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(FXって結局ギャンブルじゃないの?)
(勝てる方法があるなら、とっくに皆がお金持ちでしょ?)
FXに必勝法と呼べるものは存在せず、世間では「FXはギャンブルだ」という認識が根付いています。
ただ必勝法は存在しないものの、勝ちやすい局面、勝つためのセオリーは明らかになっており、それらを熟知している人だけがFXで勝ち組になれるのです。
今回の記事では、初心者向けにFXで勝ち抜くためのポイントについて、「相場の原理」の観点からお伝えしていきます。
目次
FXを勝ち抜くためのポイント
FXをギャンブルとせず、理論や根拠を持って勝ち抜くためには、以下のポイントを押さえる必要があります。
・通貨ペアの特徴
・節目の概念
・トレードスタイル
・時間足の概念
各項目についてはどれも奥深く、これらを理解せずして、相場から継続的に利益を上げることはできません。
どういったポイントがあるのか、以下より順に解説していきます。
通貨ペアの特徴
通貨ペアごとに値動きは大きく異なるため、運用資金やライフスタイルに合わせて扱う通貨ペアを吟味していかねばなりません。
全ての通貨ペアについて説明することはできませんが、ここでは初心者でも稼ぎやすい、おすすめの通貨ペアをピックアップしていきます。
米ドル円(USD/JPY)
米ドル円は、世界で二番目に取引量の多い通貨ペアであり、日本人にとって最もポピュラーな通貨ペアです。
特徴としては、国内FX口座であれば全通貨ペアの中で最もスプレッドが狭く、取引コストが抑えやすい点。
また取引量が多いということは市場参加者も多い、つまりレートが飛びにくく安定した通貨ペアであるということ。
特にこだわりがなければ、初心者はまず米ドル円から扱い始めると良いでしょう。
ユーロ米ドル(EUR/USD)
上で示した円グラフから分かる通り、ユーロドルは世界でもっとも取引量が多い通貨ペアです。
欧州市場・ニューヨーク市場から活発な値動きを見せ、取引量も多く、各種インジケーターも機能しやすいという特徴があります。
また超長期的に、ユーロ米ドルは緩やかな下落トレンドを形成しています。
そのためショートを狙ったエントリーが勝ちやすく、また売りスワップも継続的に付与されるため、ユーロ米ドルを扱う際は下目線で入ることをおすすめします。
チャートが動く理由・時間帯について
値動きの仕組み
皆さんは「買い注文が多く入る=チャート上昇」「売り注文が多く入る=チャート下落」このように考えていないでしょうか。
この認識は大きな間違いであり、正しくは「需要と供給のマッチング」です。
たとえ買い注文が多く入ってきたとしても、それらを成立するための売り注文が入っていなければチャートが動くことはありません。
では、どうすれば注文状況を確認できるのか、それを可能にするのがOANDAのオーダーブックです。
トレーダー全体の注文状況、ポジションの保有状況を把握できるため、自分の注文が多数派であるか、少数派であるか事前に確認できるでしょう。
また買い注文と売り注文の横棒が大きいレート帯ほど、注文のマッチングが大量に成立するため、激しい値動きになることが予想できます。
市場時間帯とボラティリティについて
東京市場・ロンドン市場・ニューヨーク市場をまとめて世界三大市場と呼び、各市場でボラティリティ(通貨ペアの値動きの激しさ)も大きく異なります。
・東京市場:AM8:00〜PM17:00
・ロンドン市場:PM16:00〜AM2:00
・ニューヨーク市場:PM21:00〜AM6:00
特にロンドン市場とニューヨーク市場が重なる21時以降の時間帯は、市場参入者も一気に増えるためボラティリティも大きく高まります。
スキャルピングやデイトレードなど、短期トレードを主軸に考えている方は、この時間帯を1つの目安として意識しておきましょう。
稼ぎやすい時間帯を狙え!世界為替市場の特徴から学ぶ勝ちパターン節目の概念
節目とは、相場におけるターニングポイント、多くのトレーダーが意識するレート水準を意味します。
意識するトレーダーが増えるほど、値動きは節目を目指す傾向にあり、この特徴を活かすことができれば、より有利に立ち回れるようになるでしょう。
多くの種類があるため一気に覚える必要はありませんが、とりあえず意識しておくべき節目は以下の二つ。
・トレンド転換
・レジサポライン
以下より、上記の節目の特徴を解説していきます。
トレンド転換
トレンド転換からは、トレーダーの目線が変わります。
下画像のように、大衆の心理が下目線だった(下落を期待していた)状態から、今度は上目線になった(上昇を期待し始めた)ということは、自分も同じく方向性を調整しなければなりません。
節目を意識せず、トレンドと逆の方向性に賭けても負けるだけです。
直近のトレンド転換点を見つけ、現状のトレンドと同じ方向性でエントリーするというのが、FXにおいて手堅い勝ち方となります。
レジサポライン
