FRBの早期テーパリングへの期待とリスク選好【今週の為替相場予測】|2021年10月18日週

FRB 早期テーパリング

こんにちは、鈴木郁夫です。

今週の為替相場予測です。

【2021年10月18日週】概況・展望

FOMC議事要旨を通して、米当局者による相次ぐタカ派的な発言が続く中、米債券利回りの上昇と共に、FRBの早期テーパリング開始期待が強まりつつある。そして、リスク選好の動きも重なり、相対的にドルを買い戻す動きが早まっている。一方、円安が予想以上のピッチで進行しており、約3年ぶりの高値圏114円台半ば近辺まで上昇している。節目のドル円115円台が否応なしに意識されるだろうが、市場ではIMFが世界経済見通しを引き下げる中、中国経済の低迷やエネルギー価格の上昇など不透明感が強く、また、インフレ警戒懸念がより一層強まり、市場では経済の成長鈍化を背景としたスタグフレーションの声も聴かれ始めている。相対的には憶測先行相場と化しており、相場の難易度を更に強めていると言わざるを得ない。いずれにしても、この一か月間で膠着化していた円相場が激変しており、相対的に相場の潮目が変わりつつある。当面、もう一段の円安段階を見越して、ドル円115円前後からは円買いに転じることも一考であろう。

【2021年10月18日週】注目経済指標

週初めに中国経済指標が集約されているが、数値自体が軒並み低下予想であり、中国の実体経済を反映しているのかもしれないが、冬場に向かい、原油や石炭の依存大国である中国の存在を無視できない情勢にある。一方、米金利の上昇余地も残り少なく、また、株価も史上最高値近辺で推移している以上、過剰期待は自重し、相場が動意づいてからの始動を心掛けるべきであろう。

注目指標

  • 18日(月)中国7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比) 5.2%←7.9%
  • 中国7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前期比) 0.5%←1.3%
  • 米9月鉱工業生産(前月比) 0.2%←0.4%
  • 19日(火)豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
  • 米9月住宅着工件数(前月比) 0.0%←3.9%
  • 20日(水)欧9月消費者物価指数(HICPコア指数)(前年同月比)1.9%←1.9%
  • 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
  • 21日(木)米前週分新規失業保険申請件数 30.0万件←29.3万件
  • 10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
  • 米9月中古住宅販売件数(前月比) 3.4%←-2.0%
  • 米9月景気先行指標総合指数(前月比) 0.4%←0.9%
  • 22日(金)日9月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 0.2%←-0.4%
  • 米10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)55.2←54.9

乖離幅チャート分析

2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。

乖離幅チャート

【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)の乖離幅から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。

各通貨ペア動向

ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)

ドル円

  • 平均乖離幅 0.0860
  • 現状乖離幅 0.0944→0.1076

先週の売りシグナルドル円112.25円から急ピッチに上昇を速めており、今週は強い売りシグナルドル円114.25円が点灯している。
★買いターゲット(111.50円)

ユーロドル(ユーロ円-ドル円)

ユーロドル

  • 平均乖離幅 18.75円
  • 現状乖離幅 17.65→18.75円

先週の弱い買いシグナル1.1572から若干上昇しており、今週も利益確定売りを伴い、様子見1.1597が点灯している。
★様子見(1.1597)

豪ドル(ドル円-豪ドル円)

豪ドル

  • 平均乖離幅 30.50円
  • 現状乖離幅 30.20→29.50円

先週の様子見0.7310から上昇に転じており、今週は弱い売りシグナル0.7418が点灯している。
★買いターゲット(0.7350)

ポンドドル(ポンド円-ドル円)

ポンドドル

  • 平均乖離幅 41.50円
  • 現状乖離幅 40.60→42.80円

先週の弱め目の買いシグナル1.3617から上昇を速めており、今週は利益確定売りを伴い、様子見1.3746が点灯している。
★様子見(1.3746)

本ペットチャートは3~5段階で少な目からの分散投資をお勧めします。
売買シグナルは添付のチャートを参照してください。
尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。

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