「平均足」のトレードテクニック!MT4の平均足におすすめのインジケーターも紹介

平均足

FXテクニカル分析では、さまざまな情報を分析しながらチャートがどのように動くかを予想していきます。

この「チャート」にはいくつかの形状があり、「バーチャート」「ラインチャート」「ローソク足チャート」などがあります。

そんな中でも、日本人トレーダーは「ローソク足チャート」を好んで使用する方がほとんどだといわれています。

このローソク足は、その名の通りローソク(蝋燭)のような形状をしています。

それぞれ始値・高値・安値・終値の4つの値で構成されているためとても情報が見やすく、分析にはもってこいです。

そのため、このローソク足を使用した分析法は数多く存在します。

しかし、このローソク足はチャートの動きがそのまま数値として反映されるので騙しも多く、ローソク足だけでは分析が難しい場合もあります。

そんなローソク足をもっとシンプルかつ、わかりやすくしたのが「平均足」です。

今回はこの「平均足」の詳しい使い方と、「平均足」を使ったトレードテクニックをご紹介しましょう。

平均足とローソク足の違いは?

多くの人が取り入れているであろうローソク足の他にも、平均足によってチャートを表示することが可能です。

本節では、平均足の特徴、またローソク足とはどのような点が異なるのか、詳しく解説していきたいと思います!

平均足の特徴

平均足は、ローソク足とは異なる方法で形成され、ヒゲの出来方こそ同じですが、始値と終値に特徴があります。

平均足の始値と終値の算出方法については、以下の通り。

始値=「前のローソク足の始値」と「前のローソク足の終値」の平均値

終値=「始値」・「終値」・「高値」・「安値」の平均値

計算の仕組み上、始値は全て、前のローソク足の実体の中心から延長して、プロットされることになります。

また紛らわしいですが、終値の計算に用いられる終値は、ローソク足の終値と同様、ローソク足が切り替わる時点での価格を指します。

ローソク足の特徴

ローソク足は「始値」「終値」「高値」「安値」を視覚的に捉えることができ、FXに限らず多くの金融商品で取り扱われる、代表的なチャート表示形式です。

特徴としては、見方を知らなくとも、直感で値動きがイメージできてしまう分かりやすさにあるでしょう。

またローソク足と平均足の大きな違いは、ヒゲの持つ意味合いです。

平均足は上昇トレンドにおいては下ヒゲを付けにくく、また陽線の上ヒゲが長くなりやすい、また下落トレンドにおいても、その逆が言えます。

つまり簡単に言えば、陽線の次には陽線が、陰線の次には陰線が並びやすくなるということです。

ローソク足・平均足の算出方法が異なるため、それぞれのヒゲの出来方、読み取れる情報も変わってくるということを覚えておきましょう!

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平均足はローソク足のトレンドを簡単に見抜く進化系インジケーター!?

それでは、平均足がなぜ有用なのかを説明していきましょう!

まずは以前紹介した記事にも書いてある通り、平均足は連続して陽線・陰線が出るので視覚的にトレンドを判断できます。

つまり相場の方向性をシンプルに見極めることが可能です。

そのため、平均足はトレンド相場やトレンドフォロー型のロジックと非常に相性が良いのです。

百聞は一見にしかず、まずはどれくらいわかりやすいかを実際のチャートを使って見ていきましょう!

ローソク足と平均足の比較

この画像は左がローソク足、右が平均足を映したものです。

左側のローソク足だけのチャートは、画像の真ん中付近で下落しつつも反発がところどころ見えているため、実際にこの相場に出くわした場合、これからどちらに動くのか判断できないかもしれません。

しかし、同じ位置の平均足のチャートを見てください!

きれいに陰線が続いているので、「今は下落トレンドなんだ!」というのがすぐに判断できますよね。

平均足はその名の通り、ローソク足の平均を求めることからMAと似た特性があります。

ローソク足にあったダマシ部分の反発もなだらかに表示するため、ダマシに惑わされにくい動きをするのです。

まさに平均足は、ローソク足のトレンドを見抜くことに特化した進化系インジケーターなのです!

相場がどちらの方向に動いているのかわからないという初心者の方には、特にオススメのインジケーターであるといえるでしょう!

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平均足にもダマシが存在する!?

