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おはようございます。だいまんです。
2020年11月20日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、NYダウが一時210ドル安まで続落となったことでリスクオフの動きも、その後シューマー米上院院内総務が、「マコネル上院院内総務が経済対策の交渉再開に合意」と発言、株価が下げ止まりを見せたことで、総じて揉み合いの展開に留まった。経済指標としては、米11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や10月中古住宅販売件数は予想を上回った一方、週間新規失業保険申請件数は予想より弱い内容となり、相場の反応は限定的だった。
ドル円は103.72を安値に104.22まで一時上昇もその後売りに押され、ユーロドルは、1.1816を安値に1.1880まで反発、ポンドドルは、来週24日のEU首脳会議に向けて、交渉の進展期待も、バルニエEU離脱首席交渉官が「自身の交渉チームの担当者1人が新型コロナウイルス検査で陽性となったことを受け、交渉を一時的に中断することを決定した」と発表したことで1.3196まで下落後、1.3280まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が122.86から123.32まで反発、ポンド円は137.20から138.01、オージー円は75.85から75.42、NZD円が71.53から71.90、カナダ円は79.48から79.25で上下した。
11月20日の注目材料
- 08:30 (日) 10月全国消費者物価指数 [前年同月比] (前回0.0% 予想-0.4%)
- 08:30 (日) 10月全国消費者物価指数・除く生鮮食品 [前年同月比] (前回-0.3% 予想-0.7%)
- 08:30 (日) 10月全国消費者物価指数・除生鮮食料品・エネルギー [前年同月比] (前回0.0% 予想-0.3%)
- 09:01 (英) 11月GFK消費者信頼感調査 (前回-31 予想-34)
- 09:30 (日) 11月日経製造業PMI・速報値 (前回48)
- 10:00 (中) 11月貸出基礎金利(5年) (前回4.65%)
- 16:00 (英) 10月小売売上高・除自動車 [前月比] (前回1.6% 予想-0.1%)
- 16:00 (英) 10月小売売上高・除自動車 [前年同月比] (前回6.4% 予想5.9%)
- 16:00 (英) 10月小売売上高 [前月比] (前回1.5% 予想-0.3%)
- 16:00 (英) 10月小売売上高 [前年同月比] (前回4.7% 予想4.1%)
- 16:00 (独) 10月生産者物価指数 [前月比] (前回0.4% 予想0.1%)
- 16:00 (トルコ) 11月消費者信頼感指数 (前回81.9)
- 17:15 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁講演(欧州銀行会議)
- 17:30 (香) 10月消費者物価指数[前年比] (前回-2.2% 予想-2.3%)
- 22:30 (加) 9月小売売上高 [前月比] (前回0.4%)
- 22:30 (加) 9月小売売上高・除自動車 [前月比] (前回0.5%)
- 22:30 (米) カプラン・ダラス連銀総裁講演
- 00:00 (ユーロ圏) 11月消費者信頼感・速報値 (前回-15.5 予想-18.0)
- 03:30 (米) ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
- 20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議(テレビ会議)
- APEC首脳会議(テレビ会議)
11月20日の相場見通し
昨晩は、株価が小康状態となったことから、為替市場でも総じて揉み合い気味の展開に留まりました。ただ、米国の追加の経済対策に関して、民主党と共和党の協議が再開されるなど良いニュースも出ています。一旦高値をつけた株価も下げ止まりを見せることが出来るか、本日も注目となりそうです。
経済指標としては、日本の10月全国消費者物価指数、英国の10月小売売上高、独10月生産者物価指数、カナダの9月小売売上高とユーロ圏11月消費者信頼感の速報値が発表されます。総じて影響が限定される展開が続きそうですが、ユーロ圏では、新型コロナウイルスの感染再拡大の悪影響が見えるならユーロ相場の圧迫要因となるか注目しましょう。
