[AD] 運営維持のため、一部広告リンクを設置する場合がございます(詳細)
おはようございます。だいまんです。
2021年2月22日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、総じてドルが軟調気味もまちまちの展開となった。NYダウが史上最高値を一時更新するもその後値を消し、NY株3指数は、横ばい気味の推移に留まり、影響は限られた。また、FRBが半期に一度議会に提出する金融政策報告を公表、「FRBは米経済が完全な回復を遂げるまで、金融政策による強力な支援を継続する」と表明したが、ウイリアムズNY連銀総裁が「利回りの上昇は懸念していない」と発言したことなどから米10年物国債利回りが、1.36%まで上昇したことが、ドルの下値を支えた。米経済指標としては、2月サービス業PMIの速報値や1月中古住宅販売件数が、予想上回ったが影響は限られた。
ドル円は、105.24まで下落後105.67まで反発、ユーロドルは、独仏2月製造業PMIの速報値が、2018年2月以来の改善を見せたことで1.2145まで上昇後、1.2108まで売りに押されたが、ポンドドルは、予想を上回る2月製造業・サービス業PMI・速報値を背景に1.4047まで買い進まれた。またユーロポンドは、昨年4月来の0.8640まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円が128.18まで一時上昇、ポンド円が148.17、オージー円が83.17、NZD円が77.23まで上昇、カナダ円は、12月小売売上高が予想を下回るも、83.87まで値を上げた。
2月22日の注目材料
- 08:50 (日) 1月企業向けサービス価格指数 [前年同月比] (前回-0.4% 予想-0.4%)
- 18:00 (独) 2月ifo企業景況感指数 (前回90.1 予想90.5)
- 18:00 (独) 2月ifo企業景況感・期待指数 (前回91.1 予想91.8)
- 18:00 (独) 2月ifo企業景況感・現況指数 (前回89.2 予想89)
- 22:30 (米) 1月シカゴ地区連銀全米活動指数 (前回0.52)
- 22:45 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁基調講演
- 00:00 (米) 1月景気先行指標総合指数 [前月比] (前回0.3% 予想0.3%)
- 00:30 (米) 2月ダラス連銀製造業業況指数 (前回7)
- 05:30 (米) ボウマンFRB理事「経済に関して」講演
- 06:45 (NZ) 第4四半期小売売上高指数 [前期比] (前回28.0% 予想-0.5%)
- 06:45 (NZ) 第4四半期小売売上高指数 [前年同期比] (前回8.3%)
- EU外相会合
2月22日の相場見通し
今週は、パウエルFRB議長の半期に1回の金融政策に関する議会証言が焦点となります。特に現在の相場は、米国の長期金利の動向がドル相場を支えていますが、議会証言を受けた米長期金利の動向には、大きな注目が集まりそうです。
経済指標としては、1月企業向けサービス価格指数、独2月ifo企業景況感指数、米国では、1月シカゴ地区連銀全米活動指数、1月景気先行指標総合指数や2月ダラス連銀製造業業況指数、NZでは第4四半期小売売上高指数などが発表されます。
経済指標に対する市場の反応は限定されていますが、直近米経済指標に強い結果が見えています。追加経済対策の効果や原油価格の上昇もあって、インフレ期待などの上昇が米長期金利を押し上げています。本日の景気先行指数などの米経済指標が強い結果となった場合、米長期金利が更に上昇するならドルの買い戻しや株価の下落に影響を与える可能性に留意しておきましょう。
要人発言としては、ラガルドECB総裁は、引き続き追加の金融緩和の可能性やユーロ高に対する懸念を表明すると思われますが、ただ既にこういった発言が繰り返されており、影響は限定される可能性がありそうです。一方市場では、先週のウイリアムズNY連銀総裁の「米国債利回りの上昇は懸念していない」との発言が、米長期金利を押し上げました。パウエルFRB議長の議会証言を前に、一定のリスク緩和発言とも捉えられていますが、本日のボウマンFRB理事も、どういった発言をするか注目されそうです。特にウイリアムズNY連銀総の発言を踏襲するようなら米長期金利の押し上げに寄与する可能性には、留意しておきましょう。
2月22日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ユーロドル
- 予想レンジ:1.2080~1.2160
- 基本戦略: 逆張り
- 予想時間:08:19 予想時レート:1.2118
