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おはようございます。だいまんです。
2020年12月24日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、ポンド相場が荒れた展開となったが、ドルはクリスマス休暇を控えて、総じて揉み合いに留まった。米経済指標としては、11月個人消費支出や12月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値が予想を下回ったが、11月耐久財受注が予想を上回り、週間新規失業保険申請件数が、予想より改善したことで影響は限定された。NYダウは、超党派が決定した追加経済対策に対して、トランプ大統領が修正を求めたが、一方でバイデン氏が、大統領就任後に追加の経済対策を強化すると発言したことなどから堅調に、277ドル高まで上昇したが、リスクオンの動きにはつながっていない。来週政府閉鎖の可能性が残っていることが嫌気された。
ポンドドルは、「年末まで合意できなかった場合も、1月1日から暫定的なFTAを発効させる用意がある」、「英国と欧州連合はFTA協議で合意した」との一部報道を受けて1.3571まで一時上昇した。ただ、予定されていたジョンソン首相の会見は行われず、未だ最終的な声明は出されていない。 またドル円は103.36から103.65まで反発も小動きが続き、ユーロドルは12160から1.2221で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が125.94から126.38で上下、ポンド円は140.33まで一時上昇、オージー円が78.12から78.59で揉み合い、NZD円が73.56、カナダ円が80.72まで反発した。
12月24日の注目材料
- フランクフルト、チューリッヒ、オスロ、ストックフォルム、ブラジル市場休場(クリスマス・イブ)
- ウェリントン、シドニー、シンガポール、ロンドン、パリ、トロント市場短縮取引
- NY債券・株式・商品市場短縮取引
- 08:50 (日) 11月企業向けサービス価格指数(前年同月比) (前回-0.6% 予想-0.6%)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回7704億円)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] 前回1599億円)
- 未 定 (日) 黒田総裁講演(日本経済団体連合会審議員会)
- 18:00 (ユーロ圏) ECB経済報告公表
- 20:00 (トルコ) トルコ中銀・政策金利公表 (現行15.00% 予想16.50%)
- 21:00 (メキシコ) 11月貿易収支 (前回62.24億ドル 予想40.85億ドル)
- 21:00 (メキシコ) 11月失業率 (前回4.70% 予想4.44%)
- 22:30 (加) 11月住宅建設許可件数 [前月比] (前回-14.6% 予想3.0%)
- アストロ=重要変化日(30日まで)
- 高島暦:「大いに高いと翌日安し」
12月24日の相場見通し
昨晩は、ポンド相場がFTA交渉の行方を睨んで、荒れた動きを見せましたが、その他では、クリスマス休暇を睨んで、総じて揉み合の展開に留まりました。
本日は、クリスマス・イブで、欧州市場の一部が休場、NYも債券・株式・商品市場が短縮取引となることで、ポンドを除いて様子見ムードが続きそうです。
経済指標としては、日本では、11月企業向けサービス価格指数、ECB経済報告の公表、加11月住宅建設許可件数などが発表されます。ただ、あまり注目度は高くなく、相場に対する影響はなさそうです。
ただ、トルコ中銀が政策金利を公表しますが1.50%の利上げが想定されていますが、予想に反して据え置きとなった場合や利上げ幅が想定より少なかった場合、トルコリラ相場に失望の動きが広がることは注意しておきましょう。
その他引き続き米国の追加経済対策の行方、新型コロナウイルスやワクチンに関する報道、英欧FTA交渉のニュースには注意して対応しましょう。
12月24日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ポンド円
- 予想レンジ: 138.50~140.50
- 基本戦略: 逆張り
- 予想時間:09:29 予想時レート:139.94
