ポンド円 6連騰で155円台後半、5月27日高値超えを伺う

10月15日 為替相場予想

おはようございます。大塚亮です。

2021年10月15日の相場分析です。

概況

ポンド円の10月14日終値は155.434円、前日比0.731円高と大幅続伸した。取引レンジは155.746から154.558円。

10月7日から日足は6日連続陽線で6連騰、6月24日以来の155円台に到達、15日午前には155.797円まで高値を伸ばしており、5月27日に付けたパンデミック以降の最高値156.061円に迫ってきている。

ドル円は9月22日安値を起点として大上昇しているが10月8日の米雇用統計を通過してからは上昇が加速していることに加え、ポンドドルも9月29日以降の反発を継続しているため、ポンド円はドル円の上昇とポンドドルの上昇を交互にまたは平行に推進力として活かして騰勢を継続している。

注目ポイント ドル円は一段高に入る

ドル円は113円台到達からは114円手前を抵抗として高値圏持ち合いでの推移だったが、10月13日夜高値113.80円を15日午前に113.90円台へ乗せて高値を切り上げており、持ち合い上放れに入っている印象だ。

既に年初来高値を更新し、パンデミック前の2020年2月天井112.21円を超えているが、2016年12月天井を起点としたここ数年の右肩下がりでの下降チャンネルから抜け出しており、2018年3月から10月への上昇期を超える規模に発展している。チャート上の目安となる高値は2018年10月4日高値114.54円や2017年11月6日高値114.72円等の114円台中盤へ切り上がっているが、それらを超えれば2016年12月高値118.65円まで抵抗とすべき高値も見当たらなくなる。

注目ポイント ポンド円は156円の壁を超えるか

ポンド円は2016年10月底124.12円、2020年3月底124.10円と124円台序盤で週足及び月足レベルのダブル底を形成している。一方で2016年10月以降の高値は2018年2月2日の156.61円、2021年5月27日の156.06円であり、156円台が上値抵抗線となっている。既に155円台後半に差し掛かっており、これら156円台の高値を超える可能性が出てきているが、仮に超えれば、チャート上の上値目途は2015年6月天井の195.86円まで見当たらなくなる。一挙にそこまで大上昇する根拠には欠けるが、少なくとも5月27日高値156.06円から7月20日安値148.458円までの下げ幅の倍返しとなる163.66円等のある160円台を目指す可能性は出てくるのではないかと思われる。

米英は物価上昇に対する抑制のための利上げへ向けた準備に入る一方、日銀は長期的な金融緩和姿勢を崩しておらず、欧米との金利差からポンド円もドル円も上昇しやすい環境にある。米長期債利回りの上昇に対して英10年債利回りも同調して上昇しているため、ポンドドルもドル高圧力を跳ね返しているために大崩れせずにいる。ポンド円としてはポンド高と円安を組み合わせつつ高値更新と156円台の壁を突破してゆく可能性があるところと注目したい。

短期テクニカル

ポンド円の60分足レベルでは概ね3日から5日周期での底打ちとピークアウトを繰り返すリズムがある。

10月1日夕安値を起点とした上昇基調の範囲で推移しているが、12日夜、13日夜、14日午前と高値を切り上げてきたために14日午前時点では12日夕安値を起点とした上昇期に入っているとして14日夜から18日深夜にかけての間への上昇を想定した。15日午前も高値を切り上げているのでさらに高値追及を続けやすい状況と思われるが、連騰に対する反動安にも注意がいるところとして155円割れからはいったん下げに入るとみて15日夕から19日夕にかけての間への下落を想定する。

60分足の一目均衡表では10月7日夜の上昇で遅行スパンが好転、先行スパンも上抜き返し、その後も両スパン揃っての好転を維持しているので、遅行スパン好転中は高値試し優先とするが、遅行スパン悪化からはいったん下げに入るとみて安値試し優先とする。その際は先行スパンの下限が下値支持線として機能するのではないかと考える。

60分足の相対力指数は10月14日夜高値時に75ポイントを超えたが、その後の高値更新では指数のピークが切り下がって弱気逆行となりやすい状況にある。50ポイント以上での推移中は上昇余地ありとするが、次に50ポイントを割り込むところからはいったん下げに入るとみて30ポイント台前半への低下を想定する。

10月15日の売買戦略

中勢レベルではさらに高値追及を続けやすいとみるが、目先は連騰に対する調整安も入りやすいところと注意する。
155円以上での推移中は156円試しとするが、156円台序盤(156.00円から156.25円)では売られやすいとみて利益確定売り優先としたい。
155円割れからは154円台中盤(154.70円から154.30円)への下落を想定するが、そこは押し目買いされやすいとみる。

10月15日の主な予定

  • ユーロ圏
  • 18:00 8月 貿易収支・季調済 (7月 134億ユーロ、予想 142億ユーロ)
  • 18:00 8月 貿易収支・季調前 (7月 207億ユーロ、予想 161億ユーロ)
  • 米国
  • 21:30 10月 ニューヨーク連銀製造業景況指数 (9月 34.3、予想 27.0)
  • 21:30 9月 小売売上高 前月比 (8月 0.7%、予想 -0.2%)
  • 21:30 9月 小売売上高・除自動車 前月比 (8月 1.8%、予想 0.5%)
  • 21:30 9月 輸入物価指数 前月比 (8月 -0.3%、予想 0.6%)
  • 21:30 9月 輸出物価指数 前月比 (8月 0.4%、予想 0.7%)
  • 23:00 8月 企業在庫 前月比 (7月 0.5%、予想 0.6%)
  • 23:00 10月 ミシガン大学消費者信頼感指数速報値 (9月 72.8、予想 73.1)

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