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おはようございます。だいまんです。
2021年1月5日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
年初の海外市場の取引は、ドルや円が堅調な展開となった。史上高値を更新してスタートしたNYダウが、一時724ドル安まで下落したことなどから、リスク回避的な動きが広がった。
ドル円は、日本政府が、1都3県に緊急事態宣言を発令したことを受けて102.71まで下落後、103.25まで一時反発、ユーロドルは1.2310を上値に、1.2245まで売りに押され、ポンドドルは、政府がより強い規制強化を実施するとのの思惑から1.3542まで下落、ジョンソン首相は、テレビ会見で「5日からイングランド全体のロックダウン開始」を表明した。
一方クロス円では、ユーロ円は、対ポンドでの買いもあり126.80まで一時反発、ポンド円は139.70まで売りにされ、オージー円が78.86、NZD円が73.81、カナダ円が80.61まで値を下げた。
1月5日の注目材料
- ロシア市場休場(新年)
- 08:50 (日) 12月マネタリーベース [前年同月比] (前回16.5% 予想18.0%)
- 16:00 (独) 11月小売売上高指数 [前月比] (前回2.6% 予想-2.0%)
- 16:00 (独) 11月小売売上高指数 [前年同月比] (前回8.2% (8.6%) 予想4.0%)
- 16:30 (スイス) 12月消費者物価指数 [前月比] (前回-0.2% 予想0.0%)
- 16:30 (スイス) 12月消費者物価指数 [前年比] (前回-0.7% 予想-0.7%)
- 16:45 (仏) 12月消費者物価指数・速報値 [前月比] (前回0.2% 予想0.4%)
- 16:45 (仏) 12月消費者物価指数・速報値 [前年同月比] (前回0.2% 予想0.2%)
- 17:55 (独) 12月失業者数 [前月比] (前回-3.90万人 予想1.00万人)
- 17:55 (独) 12月失業率 (前回6.1% 予想6.2%)
- 17:55 (独) 12月失業者数増減・季調値 (前回-39千人 予想10千人)
- 18:00 (ユーロ圏) 11月マネーサプライM3 [前年同月比] (前回10.5% 予想10.6%)
- 21:00 (NZ) 乳製品価格 (前回1.3%)
- 21:00 (NZ) 乳製品入札 (前回3317ドル)
- 22:30 (加) 11月鉱工業製品価格 [前月比] (前回-0.4%)
- 22:30 (加) 11月原料価格指数 [前月比] (前回0.5%)
- 24:00 (米) 12月ISM製造業景況指数 (前回57.5 予想56.5)
- 00:00 (米) 12月ISM製造業景況指数・価格指数 (前回65.4)
- 00:00 (米) 12月ISM製造業景況指数・新規受注指数 (前回65.1)
- 00:00 (米) 12月ISM製造業景況指数・雇用指数 (前回48.4)
- 05:45 (米) ウィリアムズNY連銀総裁、エバンズ・シカゴ連銀総裁講演
- (米) 12月自動車販売
- ジョージア州・連邦議会上院2議席の決選投票
1月5日の相場見通し
年初の取引は、リスクオフの展開でスタートしました。
年初の動きは、今年の動きを象徴するとも言われています。一過性の可能性もありますが、安易に考えずに動向を注視しながら対応しましょう。
経済指標としては、独11月小売売上高指数と12月失業率、仏12月消費者物価指数・速報値、NZでは乳製品入札結果、カナダ11月鉱工業製品価格と原料価格指数、米国では、12月ISM製造業景況指数と12月自動車販売が発表されます。
経済指標に対する市場の反応が鈍い展開が続いていますが、クリスマス休暇でコロナウイルスの感染が再拡大しています。特に独失業率や米ISM非製造業景況指数の弱い結果がリスクオフの動きにつながるか注意しましょう。
また、ジョージア州で、連邦議会上院2議席の決選投票が行われます。現状世論調査では、民主党有利と報道されていますが、郵便投票と絡めても結果が判明するのに、数日を要するとされています。今日のところは、大きな影響はないでしょうが、この選挙や明日の上下両院合同会議に関連した報道には注意しておきましょう。
1月5日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ポンドドル
- 予想レンジ: 1.3500~1.3650
- 基本戦略:戻り売り
- 予想時間:09:44 予想時レート: 1.3574
