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こんにちは、鈴木郁夫です。
今週の為替相場予測です。
目次
【2021年12月27日週】概況・展望
新型コロナウイルス・オミクロン株を巡る感染拡大懸念が世界各国で急増しており、相対的にロックダウン再開リスクを背景に、各国は先行き不安を抱えているが、一般的には先のデルタ株と比べて圧倒的に重症化率が低下しており、オミクロン株を巡る過度な悲観論は後退しつつある。その中、株式市場では金利先高観測があるにもかかわらず、NYダウは続伸しており、米景況感の良さが改めて意識されている。それ故に、拙速的にドルを手仕舞う動きは限定的になっている。
とは言え、すでにドルロングが積み上がっている関係上、拙速的な上値トライには慎重になるなど、為替相場自体は様々なふとうめい材料を背景に、狭いレンジ幅での攻防を強いられている。そして、市場には米中対立構造やロシアによるウクライナ情勢など複数のリスク要因が回遊しており、また、中国人民銀行が約1年8ヵ月ぶりに利下げを決定するなど、中国経済の脆弱性も問われるなど、ありとあらゆるリスク材料が絶え間ないだけに、積極的にポジションを取り切れない相場環境にある。引き続き直近のレンジ幅を重視し、相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。
【2021年12月27日週】注目経済指標は
今週はクリスマス休暇と年度末の関係上、米国を除く主要市場が休場であり、また、目ぼしい材料も皆無に等しいだけに、米金利の動向や株価動向、そして、株価動向に注視せざるを得ないが、突発的な事態や投機筋の仕掛けを待ってから対応することが一考であろう。
経済指標
- 27日(月)英国、オセアニア、カナダ、香港市場休場
- 28日(火)英国、オセアニア、カナダ市場休場また、
- 日11月失業率、11月有効求人倍率
- 米12月リッチモンド連銀製造業指数
- 29日(水)米MBA住宅ローン申請指数(前週比)
- 米11月住宅販売保留指数(前月比)
- 30日(木)米前週分失業保険継続受給者数
- 12月シカゴ購買部協会景気指数
- 31日(金)日本、ドイツ、スイス市場休場
- 中国12月製造業購買担当者景気指数(PMI)
乖離幅チャート分析
2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。
【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円相場のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)の乖離幅から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効果的です。
各通貨ペア動向
以下、各通貨ペアの動向になります。
ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
- 平均乖離幅 0.1100
- 現状乖離幅 0.1068→0.1113
先週の弱めの買いシグナルドル円113.65円から上昇を速めており、今週は利益確定売りを踏まえて、様子見ドル円114.40円が点灯している。
★様子見(114.40円)
ユーロドル(ユーロ円-ドル円)
- 平均乖離幅 17.50円
- 現状乖離幅 14.15→15.00円
先週の強い買いシグナル1.1245から若干上昇しており、今週は強めの買いシグナル1.1311が点灯している。
★売りターゲット(1.1550)
豪ドル(ドル円-豪ドル円)
- 平均乖離幅 30.50円
- 現状乖離幅 32.65→31.80円
先週強めの買いシグナル0.7127から上昇に転じており、今週は弱めの買いシグナル0.7220が点灯している。
★売りターゲット(0.7300)
ポンドドル(ポンド円-ドル円)
- 平均乖離幅 40.80円
- 現状乖離幅 36.95→36.50円
先週の強い買いシグナル1.3251から上昇を速めており、今週はやや強めの買いシグナル1.3383が点灯している。
★売りターゲット(1.3650)
本ペットチャートは3~5段階で少な目からの分散投資をお勧めします。
売買シグナルは添付のチャートを参照してください。
尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。