直近における高値と高値を結んだラインをレジスタンスライン、直近における安値と安値を結んだラインをサポートラインといいます。
この2つのラインは注視せずとも容易に見つかるため、もっとも意識されやすい節目と言えるでしょう。
ライン上にタッチしてからの反転は、エントリーの狙い目であり、タイミングを合わせて多くの注文が入ってくる瞬間でもあります。
またラインのタッチは回数を重ねるほど多くのトレーダーが意識するようになるため、その効果も大きくなっていきます。
レジサポラインが本当に機能しているのか疑わしい状況であれば、その後数回の反転を見届けるというのも一案です。
シンプルだけど超強力!FXにおける水平線トレード手法まとめ!トレードスタイル
どのように運用していくのか明確にするために、トレードスタイルを定めておきましょう。
代表的なトレードスタイルには、以下の3つがあります。
スキャルピング
スキャルピングは、数秒〜数分間にかけてトレードを頻繁に行う手法です。
値動きを読める上級者向けのトレードスタイルですが、わずかな時間でも大きく稼げるため、昔から根強い人気があります。
短期間で資金を数十倍〜数百倍に増やした実績を持つトレーダーは、スキャルピングを取り入れてると見て間違いないでしょう。
しかしエントリーのタイミングや資金管理など、初心者には扱いづらい部分も多々あるため、FXの入り口としてはおすすめできません。
デイトレード
デイトレードは、1日以内にトレードを完結させる手法です。
副業でFXに取り組まれる方の多くはデイトレードを主軸としていて、ミドルリスク・ミドルリターンな点が年代問わず人気な理由です。
初心者の方は、まずはデモトレード環境にてデイトレードから始めることをおすすめします。
その理由としては、スキャルピングほど回数が多くないにしても、そこそこのトレード回数を経ることでFXの基本が身につき、より早い成長が期待できるからです。
スイングトレード
スイングトレードは、ポジションを数日~数か月と比較的長期で保有する手法です。
例えば2022年のドル円相場を見れば、年初から年後半にかけて30円程度の値上がりを見せており、この期間1万通貨を保有し続けていれば、約30万円の利益を取ることができていました。
このように長期でポジションを保有することで取れる値幅も大きくなりやすく、同時にスワップポイントもかなりの額が貯まっていることが考えられます。
細かく取引を繰り返すよりも大きく稼げて、なおかつ手間がかからないため、日中忙しくてFXに時間が取れない人向けのトレードスタイルです。
FX自動売買
FX自動売買は、取引のルールやアルゴリズムを設定し、取引を全てシステムに代行させる運用手法です。
稼げるかどうかは設定次第ではありますが、他のトレーダーが考案した優秀な設定をそのまま模倣することもできますので、難しく考える必要はありません。
スキルを問わず、また安定的に稼ぐ術を自動売買の設定から学ぶことができますので、初心者の方は、まずFX自動売買を検討されてみてはいかがでしょうか。
時間足で変わるFXの難易度
FXをギャンブルとしないために最も重要なポイント、それは「時間足を大きく見る」ということです。
1分足が形成されるチャートを見るよりも、1時間足もしくはそれよりも上位の足を参考にする方が、圧倒的に勝ちやすくなります。
下位足のトレードでは勝ちにくい
1分足・5分足といった区切りが短い時間足を下位足と呼びます。
下位足のトレードは運要素が強く、余程の経験や技量がない限りは、ギャンブルと言わざるを得ません。
なぜなら下位足のローソク足は、ダマし(チャート分析から立てた予想と反対方向に動くこと)が入りやすく予想が立てづらい…といった理由があるからです。
どの時間足を見るかはトレードスタイルによって異なりますが、初心者であるうちは下位足を避けることを強くおすすめします。
上位足のトレードで勝ちやすくなる理由
4時間足・日足といった区切りが長い時間足を上位足と呼び、上位足を主軸としたトレードでは、時間的な優位性を持てるようになります。
例えば、たった数分間のトレードと数か月のトレード、どちらが勝てるチャンスが多いと言えるでしょうか。
仮に含み損を抱えたとしても、上位足レベルで見れば小さな値動きに過ぎず、時間を使って挽回するチャンスが大いに残されています。
上位足レベルの値動きを基準にしてレバレッジや資金管理を行うことで、時間的な優位性のある負けにくいトレードになるでしょう。
まとめ:FXはセオリーを知れば勝ちやすくなる!
今回は、FXをギャンブルとせず、勝つべくして勝つためのセオリーについて解説しました。
ただこれらのポイントについて、毎回きちんと把握するのは難しいかと思われます。
そこで次回紹介は、チャート上の情報を網羅して、値動きの予想に役立つ指標「インジケーター」について取り上げていきますので、是非そちらも参考にしていただければと思います。
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