ポンドドルは、下値を1.2676や1.2855で支えて、上昇が1.3704まで拡大し堅調な展開が続いている。ただ、引き続き短期ベースの日足のファンラインを超えることが出来ずに上値追いは不透明となる。ただ、月足チャート(下段)からは、2.1162の高値からの超長期のレジスタンス、過去の相場レンジ・ゾーンの下限となる1.3680-1.3503を超えているが、未だ上昇トレンド入りが確認できず、騙しのリスクを抱えていることは留意しておきたい。
ともかく、上値は1.3704を超えて、週足からは1.3748-73から1.4007-32の窓がターゲットとなる。また超えた場合、2016年のブレグジット決定後の戻り高値となる1.4377まで、ほとんどポイントがなく、一気に超える動きとなるかは想定しづらい。この位置を超えるまでは、本格的な上昇とならないことは、注意しておきたい。
一方下値は1.3430-92ゾーン、1.3304-50ゾーンの戻り安値が支えると短期サポートから強い。また割れても1.32前後には日足の雲が控えており、一時では堅調が続くが、リスクは、90日移動平均の1.3161と絡めて、1.3188や1.3135の下ヒゲを割れるケースで、その場合、スロー・ストキャスティクスの反転が顕著となり、1.30のサイコロジカル、1.2906-33の戻り安値圏までの調整の可能性が高まりそう。
ただ、こういった位置も外部サポートが控えており、一旦下支える可能性はあるが、1.2855まで割れると1.2806-1.2845ゾーン、1.2752までターゲットとなり、更に1.2676や1.2645の戻り安値を割れるケースからは、1.2438-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.2360まで視野となり、1.2252の戻り安値まで割れると1.2162などがターゲットとなるが、最大のリスクは1.2073の戻り安値割れで、その場合1.20のサイコロジカルがターゲットとなる。
デイの戦略としては、コロナウイルスの変異種の再拡大からロックダウンが再開されていること。また、一旦年末のFTA交渉締結で、逆にポンドを買う材料に乏しいこともあって、上値は避けておくのが無難となる。
従って1.3704の高値をストップに、1.36前後から1.3650-70まで売り場を探して、ターゲットは1.3542の安値を割れないなら利食いも、割れると1.35前後では、しっかりと利食っておきたい。また買いは、1.3450-1.3500ゾーンで、下げ止まりを確認して買っても、ストップは1.3430割れで、こういった下落での利食いは、1.3550が逆にレジスタンスすると利食い優先で、超えても1.3600-50ゾーンへの反発では、しっかりと利食いたい。
ユーロ円
- 予想レンジ: 125.50~127.00
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:10:06 予想時レート: 126.44
ユーロ円は、下値を122.38と121.62でダブル・ボトム的に支えて、上昇が127.24まで拡大。ただ、この位置から127.50までは月足のロングランのレジスタンスが控えており、スロー・ストキャスティクスの反転下落を見ても、上値追いは避けたい。あくまで、こういった位置を超えて129.26-130.16、132.46-133.49の月足の戻り高値などがターゲットとなるが、ただ、137.50の高値を越えるかは不透明となる。
一方下値は、現状のレンジ的推移の下限となる125.71の戻り安値や日足の基準線を割れるとブレイクアウトが発生して、その場合125.13の窓の下限、124.30-38の戻り安値を割れると上昇してくる雲と重なる123.64-90の戻り安値、サイコロジカルな123円が視野となるが一旦短期サポートから買いが入り易い。
ただし、122.66-85を割れると、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏、121.62や121.48の戻り安値を割れると下げ幅を拡大して、120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。
デイの戦略としては、突っ込み売りは避けて、一定の戻りを待って売り狙い。ストップを126.80に置いて、126.50-60を売るか、127.24に置いて、127円まで売り上がりとなる。ターゲットは、ターゲットは、125.95-126.10ゾーンの戻り安値圏の維持では買い戻し。また、本日125.71を割れるかは不透明で、このゾーンの維持が確認できると買っても、ストップは125.71割れで、倍返しも検討される。この買いの利食いは、126.80を超えないと利食い優先。また、125.71から逆張りは、125.00-30ゾーンではしっかりと利食いたい。