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FXでは、大衆心理がチャートに大きく反映されます。
実際にFXで負けている人の多くは、自身の心理状況や、大衆心理に少なからず影響を受けているはずです。
しかし裏を返せば、大衆心理が掴めるようになれば、FXで勝つハードルは格段に下がります。
仮に今負けている人でも、大衆心理を理解して、トレードに対する考え方を見直せば勝てるようになるかもしれません。
本記事では、市場参加者の心理や、大衆心理を活用したトレード手法について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
FX市場参加者の心理について
大衆心理を掴むためには、トレードによってどういった心理状態に陥るのか、予め知っておかねばなりません。
本節では、大衆心理の種類や特徴について紹介していきたいと思います。
プロスペクト理論
プロスペクト理論とは、誰しもが経験する「含み益の我慢には弱く、含み損は悠長に待ち続けてしまう」という性質です。
基本的に人は、損失がジワジワと広がっていくよりも、得た利益が減らされていく方が耐えられない、ということですね。
プロスペクト理論の克服はFXにおいて非常に重要であり、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!
プロスペクト理論を克服しろ!6つの克服方法で損切り上手になれる!認知的不協和
自分の失敗は、なかなか受け止めることが出来ませんよね。
特に努力した領域の話となると尚更で、時間をかけて検証・分析したチャートについては、必ず正しいと思い込んでしまう節があります。
その特性を認知的不協和と呼び、自分の視野が狭くなってしまっている状態です。
周りが見えていない状態では当然勝てなくなりますので、自分がどういった立ち回りをしているのか、俯瞰して見れる視点が求められるでしょう。
ヒューリスティック
経験に基づいて判断する心理をヒューリスティックと呼びます。
この心理の厄介なところは「無意識」という点であり、投資にかかわらず皆さんも経験しているはずです。
うっかりビギナーズラックで大勝ちしてしまうと、そのままズルズルとハマっていくパターンも、このヒューリスティックが作用していると言えるでしょう。
FXにおいては、「そろそろトレンド転換を迎えるのではないか?」と感じてしまうと、それが足枷になってしまいます。
明確な根拠があるわけではなく、あくまで自分の経験則 or 体験したパターンに当てはめて判断することになり、こちらも認知的不協和と同様に、自らの視野を狭めてしまうのです。
アンカリング効果
一度根付いた考え・イメージが判断に影響を及ぼすことをアンカリング効果と呼びます。
例えば、今まで長らく米ドル円は110円代で推移していたため、130円を超えた現在レートは極めて高値に感じるでしょう。
なぜならそれは、米ドル円=110円代という刷り込みを持っているためであり、これはまさにアンカリング効果が影響している状態です。
他にも、インフルエンサーやSNSの情報に引っ張られたりすることで、不用意なトレードを誘発することも考えられます。
これは特に初心者に見られる傾向で、成長を妨げる要因にもなりますので、トレードはくれぐれも自分の頭で考え納得した上で取り組むよう心がけましょう。
サンクコスト効果
サンクコスト効果とは、今まで投じた資金がネックとなり、後に引けなくなる状態です。
例えば、FXの勉強に10万円投じた人は、意地でも相場から10万円位以上を回収しようと躍起になるでしょう。
また仮に、1万円損切りした状況を考えると、それ以上の利益を稼ぐために必死になるはずです。
冷静に考えれば分かりますが、このような心理状況で良いトレードができるはずもなく、投じた資金については早々に見切りを付けねばなりません。
大衆心理を活用したトレード手法
相場環境から大衆の心理を読み解けるようになれば、他のトレーダーよりも圧倒的に有利に立ち回ることができます。
そこで本節では、大衆心理を活かしたトレード手法について解説していきたいと思います。
レンジ相場における心理状態
レンジ相場においては、以下の2点のみ覚えておきましょう!
