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おはようございます。だいまんです。
2021年9月27日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、米8月新築住宅販売件数が、予想を上回ったこともあって、米10年物国債利回りが、1.466%まで上昇、ドルの買い戻しが優勢で引けた。
メスター・クリーブランド連銀総裁が「労働市場が予想通りに改善すれば、FRBは11月にテーパリングを開始し、来年末までに利上げを行う可能性がある」、ジョージ・カンザスティ連銀総裁は「テーパリング開始への労働市場の基準はすでに満たしている」と発言したが、特段の反応は見えなかった。
ドル円は110.79まで上昇、ユーロドルは、独9月ifo企業景況感指数が、若干予想を下回り、26日投票の独連邦議会選挙を控えて、1.1701まで下落、ポンドドルは、1.3658まで一時売り込まれた。
一方クロス円は、高値圏も堅調を維持しているNY株価3指数もあって、堅調な展開。ユーロ円が129.39から129.81、ポンド円は151.00から151.59、オージー円は80.02から80.44、NZD円は77.47から77.75、カナダ円は86.84から87.64まで反発した。
9月27日の注目材料
- 08:50 (日) 8月企業向けサービス価格指数 [前年同月比] (前回1.1% 予想1.2%)
- 14:00 (日) 7月景気先行指数・改定値 (前回104.1)
- 14:00 (日) 7月景気一致指数・改定値 (前回94.5)
- 17:00 (ユーロ圏) 8月マネーサプライM3 [前年同月比] (前回7.6% 予想7.8%)
- 20:45 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁・議会出席
- 21:00 (米) エバンズ・シカゴ連銀総裁講演(全米企業エコノミスト協会年次会合)
- 21:30 (米) 8月耐久財受注 [前月比] (前回-0.1% 予想0.6%)
- 21:30 (米) 8月耐久財受注・除輸送用機器 [前月比] (前回0.7% 予想0.5%)
- 22:00 (米) ウィリアムズNY連銀総裁講演(全米企業エコノミスト協会年次会合)
- 23:30 (米) 9月ダラス連銀製造業業況指数 (前回9)
- 01:00 (米) ウィリアムズNY連銀総裁講演「経済見通しについて」
- 01:15 (米) ブレイナードFRB理事講演(全米企業エコノミスト協会年次会合)
- 01:30 (ユーロ圏) デコス・スペイン中銀総裁講演
- 02:00 (米) 2年物国債(600億ドル)、5年物国債入札(610億ドル)
- 03:00 (英) ベイリー英中銀総裁講演
- 英国労働党大会(ブライトン,29日まで)
- 全米企業エコノミスト協会(NABE)年次総会(28日まで)
9月27日の相場見通し
一旦中国恒大に対するデフォルト懸念が和らいだことで、リスクオン的な相場展開で先週末の相場を終了しましたが、実際未だ中国恒大が本当に利払いを実施したかは、確認されていないようです。一応利払いが行われていないとしても、30日間はデフォルトと判定されませんが、一方で29日にも更なる利払いが予定されています。今年中国恒大の利払いが続々と続くことで、この問題が、完全に解決したと見るのは、時期尚早なようです。
一方今週は、経済的な会合が多く、多くの要人が、議会証言や講演で発言します。先週のFOMCでは、11月のFOMCでのテーパリング発表が示されていますが、相場は想定の範囲として楽観的に見ています。ただ、一部でパウエルFRB議長の孤立も指摘される中、パウエルFRB議長の任期に絡めて、再選の有無も焦点となりそうです。タカ派的な意見が続くと、今週の米国債の入札と絡めて、米長期金利が更に上昇を強めるならドル相場の下支えとなりそうです。
本日の経済指標としては、日本の8月企業向けサービス価格指数と7月景気先行指数・改定値、米国の8月耐久財受注と9月ダラス連銀製造業業況指数ぐらいしかなく、総じて影響は少ないでしょう。
本日は、株価や要人発言、米国の入札絡みでの米長期金利の動向に、細心の注意を払って対応しましょう。
9月27日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
ドル円
- 予想レンジ:110.40~111.10
- 基本戦略: 押し目買い
- 予想時間:08:35 予想時レート:110.75
上値を111.66でCapされて、一時日足の雲やサポートを割れるも、下値は108.72や109.11-12を維持して、逆に日足の雲を超える上昇となっている。ただ、上値は未だレジスタンスが有効となっており、直ぐに上値を追いは不透明。また、一旦下落に転じたスロー・ストキャスティクスが反転となっているが、この点は不透明感が残ることは、留意しておきたい。
