株価睨み【2021年2月16日】

株価睨み【2021年2月16日】

おはようございます。だいまんです。

2021年2月16日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、プレジデンツデーでNY市場が休場となることで、動意に薄い展開も、日欧の株価の上昇を受けてリスクオンの展開。また原油先物が、経済再開への期待感やテキサス州の寒波によって、供給が鈍るとの思惑から本昨年1月以来となる60ドル台を回復したことで、産油国通貨が上昇した。

ドル円は、日経平均株価が31年ぶりに3万円台に乗せたこともあって105.42まで上昇、ユーロドルは、ユーロ圏12月鉱工業生産が前月比、前年比ともに予想を下回ったが影響は薄く、1.2145から1.2121の狭いレンジで推移、ポンドドルは、新型コロナウィルスの感染件数が、昨年10月以来となる1万件を割り込んだことなどを好感する形で、1.3920までじり高となった。

一方クロス円では、ユーロ円は127.97、ポンド円は146.64、オージー円は82.06、カナダ円は83.41まで上昇、NZD円は76.30から75.99で揉み合いに留まった。

2月16日の注目材料

  • 中国市場休場(旧正月)、ブラジル市場休場(カーニバル)
  • 09:30 (豪) 豪準備銀行・2月金融政策会合議事録公表
  • 13:30 (日) 12月第三次産業活動指数 [前月比] (前回-0.7% 予想-0.6%)
  • 15:30 (仏) 第4四半期ILO基準失業率 (前回9%)
  • 19:00 (独) 2月ZEW景況感調査 (前回61.8 予想59.5)
  • 19:00 (独) 2月ZEW景況感調査・現況指数 (前回-66.4)
  • 19:00 (ユーロ圏) 2月ZEW景況感調査 (前回58.3)
  • 19:00 (ユーロ圏) 第4四半期GDP・改定値 [前期比] (前回-0.7% 予想-0.7%)
  • 19:00 (ユーロ圏) 第4四半期GDP・改定値 [前年同期比] (前回-5.1% 予想-5.1%)
  • 20:00 (米) デイリー・サンフランシスコ連銀総裁「経済・金融政策・不平等に関する対話参加」
  • 22:15 (加) 1月住宅着工件数 [年率] (前回228.3千件)
  • 22:30 (加) 12月対外証券投資 (前回75.8億加ドル)
  • 22:30 (加) 12月対内証券投資 (前回117.8億加ドル)
  • 22:30 (米) 2月NY連銀製造業景気指数 (前回3.5 予想6.3)
  • 06:00 (米) 12月対米証券投資 (前回2141億ドル)
  • 06:00 (米) 12月対米証券投資・除短期債 (前回1492億ドル)
  • EU非公式財務相理事会

2月16日の相場見通し

昨日は、株価の上昇を受けてリスクオン的な相場展開となりましたが、ただ、NY勢不在の中での動きですので、不透明感が残ることは留意しておきましょう。

本日の経済指標としては、豪準備銀行の2月金融政策会合議事録公表、仏第4四半期ILO基準失業率、独ユーロ圏の2月ZEW景況感調査とユーロ圏第4四半期GDP・改定値、加1月住宅着工件数と12月対外内証券投資、米2月NY連銀製造業景気指数などが発表されます。

経済指標に対する反応の鈍い展開が続いていますが、独ユーロ圏の2月ZEW景況感調査は、ロックダウンが続いていることで弱い可能性がリスクです。一方米2月NY連銀製造業景気指数は、NY州で一部規制が緩和せていますので、良い結果が見えるか注目しましょう。

また、決算発表がほぼ出そろう中、コロナ後を睨む形や想定以上の好決算が、株価を押し上げているようですが、歴史的な高値を更新する株価の動きにも注目して対応しましょう。

2月16日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

ポンドドル

  • 予想レンジ:1.3810~1.3960
  • 基本戦略: 押し目買い
  • 予想時間:08:40 予想時レート: 1.3912

ポンドドルは、下値を1.2676や1.2855で支えて、上昇が月足の雲を上抜け1.3919まで拡大。長らく上値を押さえていた1.37ミドルをしっかりと超えたことや月足の雲の上限を超えたことで今後も上昇を継続するか注目されるが、上値は、1.3919を超えて、週足の1.4007-32の窓の上限までターゲットとなる。ただ、スロー・ストキャスティクスも既に買われ過ぎにあって、2016年のブレグジット決定後の戻り高値となる1.4377まで、ほとんどポイントがなくなることは注意。今後の上昇では、一定の売りも入り易いことは、注意しておきたい。

