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おはようございます。だいまんです。
2021年1月25日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、まちまちの展開も総じて、週末を控えて揉み合い気味の展開。NYダウは、267ドル安まで下落後もマイナス圏で推移したが、リスク回避のドル買いは強まっていない。
米経済指標としては、1月製造業・サービス業PMI・速報値と12月中古住宅販売件数が、予想を上回ったが影響は限定された。
ドル円は103.89まで反発、ユーロドルは、独ユーロ圏1月PMIの速報値が予想を大きく上回ったことで、1.2152から1.2190まで一時上昇も、米ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの欧州供給が遅れる見込みが示されたことなどが重しとなり、その後はこのレンジで揉み合い、ポンドドルは、英1月小売売上高、製造業・サービス業PMI・速報値の悪化やロックダウンが夏まで続くとの観測が上値を追下げ1.3636まで一時下落した。ジョンソン首相は、「新型コロナの変異種について、従来型よりも感染力が強いことに加えて、死亡率が高い可能性があるとの報告を受けた」と発表した。
一方クロス円では、ユーロ円が125.93まで下落後126.40、ポンド円は141.52から142.07まで反発、オージー円は79.91から80.21、NZD円は74.37から74.64の狭いレンジで推移、カナダ円も米ファイザーのカナダへの新型コロナウイルスのワクチン供給が一時削減されるとの報道が嫌気され81.85から81.49まで売りに押された。
1月25日の注目材料
- 17:45 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁基調講演
- 18:00 (独) 1月ifo企業景況感指数 (前回92.1 予想91.4)
- 18:00 (独) 1月ifo現況指数 (前回91.3 予想90.4)
- 18:00 (独) 1月ifo期待指数 (前回92.8 予想93.9)
- 18:45 (日) 12月スーパー販売額 [前年比] (前回1.2% 予想2.7000%)
- 19:45 (ユーロ圏) パネッタECB理事講演
- 22:00 (ユーロ圏) レーンECB専務理事、易中国人民銀行総裁講演
- 22:30 (米) 12月シカゴ地区連銀全米活動指数 (前回0.27)
- 22:45 (ユーロ圏) レーンECB専務理事講演
- 00:30 (米) 1月ダラス連銀製造業業況指数 (前回9.7)
- 01:15 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁講演
- 02:00 (英) ベイリー英中銀総裁講演
- 03:00 (米) 2年物国債入札(600億ドル)
- EU外相理事会
- 世界経済フォーラム「ダボス・アジェンダ」(29日まで)
- 本邦企業決算:JSR、東映アニメーション、弁護士ドットコム、日本電産
1月25日の相場見通し
今週は、既に月末やFOMCの発表を控えて、月末のフローの動きやFOMCを前にしたポジション調整の動きに注意しておきましょう。
経済指標としては、独1月ifo企業景況感指数、米国では、12月シカゴ地区連銀全米活動指数と1月ダラス連銀製造業業況指数などが発表されます。
注目は独1月ifo企業景況感指数で、直近ユーロ圏では、ロックダウンにも、強い経済指標が続いています。不思議な感じが強いですが、良好な結果が続くなら問題ないとしても、逆に想定外に弱い結果となった場合、一定のユーロ売りの反応が出るか注意しておきましょう。一方米国の指標は弱めが想定されますが、あまり重要視されていない指標なので影響は少なそうです。
その他ユーロ圏の要人発言が続きますが、ECB理事会後のユーロ高けん制にもユーロ相場を若干押し下げる程度でしか影響は見えていません。逆にそういった下げのタイミングでは、ユーロ買いの好機と考えるのが良いかもしれません。
その他ダボス会議の影響はないと思いますが、今週も米国債の大量入札が行われます。月末の償還額に対して75%増となっています。引き続き米長期金利の高止まりが、ドルの下値を支えるか注目しておきましょう。
1月25日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ユーロポンド
- 予想レンジ: 0.8860~0.8950
- 基本戦略: 押し目買いから大きめの戻りは売り狙い
- 予想時間:07:37 予想時レート:0.8895
ユーロポンド相場は、0.8862の安値を割れるも、再三の0.88を前に下げ止まりを見せて反発的。モメンタムを示すスロー・ストキャスティクスも反転上昇となっており、一旦上値トライとなりそうだ。ただ、総じて月末には、ユーロポンドは売られ易いことは留意しておきたい。
下値は、0.8886の戻り安値維持では良いが、0.8830の安値を割れると0.88前後のサイコロジカル、0.8671の戻り安値を割れると相場が崩れ、0.8600、0.8521、0.8426、0.8339の戻り安値までターゲットとなる。一旦こういった位置は買いが入り易いと見るが、このリスクは0.8282や0.8273の安値割れとなる。
一方上値は、0.8919-35,0.8989-97,0.9037-49、0.9077-0.9106の戻り高値が抑えると弱い。0.9157や0.9218-30の上ヒゲを超えて0.9259まで視野となるが、上抜けは不透明。ただ、ユーロポンドは、こういった上昇では、ほとんどのケースが上ヒゲで終わることは留意しておきたい。あくまで、0.9292を超えて、0.9325、0.9388なども視野となるが、0.9498の高値を越えるかは不透明。ただ、もし超えるなら0.9616の2016年10月の不透明な上ヒゲまで視野となる。
デイの戦略としては、追いかけて買うのは避けたい。0.8870-80,0.8850-60への下落で買って、ストップは0.8830割れ。ターゲットは、0.8920が抑えると利食いも、超えても0.8925-50ゾーンでは利食い優先で、またこの位置からは0.8990-00への上昇で売り上がって、ストップを0.9037越えとするか、0.9094越えなどに置いて、0.90ミドルまで売り上がりを想定したい。ただ、こういった上昇での利食いは、0.8919-25などが下支えすると利食いとなる。また割れても0.8830を前にしっかりと利食っておきたい。
NZDドル
- 予想レンジ: 0.7120~0.7220
- 基本戦略: 押し目買い
- 予想時間:07:58 予想時レート: 0.7172
上昇が0.7263の月足の雲の上限を超えて0.7316まで拡大も、現状は上げ渋っている。上値は0.7230-41、0.7282―00などが再度上値を抑えると上値追い出来ないが、0.7316を超えると0.7395-0.7525の強い戻り高値圏まで視野となるが、2017年7月の高値0.7559を超える動きが見えるかは不透明となる。
一方下値は、0.7096-0.7113,0.7062-91、と0.6993-0.7030ゾーンでは、日足の雲の上限が控え、支えると堅調が想定される。ただし、0.6960を割れると0.6876-0.6916、横ばいとなる0.6859の日足の雲の下限、0.6782-0.66838なども視野となるがサポートが控えており、維持では良いが、0.6752を割れると、若干崩れ気味となり、0.6680まで視野となるが、下方ブレイクは不透明も、0.6590を維持できずに、更に0.6547-54、0.6512や0.6490の安値まで順次割れると相場が崩れ、0.6382-86から過去の高値となる0.6177のゾーンまで視野となるが、長期サポートからは、買い位置となる。このリスクは、0.5920や0.5844割れとなる。
従って、デイの戦略としては、上値追いは避けて、押し目を待って買い場探し。0.7120-40ゾーンへの調整を買って、ストップは0.7096割れ。ターゲットは、0.7200-25ゾーンが抑えると利食い優先。超えても0.7240-80ではしっかりと利食いたい。またこういった位置では売りも検討して、ストップは0.7316越えで、売りの場合のターゲットは、0.7225が逆サポートすると利食い。割れても0.7120-40ではしっかりと利食いたい。