ポンド円は、比較的堅調な動きで、140.30の戻り高値を越えて、140.71まで上値拡大も月足の長期のレジスタンスや雲の下限を前に、上昇を抑えられる形から、一方で下値は、136.80-97の下ヒゲで、日足の雲に守られており、スロー・ストキャスティクスの不透明さもあって、今後次のこのレンジのブレイクが、相場のキーとなりそう。
上値は140.71を超えて、141.00から141.98の戻り高値圏、月足の雲の下限となる142.15まで視野となるが、この位置は、月足の短期のレジスタンスが残っており現状この上抜けは不透明で、あくまで142.72の高値を超えて、月足の144.97の戻り高値、147.97を超えて、サイコロジカルな150円がターゲットとなる。
一方下値は、138.00-33の戻り安値、137.62から138.69まで今後上昇する雲の上限、136.68から137.56に上昇する雲の下限に、サポートが控えており、維持すると堅調が想定される。ただし、136.80-97の下ヒゲを割れるとサポートが崩れる形から134.88-135.72の戻り安値圏までターゲットとなる。ただ直ぐにこの下方ブレイクが実現するか不透明も134.41まで割れると133.62-84の戻り安値圏、133.05や132.95の戻り安値割れると相場は更に崩れ気味となり、132円のサイコロジカル、131.78の安値まで割れると130円までターゲットとなる。
本日も英欧FTA交渉が、一応合意と伝えられるも未だ不透明で、ニュース次第で荒れた展開となる可能性や最終的な結果が出ても、材料出尽くし感が出る可能性があることは注意しておきたい。
従って、デイの戦略としては、基本押し目買いも、大きめの動きがあれば逆張りで狙う形。上値は、140円ミドルが抑えると140.71の戻り高値をストップに、売りを狙っても、ターゲットは、139.00-50ゾーンが維持されると利食いとなる。また買いはこういった位置から138.50前後、138円まで慎重に値幅を置いて買い下がっても、ストップは136.80-97の下ヒゲ割れとなる。この買いの利食いは、同様に140円ミドルが抑えると利食って置きたい。また、140.71を超える動きがあった場合、順張りも検討されるが、ポンド円は、騙し的な動きも多く、141円が抑えると利食い優先となる。
豪ドル円
- 予想レンジ: 78.00~79.00
- 基本戦略: 押し目買い
- 予想時間:09:51 予想時レート: 78.56
豪ドル円は、下値を73.98と73.14でダブル・ボトム的に支えて、直近高値となる78.48や月足の長期レジスタンスを上抜け、78.83まで上昇が拡大している。今後も上昇期待が残るが、スロー・ストキャスティクスが若干不透明で、急上昇を支えるサポートを維持できれば良いが、維持できない場合一定の調整もあることは注意しておきたい。
下値は、このサポートが既に77.86-89ゾーンにあって、維持では強いが、77.50や77.36を割れると76.84-77.12ゾーン、76.91-77.12、76.81を割れると、76.46-55の戻り安値圏、75.73-76.09の戻り安値圏まで視野となるが、こういった位置に日足の雲が控えており、買いが張り易い。
ただし、75.41の安値を割れると、74.57-75.08の戻り安値圏、73.62-74.08まで視野となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ない。リスクは73.14を維持出来ずに、72.54の安値まで割れるケースで、その場合過去の揉み合いゾーンとなる67.30-70.18ゾーンまで視野となるが、フィボナッチ・リトレースメントや日足のサポートと合わせても良い位置となる。リスクはこれを維持できないケースだが、それでも64.41、62.76の戻り安値を割れるような調整は、現状あまり想定していない。
一方上値は、78.83を超えて、サイコロジカルな80円、月足からは80.73、81円から83円などのサイコロジカルを順次こなして、83.90-84.55の戻り高値圏まで視野となるが、引き続き上抜けは不透明となる。デイの戦略としては、あくまで押し目を待って買う形で、78.00-20への下落があれば買いを狙って、ストップを77.86割れまたは、77.50割れをストップに、77円後半まで買い下がる形。ターゲットは、78.83の高値を越えないなら利食いも、超えて79円前後では一旦利食いながら、買い回転的な戦略を検討したい。また77.50を割れても77円方向への調整では買い直して、このストップは76.81割れで、ターゲットは、ただこういった下落では、77.80-00が抑えると利食い優先となる。
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