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最近、「チャートパターンが気になっている」「チャートパターンってそもそも何ですか?」という声を聞くことが多いという竹花さん。
チャートパターンは、株や暗号資産、先物、日経平均など、チャートが存在するあらゆる市場でトレーダーが意識している不変の法則です。
その名の通り「チャートのパターン(形)」に関する考え方ですが、ただ教科書通りに形を暗記しただけでは勝てないのも事実。
本当の優位性を手に入れるためには、パターンの裏にある市場参加者の心理を紐解き、環境認識と組み合わせる必要があります。
今回は、数多くあるチャートパターンの中でも代表的なものを紹介しながら、チャートパターンを「エントリー・決済・見送り」に活用するための方法を徹底解説します。
目次
相場の潮目が変わる「転換型」とトレンドが加速する「保ち合い型」
世の中に存在する数多くのチャートパターンは、市場参加者の心理状態によって大きく「転換型」と「保ち合い型」の2つに分類できます。
それぞれの特徴や代表的なチャートパターンについて、詳しく解説します。
これまでのトレンドの終わりを告げる「転換型」

転換型とは、それまで続いていた上昇トレンドや下落トレンドがエネルギーを失い、逆方向へのトレンド転換の予兆を示すパターンです。
代表例としては、動画内でも紹介した「ヘッドアンドショルダー(三尊)」のトップ・ボトムや、安値・高値が何度も止められる「ダブルトップ・ダブルボトム」「トリプルトップ・トリプルボトム」などが挙げられます。
下落相場の底でこれらの形が出現すれば「もうこれ以上は売られない」という合図になり、相場転換の初動を狙うエントリーにおいて、インジケーター以上に早いサインとして機能する場合もあります。
レンジを経て元のトレンドへ回帰する「保ち合い型」

保ち合い型とは、力強いトレンドが進行している最中に、一瞬だけエネルギーを蓄えるためにレンジを形成し、その後再び元のトレンド方向へ抜けていくパターンです。
動画で詳しく解説した「上昇・下降三角保ち合い」や、旗のような形になる「フラッグ型」、シンプルなレンジとよく似た「ボックス型」が代表格です。
FXのトレンドフォローを行っている最中にこの保ち合いが出現した場合は、安易に逆張りを仕掛けるのではなく、「ブレイクした方向へのトレンド継続」を狙いましょう。
すべてのチャートパターンを無理に覚える必要はない
チャートパターンについてFXの指南本などを見てみると、お皿のような形を描く「ソーサーボトム・ソーサートップ」や、ダウ理論のトレンド形成と勘違いしやすい「上昇・下降ウェッジ型」なども紹介されています。
しかし、これらは形が複雑で初心者が瞬時に判別するのが難しいうえに、ウェッジ型などは私から見ても非常にトレードがしにくい局面です。
勝てない人ほどすべてのチャートパターンを完璧に覚えようとしますが、まずは使いやすい「ヘッドアンドショルダー」や「ダブルトップ・ダブルボトム」「フラッグ型」だけに絞って使い方をマスターするほうが、収支は圧倒的に安定します。
プロが実践するチャートパターンの3つの使い方
チャートパターンを「エントリーのシグナル」として使う方は多いですが、チャートパターンからは多くの情報が読み取れるので、エントリーの判断材料にしか用いないのはもったいないです。
チャートパターンの活用法について、詳しく解説します。
ネックラインを抜けたところでのエントリー判断
パターンを使ってエントリーを行う場合は、パターンの完成となるネックラインをローソク足が明確に抜けるまで待つのが基本です。
トリプルトップを例として考えると、3回の反発を確認した段階ではまだレンジの可能性があり、下限のラインを下に抜けて初めてパターンが完成します。
「ここから下には行かせたくない」という買い手の諦めと、新規の売りが集中して相場が加速するポイントでローソク足の確定を待ってエントリーすることで、逆行に巻き込まれにくい優位性の高いトレードが実現します。
保有しているポジションの決済シグナル

チャートパターンは、新規に注文を入れるためだけでなく、「すでに持っているポジションをどこで手放すか」という決済の根拠としても活用できます。
たとえば、あなたが買いのポジションを持っていて利益が伸びている最中に、チャートの天井圏で「ダブルトップ」や「ヘッドアンドショルダー」の形が形成され始めたとします。
これは「まもなく上昇トレンドが終了するかもしれない」という相場からのサインなので、その場で安全に利益を確定させて逃げるという賢い出口戦略が可能です。
チャートパターンを決済シグナルとして活用する際の具体的な考え方は、動画の「5分33秒〜」で解説しています。
勝率が落ちる形を把握することでエントリー見送りの判断

チャートパターンは、「この形が出現したときは勝率が落ちるからトレードを控える」というブレーキとしての役割も担うことができます。
たとえば、上昇ウェッジは高値と安値を切り上げているため一見すると綺麗なダウ理論の上昇に見えますが、上値が詰まっており、急落の危険を孕んだ形状でもあります。
このように、自分の過去の経験から苦手な形をパターンとして把握することで勝率がよくなっていきますし、ポジポジ病の改善にもつながるでしょう。
実際のチャートでパターンを見つける際のポイント
チャートパターンを勉強するためには、過去のチャートでパターンに該当しているものがないかを探してみるのも、ひとつの方法です。
初心者の方が練習するためのコツやポイントを解説します。
インジケーターをすべて消してローソク足だけを見る
「チャートでパターンを見つける」という目的でチャートを見るのであれば、インジケーターをすべて非表示にするのがおすすめです。
MT4の画面に移動平均線などのラインが何本も走っていると、視覚的なノイズが多すぎて、ローソク足が描いている純粋な波の形が脳に認識されにくくなってしまいます。
インジケーターを一度消し去り、ローソク足の山と谷の動きだけを見つめることで、驚くほどすんなりとチャートパターンが目に飛び込んでくるようになります。
インジケーターの有無によるチャートの見やすさの違いは、動画の「23分22秒〜」で実際に確認できます。
ただ眺めるだけでなく実際に手を動かす

チャートパターンの勉強でありがちなのが、「分かったつもり」になって終わることです。
本当に実践で使える武器にするには、自分の手でチャートに何本も線を引く訓練が欠かせません。
過去の相場にさかのぼって線を引き、「なぜ自分はここをフラッグとみなしたのか」「高値・安値の誤差や髭の飛び出しはどれくらい許容できるか」といった感覚を、自分の手で掴み取ることが重要です。
このように仮説と検証のPDCAサイクルを何度も繰り返した人だけが、リアルタイムの相場でパターンが出現した瞬間に、迷うことなくエントリーの判断を下すことができます。
まとめ:チャートパターンを習得してトレードの根拠をより強固なものにしよう
今回のポイントをおさらいしましょう。
- チャートパターンは世界中の市場参加者の心理が形作ったものである
- 相場の潮目が変わる「転換型」と、トレンドがさらに加速する「保ち合い型」を意識する
- エントリーだけでなく、決済の根拠や見送りの判断材料としてもフル活用する
- パターンの練習時はインジケーターをすべて消し、過去チャートに自分の手で実際にラインを引く
チャートパターンを把握して市場参加者の心理を読み解くことで、「今後チャートがどちらに動くか」を、より高い精度で判断できるようになります。
エントリーポイントの判断だけでなく、決済の根拠やエントリーを見送る材料としても活用できるので、チャートパターンを習得することで、あなたのトレードはより一層確かなものになるでしょう。
次回の動画でも、あなたのトレードをひとつ上のレベルへ引き上げる秘訣をお伝えします。
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