合1位の実績もあり、専業トレーダーの多くもメイン口座として愛用しているため、とりあえず開設しておいて損のない口座と言えるでしょう。
顧客満足度 総合1位！ヒロセ通商（LION FX）のメリット・デメリットを徹底解説！ まとめ：個人口座の含み益は非課税、法人口座の含み益は課税対象！
本記事では、FXの含み益における課税の有無について解説しました。
含み益は基本的に課税されませんが、個人口座と法人口座で扱いが異なるので注意が必要です。
またスワップポイントの課税タイミングは、FX会社によっては任意に選べるようになるため、口座に反映されるタイミングを調整したい方は、ぜひ記事中の口座から選んでみてください。
以上、参考にしていただけると幸いです。
