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(インジケーターの数が多すぎて、何を使うべきかのか分からない…。)
このような悩みをお持ちの方は、ぜひ本記事で紹介する「RCI」をトレードに取り入れてみて下さい。
使いやすく分かりやすく、それでいて精度も高い、FXに限らず株式投資や仮想通貨の市場においても人気なRCIは、皆さんのトレードスキルを大きく向上させてくれるかも知れません。
以下よりRCIの概要や使い方、また何故FX初心者におすすめできるのか、順を追って解説していきます。
目次
RCIの基本・概要について
RCI(Rank Correlation Index)は、「買われすぎ・売られすぎ」を判断するためのオシレーター系インジケーターです。
また基本的には、上の画像のようにパラメータ(期間)の異なる3本線を表示して使われます。
- 赤色 ・・・ RCI 9(短期)
- 青色 ・・・ RCI 26(中期)
- 緑色 ・・・ RCI 52(長期)
RCIの値が±80%を超えたあたりから「買われすぎ・売られすぎ」と判断するトレーダーが増えるため、チャートも反転しやすくなると考えられています。
オシレーター系の中でも扱いやすく、トレンド系との相性も抜群であるため、初心者から上級者まで幅広い支持を得るインジケーターです。
RCIとRSIの違い
RCIと良く似たインジケーターとして、RSI(Relative Strength Index)が挙げられます。
両者の違いとしては、RCIが日付と価格の相関関係を見ていくのに対し、RSIは過去の値動きに対する上昇割合を表す指標であるため、その数値にマイナスはありません(0%〜+100%で推移)。
またRCIの方が、相関関係を見ていくという性質上、市場の値動きに対して反応度が高いという特徴があります。
もちろんRSIにも、独自の特徴があるため一概には言えませんが、初心者に勧めるという点から考えれば、間違いなくRCIに軍配が上がるでしょう。
RCIが初心者におすすめな理由
RCIが初心者向きのインジケーターであると言える理由は、損切りのハードルを下げてくれるためです。
FXにおいて、生き残るためには「損切り」を避けて通れませんが、初心者のうちはどうしても躊躇してしまうでしょう。
そして、なぜ躊躇してしまうのかと言えば、「損切りしなくても助かるかも知れない」といった甘い考えがよぎるからです。
しかしRCIを通じて、視覚的に「損切りするには今が最高のタイミング」「今を逃すと状況はどんどん悪くなる」ということが理解できれば、多少の損切りも躊躇わなくなるはずです。
RCIを用いたトレード手法3選
ここからは、RCIを用いた具体的なトレード手法を解説していきます。
おそらく一度読んだだけではイメージしづらいかと思われますので、デモトレードを積極的に活用して、腹落ちするまで練習を繰り返してみてください。
手法1:上端・下端からの反転狙い
RCIにおける最もポピュラーな手法としては、RCI3本線が上端・下端に到達した際、反転を狙ってエントリーすることです。
RCIは、上あるいは下に深く偏るほど、反発のエネルギーも大きくなるということを覚えておきましょう。
つまり、-80%から反転ロングを狙うよりも、-90%から狙った方がより効果的であるということです。
また3本線が上端・下端に到達したからといってすぐに反転し始めるわけではありません。
さらに深く突き進むことも度々起こり得るため、短期RCIが少し反転し始めるくらいのタイミングを狙うようにしてみてください。
手法2: 3本線のパーフェクトオーダー
RCIの3本線がパーフェクトオーダー(同じ方向に向く)を示した時は、エントリーを検討してみましょう。
上の画像の状況を説明すると、以下の通りです。
・直前までRCI3本線が上に偏り「買われすぎ」を示唆
・状況に気づいたトレーダーが売り注文を入れ始める
・売り圧力が高まり、RCIも徐々に下向きに推移し始める
移動平均線のパーフェクトオーダーと同じように、RCIのそれもまたエントリーの根拠として強く、高い精度で値動きを捉えることができます。
上で紹介した「上端・下端の反転狙い」よりも出現頻度が高いため、スキャルピング等の短期売買で活躍してくれるでしょう。
手法3: 上位足に従った反発エントリー
スイングトレード等、長めにポジションを保有する場合は、必ず上位足方向性に合わせてエントリーするよう心がけましょう。
なぜならFXでは、上位足に行くほど相場に対して大きな影響力を持ち、下位足でエントリーチャンスに思われる局面でも、上位足に逆らったエントリーでは、すぐにひっくり返されてしまうからです。
その一例として、以下の5分足チャートをご覧ください。
状況としては、RCIの3本線が下端に到達し、絶好のエントリー機会のように思えます。
しかし同じ時間帯における4時間足で見れば、短期RCIが上端から下端に向けて反発し始めたタイミングで、下落トレンドの発生を示唆しています。
5分足チャートでは、実際その後わずかな上昇を見せたものの、その後すぐに下落トレンドに転換しているのは、やはり上位足RCIの反発に飲み込まれたためです。
一方で、上位足と方向を揃えてエントリーできていれば、仮にダマシに遭って含み損を抱えたとしても、その後上位足によって救済される可能性が残されています。
そのため、負ける可能性を少しでも減らせるよう、上位足を確認した上でのエントリーが重要になるわけです。
RCIを用いたトレードのポイント・注意点
ポイント1:ダイバージェンスに注意
ダイバージェンスとは、オシレーター系インジケーターが示唆する内容と逆方向にチャートが進むことです。
上画像のように、RCI3本線から見て売りのチャンスだとしても、実際のチャートでは上昇トレンドが発生しています。
このように、どれだけ絶好のタイミングであったとしても、100%RCIの示唆通りにチャートが推移するわけではありません。
そのためエントリーを3回に分ける、少ロットで試すなどの対策が必要で、間違っても毎回全力で仕掛けてはならないのです。
ポイント2:トレンド系を併用
上で紹介したダイバージェンス、またダマシを避けるためにも、トレンド系インジケーターを併用することをおすすめします。
トレンド系には、移動平均線やボリンジャーバンドなど様々なものがありますが、今回は一例としてパラボリックで見ていきましょう。
パラボリックでは、プロットされる点の位置によってトレンドの方向性、またトレンド転換のタイミングまで読み取れるようになります。
RCIによって順張り・逆張りを狙うにしても、現状のトレンド方向をしっかりと認識することで、より精度の高いエントリーが実現できるようになるでしょう。
まとめ:一度はRCIを活用してみるべし!
本記事ではFXにおけるRCIについて、以下のポイントを中心に解説しました。
- RCIの基本・概要について
- RCIを用いたトレード手法3選
- RCIを用いたトレードのポイント・注意点
人それぞれインジケーターの好みがあるかと思いますが、好みの枠組みを超えて、RCIを積極的に活用することをおすすめします。
それほどRCIは優れており、使いやすさも抜群ですが、一部のFXアプリではRCIが導入されていないため、その場合はMT4等チャートツールで対応してみてください。
以上、参考にしていただければ幸いです。