FX初心者向けエントリー上達法!インジケーターからレンジ相場を判断せよ

FX初心者向けエントリー上達法!インジケーターからレンジ相場を判断せよ

FX相場は、値動きの7割がレンジ相場と言われています。

レンジ相場を見極め、一定のレート帯を行き来する判断がつけば含み損はもう怖くありません。

ポジションがプラ転するまで待ち続けることができ、また不要な損切りが減れば、トレード収支は間違いなく改善されていくでしょう。

本記事では、そんなレンジ相場について見極め方・判断方法について解説していきます。

レンジ相場を活かしてFXを勝ち切りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

FXにおけるレンジ相場の特徴と種類について

FXにおけるレンジ相場とは、一定のレート帯を行ったり来たりする相場のことを意味します。

基本的にチャート上の値動きは「上昇トレンド」「下降トレンド」「レンジ相場」に分れれ、値動きの約7割レンジ相場です。

ふとした拍子にチャートを見てみると、それはレンジ圏内を値動きしている可能性が高く、レンジ相場を見極めることができれば、レンジの上端・下端を狙ったドンピシャのエントリーができるようになるでしょう。

ボックス相場

水平線で囲われるレンジ相場をボックス相場と呼びます。

レジスタンスライン、サポートラインが引けて、一定回数ラインにタッチして反転しているようであれば、それはボックス相場ということになります。

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三角持ち合い

三角持ち合いは、安値を切り上げて、三角形の中にレンジを形成するチャートパターンです。

ウェッジ」と呼ばれることもあり、レンジのブレイク直後に大きな値動きを持つのが特徴です。

相場が大きく動くタイミングの前兆として三角持ち合いは必ず出現しますので、日頃から注視しておきたいところです。

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レンジ相場を判断すべき理由

そもそも、なぜレンジ相場を判断する必要があるのでしょうか。

簡単に言えば「より有利に立ち回るため」という理由になりますが、そこからさらに深掘りして、以下のポイントまで押さえておくようにしましょう。

理由1:反転を狙ったエントリー

レンジ相場では、上端・下端にタッチした後は高い確率で反転します。

つまり、その状況に合わせてエントリーすることで、容易にpipsが稼げるということです。

またエントリーだけでなく、含み損や利確など決済するにしても、より有利なタイミングを推し量れるでしょう。

理由2:レンジブレイク後のトレンド狙い

レンジ相場内ではポジションが積み重なり、レンジを抜けるタイミングで大量の決済が入る傾向にあります。

そのような状況においてはトレンドが発生しやすくなり、トレンドの存在にいち早く気づければ始点からのエントリーも可能です。

またブレイク後の乱高下に巻き込まれないようエントリーを見送ることもでき、いずれにしてもレンジ相場の見極めは、より有利な立ち回りに寄与してくれるはずです。

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ここからは具体的に、レンジ相場を判断する方法について紹介していきます。

特別なスキルは必要なく、特定のインジケーターを導入するだけで簡単に判断できるようになりますので、ぜひ試してみてください。

移動平均線

移動平均線を用いる主な目的は、チャートの方向性を確認することです。

仮に移動平均線の傾きが大きければ、それは大きなトレンドが出現している証拠であり、レンジ相場ではないということになります。

一方で移動平均線に際立った傾きが見られない時、横ばいの推移が続いてくるとトレンドの勢いが消滅して、そのままレンジ相場に突入することが考えられます。

レンジ相場かトレンド相場なのか、一目で判断する際には、まず移動平均線の傾きに注目してみましょう。

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ボリンジャーバンド

レンジ相場を見極めるためには、ボリンジャーバンドの「スクイーズ」も有効です。

スクイーズとはバンド幅が狭くなった状態であり、意味するところはトレンドが生じていない状態、つまりはレンジ相場ということになります。

ボリンジャーバンド スクイーズ

またバンド幅が広くなった状態を「エクスパンション」と呼び、スクイーズからエクスパンションになるタイミングでは、レンジのブレイクアウトが起こりやすくなります。

レンジ相場の反転を狙ってエントリーする際や、ブレイクアウトを待ちたい際には、ボリンジャーバンドの「スクイーズ」「エクスパンション」を注視しておきましょう。

レジサポライン

もっとも簡単にレンジ相場を判断する方法として、「レジサポライン」で囲うというやり方があります。

レジスタンスライン、サポートラインで反転する回数が多くなるほど、レンジ相場の存在がトレーダー全体に知れ渡るため、買い注文と売り注文が均衡するようになります。

また反転ポイントが多いということは、レンジ内に多くのポジションが充填されている状態であるため、その後はレンジ相場が継続する可能性よりも、ブレイクアウトする可能性の方が高いと見ておくべきです。

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レンジ相場を判断する際の注意点

レンジ相場は必ず終わる

レンジ相場は永久的に続くわけではなく、いつか終わりを迎えてレンジをブレイクします。

レンジ相場ができる状況においては、投資家たちの「ここから上昇するはず」「ここから下落するのでは」といった迷いが混在しているということです。

その均衡が破られれば、損切り注文(逆指値)を巻き込んでトレンドが勢いづくことになりますので、レンジ相場を常に過信するのではなく、「反転2〜3回目」までといった時間的な基準を設けておくことをおすすめします。

時間足によってはレンジ相場ではない

5分足チャートではレンジ相場を形成しているものの、それより上位である1時間足チャートでみるとトレンド相場、というのはよくある状況です。

これに気付けなければ、意図せず逆張りでエントリーすることになるかもしれません。

例えば、5分足チャートのレンジ相場においてサポートラインからエントリーしたとしても、上位足で下降トレンドができていれば簡単に押し潰されてしまうでしょう。

そこでレンジ相場を狙ってエントリーする際は、上足の方向性も同時に確認しておくことをおすすめします。

・上位足:上昇トレンド

・下位足:サポートラインで反転した

これらの条件が揃えば、上位足と下位足それぞれが同じ方向で進むことになりますので、レンジ相場のダマシも避けやすく、含み損を抱えたとしても上位足のトレンドに救済される可能性が残されています。

まとめ:レンジ相場が判断できればエントリーも決済も上手くなる!

本記事ではFXにおけるレンジ相場について、以下のポイントを中心に解説しました。

  • レンジ相場の特徴と種類
  • レンジ相場を判断すべき理由
  • レンジ相場を判断できるおすすめインジケーター3選
  • レンジ相場を判断する際の注意点

チャートの値動きの7割がレンジ相場である以上、FXで稼ぐためにはレンジ相場を攻略するのがもっとも効率的です。

どのレート帯で反転するのか目処がつけば、反転を狙ったエントリーや、含み損・含み益の有利な決済も難しくありません。

FX初心者でも、レンジ相場と相性の良いインジケーターと、判断するためのポイントさえ押さえておばOKです!

経験や熟練度が必要になるトレード手法ではありませんので、ぜひ積極的に試していただければと思います。