ユーロドルは、下値を1.1612と1.1603で、ダブル・ボトムを形成後、堅調に上値を1.2349まで拡大も、この位置では上値を押さえられて、急上昇を支えるサポートや日足の雲の上限を割り込んで調整が続いている。
上値は、1.2169の戻り高値から1.2202の日足の雲も上限、1.2226から12285の戻り高値ゾーンが抑えるとレジスタンス形成の可能性が残ることは注意。あくまで1.2349の高値をしっかりと超えて、1.2400のサイコロジカルが視野となるが、オプションの防戦が上値を押さえて可能性が残っているが、しっかりと超えると月足からは、1.2414-1.2476の戻り高値圏まで視野となる。ただ、1.2555の戻り高値を越えるかは、現状不透明となる。
一方下値は、1.1952まで調整も、この位置には、雲の下限やサポートに支えられて現状は戻り歩調。スロー・ストキャスティクスも既に、反転上昇気味で、今後どこまで上値を回復できるかが大きな焦点となりそうだ。
一方下値は、1.2030に控える雲の下限維持では良いが、1.2020-23の戻り安値を割れると1.20のサイコロジカルが視野となるが、この是後の維持では突っ込み売りは出来ないが、1.1952の安値を割れると短期サポートが崩れ気味となり、1.1882-1.1922ゾーンでそれ以前に上値を押さえていた位置、1.1800-1.1833の戻り安値圏、1.1745-59の戻り安値や1.1711の戻り安値を割れると1.1650のサイコロジカルまで視野となる。ただ、この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、リスクは、1.1603の安値を割れで、その場合調整が深まり、それ以前の高値1.1495から1.1422ゾーンまで視野となるが買いが入り易い。またもし割れても1.12-1.14ゾーンは、揉み合いを経たゾーンで、こちらも買いが入り易い。あくまで1.1168の戻り安値を割れるまでは、堅調相場が続くと見たい。
デイの戦略としては、現状は戻り歩調も揉み合い気味で、逆張りの戦略を考慮したい。
上値は、金曜日の戻り高値1.2145が抑えると、この手前で売っても、1.2169をストップ対応。超えても1.22前後への反発では、売りを狙って、1.2223をストップ。売りのターゲットは、1.2080-00の維持では利食いとなる。またこの位置からの買いは、1.2050-60まで買い下がって、ストップは1.2023割れ。また1.20前後まで買い場を待って、ストップは1.1952割れとなる。買いの場合のターゲットは、1.2100や1.2150が抑えると利食い優先となる。
スイスフラン円
- 予想レンジ:117.20~118.20
- 基本戦略:戻り売り狙いから、買いは深押し待ち
- 予想時間:08:37 予想時レート: 117.68
スイスフラン円は、113.28と113.78-78の戻り安値で、トリプル・ボトム的に下値を支えて、直近上値を押さえていた117.76-118.00を超えて、反発が118.87まで拡大している。スロー・ストキャスティクスも反転をはっきりとさせており、更に上値トライとなるか注目される。
ただ、上値は、118.87の戻り高値が、若干トピッシュで、こういった位置が過去のレンジの上限となっており、118.25-50などが上値を抑えると弱いので注意。あくまで118.87をしっかりと超えて、月足からは119.07、120.38などもターゲットとなるが、120円はサイコロジカル的にも、達成感が広がることは、留意しておきたい。
一方下値は、日足の基準線と絡む117.42-50の維持では強いが、割れると116.92-117.12の戻り安値圏で、日足の雲の上限やサポートが視野となるが買いが入り易い。ただし、116.59の戻り安値を割れると116.22-28や116.04の戻り安値、横ばいとなる115.77の雲の下限まで視野となるが、買いが入り易い。ただし、維持できない場合、114.56-68や114.16-22までポイントが薄くなるので注意だが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、113.77や113.28の戻り安値を割れると、相場は崩れ気味となり112.96-113.02、112.43-67なども視野となるが、更に112円を荒れると110円方向への調整リスクとなる。
デイの戦略としては、上値追いは出来ず、買いはしっかりと押し目待ちとなるが、早期は118.87の高値が抑えると売りも狙いたい。一応118.60方向への上昇で売りを狙って、ストップは118.87越え。ターゲットは、117.00-25の維持では買い戻しで、買いは116.80-00を買っても、ストップは116.58割れまたは、116.22や116.03割れとして、買い下がってもターゲットは、118円が上値を抑えると弱く利食いで、超えても118.60前後が抑えるならしっかりと利食っておきたい。