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「手っ取り早く、誰でも勝てる手法を教えてほしい!」
FXに限らず、投資において必勝法と呼べるものは存在しません。
しかし理論上勝率100%を目指せるトレード手法は存在しており、それがアービトラージと呼ばれるものです。
必勝法というわけではなく、あくまで勝率100%を目指せる手法ということになりますが、負けるリスクを限りなく排除できますので、知識として知っておいて損はないでしょう。
目次
アービトラージの概要・やり方について
アービトラージとは、FX会社ごとに異なる為替レート表示、スワップポイント等に注目してリスクなく利益を抜き取る手法です。
現代においては、FX会社ごとに為替レート表示が異なる機会が少なくなったため現実的ではありませんが、それでもスワップポイントに関してはまだまだ通用する手法です。
やり方としても非常に簡単で、以下のように、スワップポイントがプラスになるよう口座を分けて両建てするだけでOKです。
A口座:買いスワップ「+5」 & 売りスワップ「-5」
B口座:買いスワップ「+4」 & 売りスワップ「-4」
A口座で買いポジション、B口座で売りポジション、これらを両建てすることで、為替変動のリスクを減らして「+1」のスワップポイントを受け取ることができます。
本当にそのようなことが可能なの?…と疑問に思われるかもしれませんので、1つ例をお示ししましょう!
9月30日におけるLIGHT FXのドル円スワップポイントは以下の通り。
一方で、DMM FXのドル円スワップポイントは以下の通り。
ご覧の通り、LIGHTFXで買いポジションを保有し、DMM FXで売りポジションを保有することで、為替変動リスクを排除した上で「+17円(125円 – 108円)」のスワップポイントを受け取ることができます。
おそらくFXでもっとも手堅く、かつ安定的に稼げる手法になりますので、裁量トレードで上手く稼げないという人は、是非アービトラージに挑戦されてみてはいかがでしょうか。
アービトラージのデメリット
アービトラージは、勝てる環境を見つけることによって100%の勝率を目指すというものです。
しかし、その高い勝率とは裏腹に大きなデメリットも抱えておりますので、実際に運用される場合は以下のポイントを踏まえておく必要があります。
デメリット1:海外口座は両建て禁止も多い
為替変動のリスクを排除するために、アービトラージでは両建てが不可欠です。
しかし海外口座の多くは両建てを禁止しており、複数の口座を利用した両建てであっても認められておりません。
規約違反した場合には、口座凍結や出金停止などな重いペナルティーを課せられてしまうことも考えられるため、基本的には国内口座に限定される手法となります。
FXは両建てで助かるかも?知っておきたい両建ての危険性と活用法デメリット2:スワップポイントの変動
2つの異なる口座を利用して、スワップポイントがプラスになる両建てポジションを作ったとしても、それが半永久的に続くわけではありません。
スワップポイントは、当事国の政策金利やFX会社の調整によって日々変動していくため、ポジションの定期的な見直しが必要になるでしょう。
また後述しておりますが、掛かる手間の割に稼げる金額は大きくありませんので、あえて選ぶ必要もないはずです。
デメリット3:含み損の許容幅
両建てを行ういずれかの口座が強制ロスカットされないよう注意が必要です。
それぞれのポジションは、含み益・含み損に分かれますが、含み損が大きくなりすぎて口座がパンクしてしまうと、その時点で両建てが保てなくなります。
一方が強制ロスカットされた場合は、もう一方(含み益側)も同時に決済しておくか、あらかじめ強制ロスカットを避けられるよう資金の投入が必要です。
アービトラージでどれくらい稼げるのか?
実際アービトラージでどれくらい稼げるのか、具体的な数値を算出してみましょう。
ステップ1:口座に資金を配分
まずはアービトラージ用の口座に資金を分配する必要があります。
今回は分かりやすくA口座・B口座にそれぞれ50万円分配し、合計100万円の資金で運用を始めるという想定で進めます。
ステップ2:両建てポジションの選定
A口座・B口座で両建てを行い、スワップポイントがプラスになる組み合わせを見つけていきましょう。
今回は上でも紹介したようにLIGHT FXの「125円」、DMM FXの「-108円」を例に、1ロットあたりの両建てにより「+17円」のスワップポイントが受け取れる想定です。
ステップ3:ポジションを両建て
A口座・B口座で実際にポジションを保有し、両建てを完了させます。
資金50万円でドル円をどれだけ保有するかについては個人で意見が異なるところですが、今回は5円以上(直近の一番激しいボラティリティ)の暴落に耐えきれるよう4ロットを保有していきます。
保有するポジション量については、各自「証拠金シミュレーション」を用いて検討してみて下さい。
また4ロットの両建てポジションによって受け取れるスワップポイントは一日あたり「+68円」となり、ひと月当たりでは約2100円。
運用資金が100万円の場合では、月利約0.21%となる計算です。
アービトラージ向きのおすすめFX会社3選
GMOクリック証券
国内口座の多くは、トレーダーが不利になるようマイナススワップが高く設定されています。
一方GMOクリック証券では、買いスワップと売りスワップが同じ水準で設定されており、どちらのポジションに対しても躊躇なく保有することができます。
国内口座の中でも月間取引量No1の実績を持つ、大手中の大手FX会社になりますので、どなたでも安心して利用いただけるでしょう。
LIGHT FX
LIGHT FXは、初心者にも扱いやすいシンプルな機能性が特徴です。
スワップポイントも業界最高水準で、今回紹介したアービトラージ戦略においても、プラススワップを選定する際に必ず役立ってくれるでしょう。
全体的な口座スペックも高く、1000通貨単位での取引も可能なので、これからFXを始めたいという人にこそおすすめです。
DMM FX
DMM FXは、口座開設数日本一の実績を持つ、国内最大手のFX会社です。
高いスワップポイントや約定力など、多くの専業トレーダーから選ばれている口座でもあります。
また標準のスプレッドが狭いのは勿論のこと、一部の通貨ペアではキャンペーンが適用されることもあり、さらにコストを抑えて取引できるようになります。
まとめ:アービトラージは堅実に稼げるものの…
本記事では、FXにおけるアービトラージについて、以下のポイントを中心に解説しました。
- アービトラージの概要について
- アービトラージのデメリットについて
- アービトラージでどれくらい稼げるのか?
リスクを極限まで排除して運用できるものの、稼げる金額は少なく、それでいて手間のかかる運用です。
安全を最重視したい方にはお勧めできる運用ですが、短期間に大きく稼ぎたい方には不向きな運用と言えるでしょう。
FXでは、自動売買やスワップポイント運用など、初心者からでも安定的に稼げる手法が確立されておりますので、まずはそちらから試してみはいかがでしょうか。
以上、参考にしていただければ幸いです。