さて、先ほどダマシに惑わされにくいといいましたが、平均足にもダマシがないわけではありません。

ここでは、平均足の弱点部分についてお伝えしましょう。

通常のローソク足に比べてダマシは軽減されていますが、先ほどの画像を再度確認すると、途中に少しだけ陽線が混じっているのが見てわかるかと思います。

小さい反発は平均足でなだらかにしていますが、強めの反発がある場面では平均足でも対処しきれず、反転のサインを出してしまうことがあるのです。

それじゃ平均足もだめじゃないか・・・

そう思ってしまったそこのあなた!心配は無用です!

平均足でダマシが出てしまったときにはいくつかの対処法があるので、それをご紹介しましょう!

対処法1「3本までは許容する」

先ほどお伝えしたように、直近の強い反発には対処しきれず反転してしまうことがありますが、そういう場合に対処する方法として「○○本分は許容する」という対処法があります。

要はダマシに対処するために、ダマシになりそうな本数分は許容してみてみるというルールを、自分で作ってしまうのです。

今回の場面では「3本分反発は許容する」というルールを使ってチャートを見てみましょう。

反発を許容する平均足

するとどうでしょうか。

途中で2回の反発が見られていた下落トレンドが、1本の下落トレンドに変わりました!

このように、ダマシをある程度許容すれば、平均足は大きなトレンドをつかむのに大変有効性があります。

今回は3本許容するというルールにしましたが、本数はあなたのトレードスタイルによって変えると良いでしょう。

などなど。

あなたのトレードスタイルによって許容できる本数は変わってきます。

もちろん、許容した分の利益は目減りしてしまいますが、自分のトレードスタイルに合わせて許容範囲を決めることで、ダマシに惑わされないトレードをしていきましょう!

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対処法2「上位足のトレンド方向だけに絞る」

次の対処法は上位足を確認して、そのトレンド方向のみでしかエントリーしないという対処法です。

やり方としては、メインでトレードする時間足よりも上の時間足で平均足を見ることで、トレンドの信憑性を高めるという方法です。

平均足の時間軸を変更して確認

それでは、同じ時間の日足の方向を見てみましょう。

ご覧の通り、上位足でも同じ方向にトレンドが出ています。

上位足の方向がわかれば、しばらくはその方向に動く確率が高くなります。

つまり、下落トレンドが続く可能性が高いということがわかるのです。

上位足チャートでも平均足を使えば、よりトレンドの方向がよりわかりやすいですよね!

この方法は、通常のローソク足チャートでもよく用いられるマルチタイムフレーム分析とも呼ばれるもので、さまざまなトレンドフォロー型のロジックの信憑性を高める分析法ですので、ぜひ使ってみてくださいね!

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平均足を表示するには?

では実際、MT4で平均足を表示するにはどのようにすればいいのでしょうか?

また中には、表示できたけどローソク足への戻し方が分からない…といった人もいるでしょう。

本節では、具体的な手順に加えて、より分かりやすく表示するためにローソク足を消す方法など、合わせて解説していきます!

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平均足の表示する方法

まずはMT4を起動させ、「挿入」→「インディケーター」→「カスタム」→「HeikinAshi」を選びましょう

選ぶとチャート上に、平均足のプロットを出現させることができます。

また平均足の表示を元に戻したいときは、右クリックから「削除」を選ぶことによって、消すことができます。

ローソク足を消す方法

せっかく表示した平均足も、ローソク足が表示されたままでは、チャート上がごちゃついてしまいます。

そこで見やすくするために、あらかじめローソク足の表示を消しておくやり方を紹介しましょう。

MT4の画面上で、ローソク足を右クリックして、プロパティを開いてみてください。

そして色の設定で、「上昇バー」「下降バー」「ラインチャート」を黒表示にすれば完了です。

ローソク足を消すというよりは、背景と同化させて見えなくさせるというやり方なので、背景に合わせて、ローソク足の色を調節してあげましょう。

再びローソク足の表示へ戻したくなったときは、同じようにプロパティから色つけを行うことができます。

平均足スムーズドについて

平均足スムーズドは、インジケーターの一種であり、平均足をさらに平滑化した数値をプロットするものです。

チャート上において、平均足スムーズドは平均足よりも、さらに滑らかに表示されるため、トレンドの形成がはっきりと分かりやすくなるメリットがあります。

また値動の推移が平均化されるため、小さな騙しは圧縮され、より確信を持ってエントリーできるようになるでしょう!