一方下値は、1.3776の戻り安値から、それ以前に上値を押さえていた1.3755-60ゾーンが支えると強く、1.3730を割れて、1.3656-80ゾーンなども視野となるが、短期サポートからは買いが入り易い。ただし、1.3567の戻り安値を割れると調整気味となり、1.3503-20の下ヒゲに、日足の雲の上限が絡み、維持では良いが、更に1.3430-51の下ヒゲ圏や1.3441の90日移動平均を割れると1.3304-50の戻り安値、1.3280の雲の下限まで視野となるが、サポートから買いが入り易い。ただし、1.3188や1.3135の下ヒゲを割れると相場は崩れ気味となり、1.30のサイコロジカル、1.2906-33の戻り安値圏までの調整の可能性が高まりそう。ただ、一旦下支える可能性はあるが、1.2855まで割れると1.2806-1.2845ゾーン、1.2752までターゲットとなり、更に1.2676や1.2645の戻り安値を割れるケースからは、1.2438-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.2360まで視野となり、1.2252の戻り安値まで割れると1.2162などがターゲットとなるが、最大のリスクは1.2073の戻り安値割れで、その場合1.20のサイコロジカルがターゲットとなる。

デイの戦略としては、追いかけて買うことは難しいが、1.3885を割れる動きから、1.38ミドル、1.38前半を買い下がって、ストップを1.3776としたい。ターゲットは、1.3919の戻り高値がCapされると利食いも、超えると1.3950,1.40のサイコロジカルを前に、上げ渋りでは利食いながら対応したい。

またもし、1.3776を割れる動きがあった場合も、1.3700-50ゾーンの下げ止まりを確認して買って、ストップは1.3680割れ。この場合のターゲットは、1.3776-00、1.3845-50が上値を抑えると利食いが安全となりそうだ。

株価睨み【2021年2月16日】

NZドル円

  • 予想レンジ:75.00~76.50
  • 基本戦略: 押し目買い
  • 予想時間:09:07 予想時レート:76.25

NZドル円は、下値を68.21-68.77-68.65-68.98ゾーンの戻り安値圏を維持して、月足の雲も下限を超えて76.30まで堅調に上昇。ただ、月足の雲の下限となる75.86を超えたと言っても、スロー・ストキャスティクスも買われ過ぎに圏に突入しており、達成感が出るリスクが残っているが、しっかりと超えて来るなら、月足の戻り高値となる76.78、78.87、79.62やサイコロジカルな80円、月足の雲の上限となる81.43まで視野となる。

一方下値は、転換線と絡む75.56-82が維持されると強いが、75.33-36の戻り安値を割れると基準線と絡む74.72-7.00,雲の上限となる74.42が視野となるが買いが入り易い。ただし、74.13を割れると73.87,73.66の安値を割れると73.20-27、72.82-85ゾーンまでターゲットとなるが、雲の下限が控えており、維持では堅調が続くが、72.73を割れると72.26,71.68-86ゾーンまで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、71.49-53の日足の窓の上限まで割れると相場が崩れ気味となり、窓の下限となる70.48-52、69.71-70.00、69.37-45の戻り安値圏まで視野となるが維持では更に突っ込み売りは出来ない。リスクは68.88や68.65の安値、下限レンジ最安値となる68.21を割れるケースで、その場合下落が加速するリスクが高まり、67.53の戻り安値、66.32-66.59の戻り安値圏なども視野となるが、長期のサポートが控える。更に割れても過去の揉み合いレンジとなる63.10-66.17ゾーンなどは底堅い位置となりそう。このリスクは61.79割れとなる。

従ってデイの戦略としては、若干高値もみ合い気味で注意が必要だが、基本は押し目買いで、75.50-80ゾーンの押し目を買って、ストップは75.33-36割れ。ターゲットは、76.30の高値が上値を抑えると利食いで、超えても76.50や77円のサイコロジカルを前に、上げ渋りでは利食っておきたい。またもし、75.33-36を割れるケースがあっても、75円から74円ミドルは買い直して、ストップは74.13や73.66割れで買い下がりでの対応となるが、ただ、こういった下落では、75.30-50,76円を前に上げ渋りでは利食っておきたい。

株価睨み【2021年2月16日】