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おはようございます。鈴木郁雄です。
今週の、為替相場予測です。
目次
【2020年9月23日週】概況・展望
新型コロナ・ウィルス感染拡大は未だに収束感はみられていないが、日米欧共にある程度の感染拡大を覚悟の上で、経済活性化に舵を切った感が強く、現時点は吉と出るか凶と出るかは予測不能の段階にあり、当面、ワクチンや治療薬の早期開発に委ねざるを得ないだろう。
その中、市場を取り巻く環境は米中覇権争いの長期化などの不確定要因があるだけに、安易のどちらにも仕掛けづらい状況に置かれている。現時点ではトランプ大統領としては再選が確実視されるまでは、対中制裁を更に強化する可能性が高く、予断を許せない状況であるが、米中双方が軍事衝突まで発展する可能性は低いとは言え、常にリスク回避が意識されるだけに、安全資産である円買いに集中しやすい相場環境にある。
反面、マーケットにはリスク回避によるドル買いニーズも根強く、一方的な円高局面は描きづらい状況にある。
【2020年9月23日週】注目の経済指標
先のFOMCにおいて、FRBが低金利政策の長期化を促しており、相対的にはドルの調整売りが優先されている。
ただ、新型コロナ・ウィルスのワクチンや有効治療薬の開発が急務とは言え、今週は特に目立った材料がないが、米中覇権争いは政治絡みの問題も含んでおり、この種の話題には一喜一憂することなく直近のボックス圏相場でじっくい待機策が賢明であろう。
注目指標
- 21日(月)休場
- 22日(火)休場
- 23日(水)ニュージーランド準備銀行政策金利 0.25据え置き
- 24日(木)日銀・金融政策決定会合議事要旨(現状維持)
- 8月米新築住宅販売件数(若干悪化見込み)
- パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長(低金利長期化と持続性)
- 25日(金)8月米耐久財受注 (悪化)
乖離幅チャート分析
2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!
主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。
【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円*ユーロドル)から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。
売買基準は乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めのシグナルが発生してからナンピン売買が効率的です。
各通貨ペア動向
各通貨ペアの動向です。
ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
- 平均乖離幅 0.0510
- 現状乖離幅 0.0490→0.0367
先週の弱い売りシグナル106.15円から下落に転じており、今週は利益確定買いを交えながら、買いシグナル104.55円が点灯している。
★売りターゲット(106.00円)
ユーロドル(ユーロ円-ドル円)
- 平均乖離幅 17.50円
- 現状乖離幅 19.60→19.25円
先週の強めの売りシグナル1.1846から変更はなく、今週も引き続き強めの売りシグナル1.1841が点灯している。
★買いターゲット(1.1650)
豪ドル(ドル円-豪ドル円)
- 平均乖離幅 30.25円
- 現状乖離幅 28.85→28.35円
先週の強めの売りシグナル0.7282から変わらず、今週も強めの売りシグナル0.7288が点灯している。
★買いターゲット(0.7150)
ポンドドル(ポンド円-ドル円)
- 平均乖離幅 31.00円
- 現状乖離幅 29.70→30.55円
先週の弱めの買いシグナル1.2798から上昇しており、今週は利益確定売り1.1850を踏まえながら、一転して、弱めの売りシグナル1.2922が点灯している。
★買いターゲット(1.2850)