また週末に向けてイベントが多く開催されます。G20財務相・中央銀行総裁と首脳会議、APEC首脳会議や米台経済対話など、全てテレビ会議ですが、話題が新型コロナウイルス対策などに限定されるなら、相場への影響はなさそうです。
その他、新型コロナウイルスの感染拡大やワクチンに関する続報、週末のポジション調整の動きなどにも注意して対応しましょう。
11月20日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ユーロポンド
- 予想レンジ: 0.8900~0.9000
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:08:07 予想時レート: 0.8960
ユーロポンド相場は、0.8866を下値に反発が、0.9292でCapされて、再度調整がこの安値に迫る展開。一応この位置が支えることが出来れば、ダブル・ボトムとして意識されるだろうが、維持できない場合、0.88前後のサイコロジカル、0.8671の戻り安値を割れると相場が崩れ、0.8600、0.8521、0.8426、0.8339の戻り安値までターゲットとなる。一旦こういった位置は買いが入り易いと見るが、このリスクは0.8282や0.8273の安値割れとなる。
一方上値は、0.9005に控える日足の基準線が抑えると弱く、超えても0.9049-69の戻り高値、0.9079に雲の下限、上限が0.9100-17ゾーンに控え、レジスタンスからも売りが出易い。0.9149-63の戻り高値を超える動きが見えないと上昇も期待できない。こういった位置から0.9181、0.9220や0.98292を超えて0.94方向への上昇期待だが、0.9498の高値を前に、上抜けは不透明となる。
デイの戦略としては、来週24日のEU首脳会議に向けて、交渉の進展期待が残っているようで、スロー・ストキャスティクスの反転上昇もあり、早期は0.8915-20ゾーンが支えると上値トライの可能性で買っても、0.8915をストップ、ターゲットはレジスタンスが控える0.8970-80が抑えると利食い優先で、この位置から0.90方向への上昇では売り狙い。ストップは0.9005越えとするか、更に0.9050まで売り上がって、ストップは0.9070越え。
売りのターゲットは、同様に0.8915-20が維持されると利食いも、割れるなら0.8890-00ではしっかりと利食っておきたい。またこの位置の買いは0.8962を割れると調整が深まるので、様子を見た方が良さそう。その場合0.88のサイコロジカルが維持されると買っても、ストップは0.8671割れだが、こういった下落では、0.8860-00ゾーンが抑えると利食いとなる。
カナダドル円
- 予想レンジ: 79.00~80.00
- 基本戦略:逆張り
- 予想時間:08:12 予想時レート: 79.38
カナダ円は、下値を78.38と77.93でダブル・ボトム的に支えて、日足の雲を上抜ける上昇も、一旦81.43の高値がトピッシュとなっており、上値追いは厳しい。ただ、現状は総じて77円後半から82円を手前にレンジ的な展開が続いており、こういったブレイクが発生するまでは、逆張り的な戦略が検討される。
下値は78.89-79.06の戻り安値圏が維持されると堅調。ただし、77.93や77.63を割れると調整が76-77円ゾーンまで視野となる。このリスクは、75.58、74.77、73.77の安値を順次割れるケースとなる。
一方上値は、スロー・ストキャスティクスの反落もあって、横ばいとなる雲の上限の79.75が抑えると特に弱い。また超えても80.32-75、80.96-81.12の戻り高値圏では売りが出易い。81.43の戻り高値を超えて、81.60の高値、81.90の次の戻り高値までターゲットとなる。
デイでの戦略としては、79.24の安値を維持するか確認する必要があるが、この維持では買いも、割れるなら79円前後から、78円ミドルまで買い下がって、ストップは77.93割れ。ターゲットは、79.70前後が上値を抑えると利食い優先で、超えても80円を前にしっかりと利食いとなる。またもし、79円を割れた場合の買い下がりの利食いは、79.25-35が抑えると利食っておきたい。また売りは、79.70-00での売り狙いで、ストップは80.33越え。売りのターゲットは、79.24の安値が維持されると利食い優先で、割れても79円前後では利食いが良い。