FX最強インジケーターおすすめ10選!選び方と活用法も合わせて解説!

FXおすすめインジケーターとは?注意点や取引ツールも紹介!

インジケーターは、FXトレードを行う上で不可欠なツールです。

チャート分析やトレンド強弱の把握など、感覚的に掴みにくい情報を数値化してくれる代物です。

とはいえ、インジケーターの数は膨大で、FX初心者からすると何を選ぶべきか悩ましいのではないでしょうか。 そこで今回は、FX初心者におすすめしたい最強インジケーター10選を紹介していきます。

FXトレードに不可欠な「インジケーター」とは

FXトレードで用いられるインジケーターとは、為替レートのデータを様々な計算で加工して、買い時・売り時の判定に使用するものです。

またインジケーターは数多くの種類が存在し、一般的には「オシレーター系」と「トレンド系」の2つに大別されます。

詳細は後述しておりますが、チャート分析を効率的に行いたいのであれば、オシレーター系とトレンド系のインジケーターを併用すると良いでしょう。

以下より、それぞれの特徴について解説します。

オシレーター系インジケーター

オシレーター系インジケーターは相場の「買われ過ぎ、売られ過ぎ」を判断し、相場の強さを視覚的に読み解くことができます。

「買われ過ぎ、売られ過ぎ」だから「そろそろ流れが終了して転換するサイン」と受け取って、逆張りエントリーの指標として使用されます。

オシレーター系で、多くのトレーダーが使用する3点は以下の通りです。

指標を軸に分析していくことで精度の高いチャート分析が可能になります。

何を選べばいいのか分からない初心者トレードの方も、とりあえず上記を用いた分析手法は学んでおきたいところです。

使い方はさまざまあるので特徴を把握して、ご自身のトレードに活かしていきましょう。

トレンド系インジケーター

トレンド系インジケーターは、チャートがどのようなトレンド(傾向)で動いているかを示す指標です。

全体的な相場の方向性を探るために使われるため、相場の流れに乗った取引を行いたい時に活用すれば、取引効率を上げることができるでしょう。

「今発生しているトレンドに乗るべきなのか」 「今のトレンドはいつまで続きそうか」 などを教えてくれます。 トレンド系インジケーターの中でも、多くのトレーダーが使用する3点は以下の通りです。

特に、移動平均線や一目均衡表から得られる情報はとても濃厚です。

チャートの流れを意識していくことで精度の高いチャート分析が可能になります。

トレンド系インジケーターも使い方がさまざまあるので特徴を把握して、オシレーター系インジケーターと同様に、ご自身のトレードに活かしてください。

FXにおける最強のインジケーターとは?

