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おはようございます。だいまんです。
2021年6月15日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、今週のFOMCの結果発表を控えて、神経質な展開となった。株価面では、NYダウは、軟調な銀行株で反落するもナスダックやS&Pは、最高値を更新したが、影響は限定された。
ドル円は、米10年物国債利回りが、1.504%まで上昇したことで110.10まで上昇、ユーロドルは、ユーロ圏4月鉱工業生産が、予想を上回り1.2094から1.2130まで反発、ポンドドルは、英EUの北アイルランド議定書を巡る対立やロックダウン措置の完全解除時期が延期されるとの思惑で1.4070まで下落後、1.4125まで反発した。ただ、ジョンソン首相は、今月21日に予定していた行動規制緩和の4週間の延期を発表した。
一方クロス円では、ユーロ円が133.44、ポンド円は155.35、オージー円は84.95、NZD円は78.65、カナダ円は90.68まで反発した。
6月15日の注目材料
- 10:30 (豪) 第1四半期住宅価格指数 [前期比] (前回3.0% 予想5.5%)
- 10:30 (豪) 第1四半期住宅価格指数 [前年同期比] (前回3.6% 予想7.8%)
- 10:30 (豪) 豪準備銀行・金融政策会合議事録公表
- 13:30 (日) 4月第三次産業活動指数 [前月比] (前回1.1% 予想-0.5%)
- 15:00 (英) 5月失業保険申請件数 (前回-1.51万件)
- 15:00 (英) 5月失業率 (前回7.2%)
- 15:00 (英) 2-4月ILO方式失業率 (前回4.8% 予想4.7%)
- 15:00 (英) 4月就業者数増減 (前回84千人)
- 15:00 (英) 4月平均賃金・除ボーナス (前回4.6%)
- 15:00 (英) 2-4月週間平均賃金 [前年比] (前回4%)
- 15:00 (独) 5月消費者物価指数・改定値 [前月比] (前回0.5% 予想0.5%)
- 15:00 (独) 5月消費者物価指数・改定値 [前年同月比] (前回2.5% 予想2.5%)
- 15:45 (仏) 5月消費者物価指数・改定値 [前月比] (前回0.3% 予想0.3%)
- 15:45 (仏) 5月消費者物価指数・改定値 [前年同月比] (前回1.4% 予想1.4%)
- 17:00 (ユーロ圏) レーン・フィンランド中銀総裁講演
- 18:00 (ユーロ圏) 4月貿易収支・季調済 (前回130億ユーロ 予想150億ユーロ)
- 18:00 (ユーロ圏) 4月貿易収支・季調前 (前回158億ユーロ)
- 21:15 (加) 5月住宅着工件数 (前回26.86万件)
- 21:15 (英) ベイリー英中銀総裁講演
- 21:30 (米) 5月卸売物価指数 [前月比] (前回0.6% 予想0.5%)
- 21:30 (米) 5月卸売物価指数 [前年同月比] (前回6.2% 予想6.3%)
- 21:30 (米) 5月卸売物価指数・コア指数 [前月比] (前回0.7% 予想0.5%)
- 21:30 (米) 5月卸売物価指数・コア指数 [前年同月比] (前回4.1% 予想4.8%)
- 21:30 (米) 5月小売売上高 [前月比] (前回0.0% 予想-0.7%)
- 21:30 (米) 5月小売売上高・除自動車 [前月比] (前回-0.8% 予想0.4%)
- 21:30 (米) 6月NY連銀製造業景気指数 (前回24.3 予想22.0)
- 22:15 (米) 5月鉱工業生産 [前月比] (前回0.7% (0.5%) 予想0.6%)
- 22:15 (米) 5月設備稼働率 (前回74.9% (74.6%) 予想75.0%)
- 22:50 (ユーロ圏) パネッタECB専務理事講演
- 23:00 (米) 4月企業在庫 [前月比] (前回0.3% 予想-0.1%)
- 23:00 (米) 6月NAHB住宅市場指数 (前回83 予想83)
- 29:00 (米) 4月対米証券投資 (前回1464億ドル)
- 29:00 (米) 4月対米証券投資・除短期債 (前回2622億ドル)
- 日本・通常国会会期末
- 米EU首脳会談
- 米国3年物国債償還(320億ドル)
6月15日の相場見通し
昨日はFOMCを控えて、様子見ムードの展開となりました。本日も同様の展開が続く可能性が焦点ですが、ただ、基本的にFOMCがタカ派となるとの見方が、ドル相場を支える動きが中心となりそうです。
経済指標としては、豪第1四半期住宅価格指数と豪準備銀行・金融政策会合議事録、日本の4月第三次産業活動指数、英5月雇用統計、独仏5月消費者物価指数・改定値、ユーロ圏4月貿易収支、加5月住宅着工件数、米国では5月卸売物価指数と小売売上高、6月NY連銀製造業景気指数、5月鉱工業生産・設備稼働率、4月企業在庫と6月NAHB住宅市場指数などが発表されます。
豪州の住宅市場は堅調が想定され、強い結果やもし、前回の会合では、失望の動きが見えましたが、この議事録が、タカ派と捉えられた場合、豪ドル相場の押上げ要因となりそうです。また英雇用統計も、ロックダウンの解除が進んでいることで、強い結果となるなら、ポンド相場を支えそうです。一方米国でも小売売上高などの指標の強い結果が続いた場合、先週強い消費者物価にも、下落した米長期金利に、見直し的な上昇が見えた場合、ドル相場の下値は支えられそうです。