ちなみに、この平均足スムーズドは、MT4にデフォルトで搭載されているわけではありません。

使ってみたいという方は、こちらのリンクよりダウンロードする必要があります。

その後MT4を起動して、画面左上の「ファイル」より、「データフォルダを開く」をクリックしましょう。

フォルダ「MQL4」→「Indicators」と進み、先ほど入手したファイルをそこに保存すると準備は完了です。

最後にMT4を再起動し、「挿入」→「インディケーター」→「カスタム」→「HeikinAshiSmoothed」を選ぶことで、チャート上に平均足スムーズドのインジケーターが表示されるようになるはずです!

平均足を使ってトレードするメリット

平均足を活用したトレードには、ローソク足からは得られない様々なメリットがあります。

多くのテクニカルトレーダーが平均足を活用しているという理由も、以下のメリットを知れば、納得いただけるのではないでしょうか。

トレンドの発生を掴みやすい

平均足は、その計算上、上昇トレンドで陰線が表示されにくく、逆に下降トレンドで陽線が表示されにくい性質を持っています。

例として、平均足スムーズドで表示されたチャート図をご覧ください。

上昇・下降、どちらにおいても陽線と陰線が連続しやすいことが分かりますよね。

ローソク足では小刻みに振動していたチャートも、平均足では騙し等が圧縮されるため、よりトレンドの出現が浮き彫りになるのです!

「窓開き」が起こらずチャートが連続する

ローソク足では、週またぎに「窓開き」が起こるため、連続してたチャートに大きな断裂が現れます。

テクニカル分析をメインとするトレーダーであれば、この窓開きの扱いに、一苦労されるのではないでしょうか。

というのも、窓開きはある意味イレギュラー、チャネルラインに沿わせようと思っても、どのように取り扱えばいいのか悩ましいからです。

その点、平均足を用いるチャートでは、窓開きは絶対に起こりません。

なぜなら、足の1つ1つが、前の足の実体中心から、横並びに延長してプロットされるからです。

平均足を用いたチャートでは、いかなる時でもチャートが連続し、各種ラインもより引きやすくなることでしょう!

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世界中のトレーダーが意識する

平均足は、テクニカル分析をメインとするトレーダーから絶大な人気を集めています。

なぜなら、平均足で描かれるチャートは「多くの人が意識している」という共通認識があり、平均足のチャート1つで生計を立てるトレーダーも存在するほどです。

他の皆んなが使っている以上、自分も乗り遅れるわけにはいきません。

FXで勝つためには、大衆の動きに合わせること、つまりトレンドに乗るということが極めて重要になります。

フィボナッチ然り、各種ライン然り、多くの人が意識しているという1点だけで、平均足を用いる価値があると言えるでしょう!

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平均足を利用したトレード手法

平均足を活用した、具体的なトレード手法を紹介していきます。

トレンド中の押し目や、適切な損切りタイミングを知りたいという人は、ぜひ以下のやり方を試してみてください!

上昇トレンドの押し目買い

上述したように、平均足の特徴は、トレンドが分かりやすくなること、また陰線や陽線が連続しやすい性質にあります。

これを上手く活用したエントリーが、上昇トレンドの押し目買いです。

一般的なローソク足チャートにおける押し目買いでは、陽線と陰線が入り混じっているため、よほどの技量がない限り、押し目のチャンスを見分けることは困難になるでしょう。

一方平均足チャートでは、上昇トレンド発生中には陽線が連続し、押し目のときは陰線が発生するので、より見極めやすくなるはずです。

ただ陰線が押し目になりやすいというだけで、当然、そのままトレンドの転換点になる可能性も秘めています。

この問題の解決法として、平均足と相性の良いインジケーターを併用するというものがあり、そちらについても後述していますので参考にしていただけると幸いです。

適切な損切りタイミング

平均足を用いた押し目買い、例えば、陽線→陽線→陰線→陽線のような値動きになることを見込んで、陰線のタイミングがエントリーのチャンスになりやすいことを説明しました。

しかし、押し目の時点でトレンドが反転してしまう可能性もゼロではなく、ある程度損切りのタイミングについて目安を持っておかねばなりません。

そこで損切りポイントとして、ロングエントリーの場合は、直近の安値を意識するようにしておきましょう。

その理由としては、陰線が安値を更新するようであれば、平均足の性質上陰線が連続しやすく、そのまま下降トレンドを形成する勢いが強まってくるからです。

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平均足におすすめのインジケーター

平均足は、トレンドの発生が明確になるというメリットの反面、転換点が掴みにくいというデメリットがあります。

そこで、そんなデメリットを解消できるよう、平均足と併せて使いたいおすすめのインジケーターについて紹介していきたいと思います!