・レンジ相場では未決済のポジションが集まりやすい
・レンジ相場を抜けた後は、トレンドが生まれやすい
上記を理解していただくために、以下のチャート図をご覧ください。
赤枠で囲った部分のレンジ相場について、大衆心理を考察してみましょう。
含み損を抱えているトレーダー → レンジ相場圏内は含み損を解消できる可能性が高いはず
含み益を抱えているトレーダー → 含み益が思うように伸びず、レンジの上辺で利確できるようチャンスを伺っている
つまり、どちらのパターンにおいても決済されず、ポジションが蓄積されていくことになります。
そこで、レンジを抜けた瞬間に利確&損切りのマッチングが多発し、大きな値動き→トレンドの形成という流れになるわけなのです。
またレンジ相場を囲う「サポートライン」「レジスタンスライン」も重要で、こういったラインは基本的に多くのトレーダーが意識するところです。
ラインによる反転回数が多いほど、多くのトレーダーがラインの存在に気付くことになりますので、必然的にラインも持つ効力も高まります。
このように、他のトレーダーがどのラインを見ているのか、また意識しているポイントはどこなのかを探っていくことで、自ずと大衆心理が見えてくるようになるでしょう。
トレンド相場における心理状態
上昇トレンドが長らく継続しているようであれば、大衆は次のような心理効果を持つ傾向にあります。
・トレンドが転換するかもしれないから利確しよう
・含み益を早く確保したいから利確しよう
これはまさに上で紹介した「ヒューリスティック」や「プロスペクト理論」による心理効果と言えるでしょう。
これらのトレードが執行されればチャートは下落局面に向かうことになるため、それらを狙い打ったショートは有効な立ち回りです。
ただ、大衆の心理状態を俯瞰してみることは重要ですが、その俯瞰視点は結局自己判断となり、必ずしも正しいものとは限りません。
そこで役立つのがオーダーブックであり、これを活用することで、どの価格帯にどれくらいの注文が集まっているのか、どの価格帯でどれだけのポジションが作られたか、一目で確認できるようになります。
大衆心理が掴みやすい!おすすめ口座3選
大衆心理を掴むためのツールとして、前節ではオーダーブックを紹介しました。
そこで本節では、そんなオーダーブックが無料で使えるおすすめのFX口座について解説していきたいと思います。
LIGHT FX
LIGHT FXは、初心者にも扱いやすいシンプルな機能性が特徴です。
PC版・スマホ版どちらにおいてもオーダーブックが利用でき、大衆心理を掴むために必ず役立ってくれるでしょう。
またLIGHT FXはスワップポイントの注力にも定評があり、売買比率では、同口座内で多くのトレーダーが買いポジションを抱えている様子が確認できます。
需給のバランスも読み取れるため、スワップポイント目的で運用するのであれば、これらのツールは積極的に活用していきたいところです。
OANDA JAPAN
OANDA JAPANでおいてもオーダーブックが用意されており、驚くべきことに口座開設せずとも利用可能となっております。
注文状況はどちらに傾いているのか、これからどちらに傾きそうなのか…。
各種インジケーターと併用することで、強力なエントリー根拠となってくれるでしょう。
OANDAのオーダーブックでは、誰でもブラウザ上から利用できるので、ぜひ一度試してみたはいかがでしょうか。
外貨ネクストネオ(外貨どっとコム)
外為どっとコムもOANDA同様、口座開設不要でブラウザ上からオーダーブックを利用できます。
ポジションの集まり具合から見て、どのレート帯で大きな値動きが起きるか判断できるようになるでしょう。
とはいえ、外為どっとコムの魅力はオーダーブックだけに非ず、ここでは書ききれないほどのメリットが満載です、
詳しくは以下の記事にてまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
外貨ネクストネオ(外為どっどコム)の評判・口コミは?メリット・デメリットなど徹底解説まとめ:大衆心理を掴めればFXは勝てる!
本記事では、FXにおける大衆心理の重要性について、以下のポイントを中心に解説しました。
- 市場参加者の心理について
- 大衆心理を生かしたトレード手法
- 大衆心理を掴みやすい、おすすめFX口座
相場を動かしているのは、情報や指標といった類のものではなく、トレーダーの心理です。
「今買いたい」「ここで買い支えられそう」このような思惑が飛び交い、注文が成立することによって初めてチャートが動きます。
そのため、そういった大衆の心理を掴めるようになれば、値動きの予測もしやすく有利になることは言うまでもありません。
自分主体だけでなく、他のトレーダーはどのように考えているかまで意識できると、ワンランク上でのトレードが行えるでしょう。
以上、参考にしていただければ幸いです。