総じて強い経済指標の結果で、各通貨が、欧米市場で上下する可能性に留意しておきましょう。また、米EU首脳会談に関しては、特別影響は無さそうです。
その他本日は5-10日要因で、東京午前10時まで円売りが優勢となる可能性がありますが、ただ、同時に米国3年物国債の償還もあって、一定の円転ニーズがあることは注意しておきましょう。
6月15日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
豪ドル
- 予想レンジ:0.7670~0.7750
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:06:45 予想時レート:0.7712
上昇が0.8008でトピッシュなり、日足の雲を割り込むも、現状は0.7532で下値を維持して、持ち合気味の展開が続いている。
上値は、0.7776-0.7857ゾーンの戻り高値圏が抑えるとレジスタンスが有効となる。0.7892の戻り高値を越えて、0.7900や0.7950のサイコロジカルが視野となるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで0.8008の直近高値を超えて0.8068や0.8337の2018年の戻り高値が視野となるが、こういった位置の上抜けは現状不透明となる。
一方下値は、0.7670前後が維持されるとサポートが有効だが、0.7446の戻り安値を割れると0.7583-0.7635の戻り安値圏まで視野となるが、維持は不透明も、0.7532の戻り安値を割れると調整が深まり、0.7515、0.7462の下ヒゲ、0.7374-0.7423の戻り安値まで視野となるが、この位置はそれ以前の高値圏で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持できない場合0.7339―52、0.7255―81まで視野となるが、この維持は不透明も0.7223の安値まで割れると、ロングランのサポートを崩す形から0.7029-50まで視野となる。また0.6992安値まで割れると下落が加速する可能性となり、0.6878-73ゾーン、0.6810-33ゾーンまでターゲットとなる。この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.6778の戻り安値まで割れと過去のレンジゾーンとなる0.6255-0.6571までターゲットとなる。
デイの戦略としては、若干保合気味も、FOMCを控えて、戻り売りが出易いと見て対応。まず、0.7750前後が抑えると売って、ストップは0.7815越え。0.78まで売り上がりの余裕を持って対応出来れば、尚良さそう。ターゲットは、0.7670-90ゾーンが意地されると利食いとなる。またこの位置の維持では買っても、ストップは0.7646割れ。この買いのターゲットも同様に0.7750前後が抑えると利食い優先となる。
ポンド円
- 予想レンジ:154.50~155.50
- 基本戦略:逆張り
- 予想時間:06:52 予想時レート: 155.31
上昇が156.08まで拡大。上値はこれを越えると、月足の156.60の戻り高値、更に157.05には横ばいとなる月足の雲の上限が位置しており、上値を抑える可能性が残っている。
一方下値は、153.54-154.14の戻り安値圏で、基準線と絡む位置が維持すると強いが、153.15の戻り安値を割れると、151.97-152.41の日足の窓の下限、150.88-151.26、149.54-150.11の今後上昇してくる雲の絡む位置まで視野となるが、買い入り易い。ただし149.06の戻り安値や148.53-77の戻り安値を割れるケースでは調整が深まり、148.12、147.29-41まで割れると146.36-56,145.22の戻り安値を割れると144.04-50、142.85、142.20まで視野となるが、維持は不透明も維持できない場合141.08-29、140.76、140.35-37などが視野となる。また139.48-52を割れると138.00-33の戻り安値圏、136.80-97の下ヒゲまで割れると相場は崩れ、134.88-135.72の戻り安値圏までターゲットとなる。ただこの下方ブレイクが、一気に実現するかは不透明も134.41まで割れると133.62-84の戻り安値圏、133.05や132.95の戻り安値割れると相場は更に崩れ気味となり、132円のサイコロジカル、131.78の安値まで割れると130円までターゲットとなる。
従ってデイの戦略としては、不透明感が残り、大きめの動きで逆張りが検討されるが、上値は、155円ミドルのレジスタンスのCapから、156円までを慎重に売り上がって、ストップは156.08越え。ターゲットは、154.50-80ゾーンが維持されると利食いとなり、この位置の買いは、154.33や154.14割れをストップ、この買いのターゲットは、同様に155円ミドルが抑えるとしっかりと利食っておきたい。
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