移動平均線

平均足が上昇トレンドを描いており、かつパーフェクトオーダー(移動平均線3本の向きが揃うこと)が同時に出現すれば、エントリーの大チャンスです!

平均足だけで判断するよりも、トレンドの強弱をハッキリと確認することができ、トレンドをフォローしたエントリーができれば、すぐにプラ転するでしょう。

そして、短期移動平均線の傾きが緩やかになってくれば、トレンドの力が弱まっている証なので、決済タイミングを伺うこともできます。

また、ゴールデンクロス(短期移動平均が長期移動平均線を上抜けすること)もエントリーの根拠として十分です。

ゴールデンクロスから、短期移動平均がそのまま平均足ともクロスすれば、なお強いトレンドと考えられているので、見つけた際はぜひ挑戦されてみてはいかがでしょうか!

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RCI

RCIは、短期・中期・長期、3本線の強弱によって、買われすぎ・売られすぎを判断するためのインジケーターです。

こちらも平均足と非常に相性が良く、トレンド転換のタイミングを捉える際に役立つことでしょう。

以下のチャートは、RCIの短期足、中期足が上辺まで登り、買われすぎのシグナルが出ている局面です。

シグナルが出たと同時に、平均足は一気に下落トレンドへと傾き、その後も強く継続していることがわかります。

トレンドが切り替わる、ぴったりのタイミングでエントリーするのは難しいかもしれませんが、RCIの下がり具合と下落トレンドの動向は、非常にマッチしていることも事実です。

RCIが上辺から垂れ下がること、また平均足の陰線が2〜3本連続していることが確認できれば、非常に精度の高いエントリーになると考えられるでしょう!

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MACD

上で紹介した「移動平均線」「RCI」、これらと同じ要領でエントリータイミングを測れるのがMACDです。

文章で説明するよりも、図を参照した方が理解しやすくなるため、まずは以下のチャート図をご覧ください。

MACDの見方について簡単に説明すると、表示される2本の線はそれぞれ短期・中期の移動平均線、波打つヒストグラムは、買われすぎ・売られすぎを表すシグナルです。

MACDと平均足を活用したトレードは、以下3つの条件が揃ったことを確認できれば、より精度の高いエントリーになると言われています。

・平均足の陰線(または陽線)が3本以上連続していること
・短期と中期の移動平均線がデッドクロス(ゴールデンクロス)を作ること
・ヒストグラムの波が、切り替わるタイミングであること

これらの条件がそろった上図チャートでは、デッドクロス以降も強い下落トレンドが継続しており、デッドクロスを作った時点が最適な売りタイミングだったことが確認できます。

このように、平均足によるトレンドの明確化と、他のインジケーターによるエントリーポイントの狙いすましによって、より有利にトレードを進めることができるようになるでしょう!

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平均足の極意は「頭と尻尾はくれてやれ」

いかがでしょうか。

今回は平均足をより実践的に使う方法として、いくつかご紹介しました。

今までの方法を踏まえて、最後に平均足を使う上での最大の極意をご紹介します。

それは、相場の格言の中でも有名な「頭と尻尾はくれてやれ」という言葉です。

これは、「相場の天底は狙わずに、頭(天井)と尻尾(底値)の部分は安全のコストだと割り切って捨てて、トレンドの真ん中を狙って利益を確保しましょう」という意味がこめられた言葉です。

平均足には、始まりと終わりの部分がどうしても1歩遅れて反応してしまうという弱点があります。

しかし、どんなに優秀なロジック・インジケーターだとしても、常にすべての相場で天底が狙えるわけではありません。

天底を狙いすぎた挙句、結局損失になってしまったというケースは少なくないのです。

それよりも、たとえ利益が少し目減りしてしまっても、目減りした分は安全上の必要コストだと割り切ってしまえば、これほどわかりやすくシンプルで頼りになるものはない、といえるほど強力なインジケーターになります。

まずは、あなたが普段使っているトレードスタイルに加えて使ってみてください。

その中で、どのように使っていくのが一番ベストなのかを探って、あなたに合った使い方を見つけ、活用してみてください!

出典:FXブロードネット:テクニカルチャート講座

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