上値は、110.80の戻り高値を越えて、110.82-111.20の戻り高値圏、111.50のサイコロジカルが視野となるが、やれやれの売りが出易い。あくまで111.66や111.71の戻り高値を越えて、112.15の月足の雲の上限や112.23の戻り高値まで視野となる。こういった位置は125.86の高値から99.02の安値までの調整の50%(112.44)の位置に相当することで、上抜けは相当厳しい位置となる。ただし、超えると114.55,114.73、115.51、118,66-60のトランプ大統領就任後の高値まで視野となる。
一方下値は、109.19の雲の上限が逆サポートすると強く、109.95前後にある基準線や転換線、109.86の雲の下限、109.71の戻り安値から109.50のサイコロジカルが維持すると堅調が続くが、109.11-12の戻り安値やサイコロジカルな109円前後を維持出来ずに、108.72の戻り安値まで割れると調整色が強まり、108.56-57の戻り安値圏、108.35の戻り安値まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、108.03の戻り安値や108円を維持出来ずに、もし107.48まで割れると相場は崩れる。その場合107.16のそれ以前の高値、106.94の戻り安値、106.37-64の戻り安値、サイコロジカルな106円前後まで視野となるが、大きな流れのネックラインからは、買いが入り易い。ただ、105.83-85の戻り安値まで割れると105.20、サイコロジカルな105円が視野となるが、更に突っ込み売りは出来ない。ただ、104.92の戻り安値を割れると調整気味となり、104.55-86まで視野となる。また104.41の戻り安値を割れると相場崩れ気味となるが、ただ、下値には出遅れた雲が控えており、104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。
デイの戦略としては、上値追いは厳しく、押し目があれば買いを狙う形。下値は、もし、110円ミドルが維持されるとこういった位置からとなるが、あっくまで110円前半、特に日足の雲の上限の110.19を睨んで買って、ストップは109.71割れ。ターゲットは、現状の高値110.80前後が抑えると利食いも、超えると111円前後の動向次第で利食って置きたい。またこの位置の売りは111.20越えをストップまたは、慎重に売り上がって、ストップは111.66越えなどで対応したい。この売りの場合110.60前後の維持では利食い優先が安全となる。
スイスフラン円
- 予想レンジ:119.15~120.10
- 基本戦略: 売り狙いから押し目買い
- 予想時間:08:44 予想時レート: 119.76
上値を122.77でトピッシュとして下落も117.54で下げ止まりを見せて反発。スロー・ストキャスティクスが反転上昇に転じており、一定の上値トライとなるか注目される。
ただ、上値は、119.87前後の雲の下限、120.08-12の戻り高値を越えて、超えて120.50-82の戻り高値と雲の上限と絡む位置が視野となるが売りが出易い。121.11-20ゾーンの戻り高値圏を超えて、121.46-94の窓の上限が視野となるが、抑えるとレジスタンスが有効となる。あくまで122.68や122.77を越えて、月足からは124.03-125.91ゾーンまでポイントが薄くなるが、サイコロジカル的には、123円や125円などは一旦上値を押さえそう。更に超えて129.00の戻り高値、130円のサイコロジカル、131.37、133.57の月足の雲の上限が順次視野となるが、134.59の上ヒゲを前に、上値追いは不透明となる。
一方下値は、119.07の基準線、118.69の転換線、117.82-118.38の戻り安値圏の維持では良いが、117.51―54の戻り安値を割れると116.82-93,116.42の戻り安値まで視野となるが維持は不透明も、115.91-116.09の戻り安値圏を割れると相場が崩れ気味となり、115.64まで割れると、114.56-68や114.16-22までポイントが薄くなる。また113.77や113.28の戻り安値を割れると、相場は崩れ気味となり112.96-113.02、112.43-67なども視野となるが、更に112円を荒れると110円方向への調整リスクとなる。
デイの戦略としては、追いかけて買うことは出来ずに、早期はまず、120円方向への上昇から売り狙い。ストップは120.58越え。ターゲットは、119.45前後、119.15前後の維持では利食い優先。また買いは、この119円前後から118.60-90をまで買い下がって、ストップは、118.35割れで対応。この買いのターゲットは、119円ミドルを前に、反発では利食い優先が良さそうだ。