FXの三角持ち合いとは?パターン3種類とトレード手法2つ

三角持ち合い

目の前の値動きを読んで、先の展開を想像するだけが相場ではありません。
実は代表的な「チャート」(ローソク足が形成する波形の形)を知っていれば、その形に当てはめて、今後の値動きを予測することもできるんです。

100年以上続く相場の歴史から受け継がれてきたパターンは、過去のトレーダーたちの習性や、エッセンスを凝縮したひとつの「完成形」ともいえる存在です。

チャートパターンを制するだけでも、FXの勝率はぐっと上がるでしょう。

そこで今回は、数あるチャートパターンの中でも代表的なもので、初心者の方でも見つけやすい「三角持ち合い」について解説していきます。

FXの三角持ち合いとは

そもそも三角持ち合いとは、こちらの図のように、上昇と下落の値幅が徐々に狭まっていくチャートパターンのことを指します。

三角持ち合い

このように、高値と安値の幅がどんどん狭くなっていくことで、三角形が相場に現れ、三角持ち合いが完成します。

三角持ち合いはレンジ相場の一種でもあり、相場に売買のパワーがどんどん溜まっている状態です。そのため、上下のどちらかにブレイクすると、溜めていたパワーが解放されたと見ることができ、その方向へ一気に伸びやすいという傾向があります。

この傾向を使って狙える戦略が、ブレイクアウトですね。レンジ帯をブレイクした強い勢いに乗ることができれば、一気に利幅を取っていけるでしょう。

三角持ち合いのパターン3種類

そんな三角持ち合いですが、実は相場の状況によって、3つのパターンがあります。

このパターンによって攻略法も変わってくるので、まずは一つひとつの形の特性を掴んで、相場からすぐに見つけられるようにしましょう!

パターンその1:均衡型(上昇トレンドライン+下落トレンドライン)

一つ目のパターンは、均衡型と呼ばれる形です。

三角持ち合い

上の図の通り、上昇トレンドのように安値が切り上がりながらも、高値は下落トレンドのように切り下がっている形を均衡型といいます。

この場合は下落トレンド、上昇トレンドとどちらの見方もできるので、ブレイクしていく方向が非常に読みにくいです。

そのため、均衡型のチャートパターンの場合は、一旦値動きの様子を見て、きちんとレンジ帯をブレイクしたのを確認してから、その方向へエントリーしていく戦略が有効です。

パターンその2:上昇型(上昇トレンドライン+レジスタンスライン)

続いてのパターンは、上昇型と呼ばれるものです。

三角持ち合い

こちらはレンジ相場の安値が切り上がり、レジスタンスラインとの幅が狭まっていく形になります。

安値がどんどん切り上がっていく様子から、相場の大衆心理が上昇トレンドを形成しようとして、動いていることがわかります。

このパターンは、そのままレジスタンスラインをブレイクして上昇トレンドを形成しやすい特徴があるので、買いの戦略を持ちながら、ブレイクまでエントリーを待つ戦略が有効です。

パターンその3:下降型(下降トレンド+サポートライン)

最後に、下降型について解説します。

三角持ち合い

こちらは上の画像のように、レンジ相場で高値が切り下がり、サポートラインとの値幅がどんどん狭くなっていきます。

上昇型とは反対に、トレーダーたちの大衆心理が下落トレンドを起こしたがっていると想定できるので、こちらは売りのシナリオで、サポートラインを下にブレイクしたところを狙う戦略が有効です。

ただ、上昇型でも下降型でも、あくまで値動きの「傾向」を示すものなので、必ずしも狙った方向にブレイクするとは限りません。

そのため、パターンだけを見て安易にエントリーするのではなく、きちんと戦略を立てて、根拠のあるトレードをしていきましょう。

三角持ち合いを使ったトレード手法

それでは、これまでにご紹介したパターンを加味して、三角持ち合いでトレードしていく上での有効な手法を2つ、ご紹介していきます。

その1:ラインブレイクを狙ってエントリー

1つ目は先ほどご紹介したように、三角持ち合いから上下にブレイクしたタイミングを狙う、ブレイクアウト手法です。

こちらの手法は、引いたラインのブレイクが起こったタイミングでエントリーするので、ブレイクの勢いを活かしたトレンドフォローが可能になります。トレンドの利幅をまるごと利益に変えられるので、一撃で大きな利益を狙えるのが特徴です。

ただし、この手法の弱点は勝率が低く、ダマシのブレイクに注意しなければならないという部分です。

そのため環境分析をしっかりと行い、エントリーの根拠と決済ポイントを事前に固めてから、エントリーをすると良いでしょう。

その2:ラインブレイク後の押し目を狙ってエントリー

そしてもう一つの手法は、ブレイク後の押し目を狙ってエントリーする方法です。
こちらはブレイクアウトの瞬間を狙うよりも値幅は取れませんが、相場のダマシを避けて、勝率を高めたいという方にはオススメの手法です。

具体的には、ラインブレイク直後にはエントリーをせずに、波形を作って一度押し目を付けたタイミングでエントリーをしていきます。
こうすることによって、トレンドの発生を確認してからトレードができるので勝率も上がり、安心してトレードしていけるでしょう。

利幅が取れない分、一撃の利益の大きさは狙えませんが、高い勝率を活かしてコツコツ勝っていくのも、FXの賢い稼ぎ方です。

また、勝率が高いと精神的にも安心してトレードができるので、ストレスの少ない方法を探している方にもぴったりの攻略法です。

三角持ち合い:まとめ

三角持ち合いは、レンジを突破したブレイクのタイミングを狙っていくのに最適なパターンの一種です。

このチャートパターンだけを狙うだけでも、勝率はぐっと上がっていきますし、初動の勢いを掴めたら、一度に大きな利益を狙うこともできます。

FXにもいろいろな稼ぎ方がありますが、こうしてチャートパターンから高勝率ポイントを見抜く方法は、初心者の方にも分かりやすいので、ぜひ参考にしてみてくださいね!