「最強」のインジケーターを知りたい、実際に使ってみたいと考える人は多いでしょう。

しかし、インジケーターには多くの種類があり、どれが本当に「最強」なのか迷うことも少なくありません。

本節では、トレンド系やオシレーター系などの主要インジケーターを徹底比較し、それぞれの特徴や効果的な使い方を解説します。

最強のインジケーターは人によって異なる

FXで「最強」のインジケーターは、人それぞれのトレードスタイルや目的によって異なります。

スキャルピングを好む人は短期的な動きを捉えるインジケーターを重視し、スイングトレードを行う人は長期的なトレンドを分析するものを選ぶことになるでしょう。

また、経験や資金管理の方針によっても最適なチャートツールは異なり、ツールによってはインジケーターの特徴が異なることがあります。

したがって、まずは自分自身の戦略に合ったインジケーターを見つけることが成功への鍵となります。

普遍的に最強のインジケーターは存在しない

FX市場は経済情勢やニュース、金利政策など多くの要因によって常に変動しています。

そのため、普遍的に「最強」と呼べるインジケーターは存在しません。

ある時期にはトレンドフォロー系が有効でも、市場のボラティリティが変化すればオシレーター系が優位になることもあります。

時流に合わせてインジケーターを使い分ける柔軟性が、安定した収益を確保するために不可欠です。

最強インジケーターを選ぶ・使用する上でのポイント

FXで「最強」のインジケーターを選ぶには、自分のトレードスタイルや市場環境に適したものを見極めることが重要です。

また、複数のインジケーターを組み合わせることで精度を高めることも可能です。

インジケーターの種類は非常に多く、やり方・組み合わせ方も考えれば選択肢はさらに増えてくるでしょう。

本節では、選び方のポイントを具体例とともに解説していきます。

運用スタイルに合ったインジケーターを選ぶ

インジケーターを選ぶ際は、自分の運用スタイルを明確にしておく必要があります。

なぜなら、運用スタイルごとにてエントリーや決済のタイミングが異なり、それに適したインジケーターを選ぶ必要があるからです。

運用スタイルを挙げると、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードなどです。

例えば、長時間ポジションを保有するスイングトレードの場合、相場はゆるやかに動くので、大きな値動きを分析をしやすい傾向があります。

また、自分の取引プランとインジケーターの相性を確かめるために、デモ口座でトレードの練習したり、過去のチャートで検証してみるのも良いでしょう。

トレンド系とオシレーター系を1つずつ選ぶ

FXで「最強」のインジケーターを1つに断定することは難しいです。

しかし、最強の運用スタイルは既に決まっており、それはトレンド系とオシレーター系を併用することです。

上述したように、トレンド系は相場の方向性を示し、オシレーター系は売られ過ぎや買われ過ぎを判断するため、相互補完の役割を果たします。

例えば、移動平均線とRSIを併用することで、トレンドを確認しながらエントリーのタイミングを見極められるようになる、といった具合です。

ただし、インジケーター同士の組み合わせは無数にあるため、まずは後述するおすすめインジケーターの中から1つずつ選んでみてください。

利用者が多いメジャーなインジケーターを選ぶ

FX初心者から上級者まで幅広く使われているメジャーなインジケーターは、情報量が豊富で分析しやすいメリットがあります。

たとえば、ボリンジャーバンド・MACD・RSIなどは人気が高く、多くのトレーダーが参考にしているため相場心理を反映しやすいと言えるでしょう。

つまり、利用者の多いインジケーターは機能性(予測精度)が高いということであり、その逆も同じことが言えます。

また、インジケーターの解説や設定例も多く、学習しやすい利点があるため、まずはメジャーなツールから試し、自分に合ったものを見つけましょう。

インジケーターは手広さよりも練度が重要

インジケーターは数多く存在しますが、手当たり次第に使うよりも、1つひとつの精度を高めることが「最強」への近道です。

複数のツールを組み合わせると分析が複雑になり、判断に迷う原因にもなります。

まずは、1つか2つのインジケーターを徹底的に理解し「自分にとって最強にインジケーターは〇〇だ」と確信が持てるまで使い込んでいきましょう。

シンプルで精度の高い分析を実現することで、確実なトレード戦略を構築できるはずです。

パラメータは大衆心理に合わせる

用いるインジケーターが、大衆と全く異なったパラメータに設定されていては意味がありません。

大衆の目線に合わせて売買することでトレンドに乗れるようになり、全く逸脱した数値になるとインジケーターは本来の機能性を損なうでしょう。

例えば道路上では、赤は止まれ・青は進めといった共通認識のもとに統率が保たれています。

FXに置き換えれば、期間「25」で設定された移動平均線が上を向き始めたからエントリーする、このようなセオリーがあったとして、期間が大きくずれていては意味がないのです。

トレンドに乗じるためのセオリーやルールは、大衆と目線を合わせているからこそ意味を持つのであって、インジケーターとはある意味トレーダー全体の目線・統率を確認するためのものでもあります。

またパラメータの設定に悩むようであれば、基本的には初期設定で問題ありません。

なぜなら多くのトレーダーが、他のトレーダーの多くも初期設定でそのインジケーターを利用している、と考えているからです。

トレンド系:最強インジケーター5選

FXトレードで相場の方向性を見極めるためには、トレンド系インジケーターの活用が欠かせません。

本節では、移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表、ADX、パラボリックSARといった「最強」と評価されるトレンド系インジケーターをピックアップ。

それぞれの特徴や効果的な使い方を解説し、トレードの精度を高めるコツをお伝えします。

1位:移動平均線

移動平均線は、FXトレーダーに最も広く使われている「最強」のトレンド系インジケーターの1つです。

シンプルで視覚的に分かりやすいため、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。

特にパーフェクトオーダー(3本線の向きが揃った状態)の信頼性は高く、高い精度でチャート推移を予測可能です。

その他にも、ゴールデンクロスやデッドクロスなど、応用の幅が広いため、とりあえずチャートに表示させておきたい最強インジケーターです。

2位:ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、価格の変動幅を視覚化するトレンド系インジケーターとして有名です。

ボリンジャーバンドは「標準偏差」を用いたテクニカル指標であり、標準偏差とは平均値からの「ばらつき度」を示したもので、一般的には「σ(シグマ)」と表されます。

より分かりやすく言えば「ローソク足がn期間のSMA(移動平均線)からどれくらい離れたか」ということです。

SMA(移動平均線)から離れたローソク足が多くなるほど標準偏差は大きくなり、逆に近い終値が多ければ標準偏差は小さくなります。

またチャート上では、σ(シグマ)のレベルに応じてバンドが表示され、ローソク足が各バンド幅に収まる確率は、以下の通りであることが知られています。

  • ±1σに収まる確率:68.26%
  • ±2σに収まる確率:95.44%
  • ±3σに収まる確率:99.73%

値動きの大半はバンド幅内に収まるため、仮にローソク足がバンドから飛び出た場合は、指標発表やクラッシュなど大きな変化が起きた可能性が高いと判断できるでしょう。

3位:一目均衡表

一目均衡表は、日本発祥のトレンド系インジケーターで、相場の「一目」で分かるという特徴から名付けられました。

複数のラインで構成されており、価格の動向やトレンドの強弱を包括的に分析できます。

特に「雲」と呼ばれるエリアは、相場のサポートやレジスタンスの目安として非常に有効です。

上昇トレンドかつローソク足の下の雲が厚い → 雲に支えられ反発しやすく、買いポジションの仕込みどき

下落トレンドかつローソク足の上の雲が厚い → 雲が上抜けの障害となり、売りポジションの仕込みどき

エントリーやエグジットのタイミングを判断しやすく、中長期のトレードに適したインジケーターとして、国内外で広く使われています。

4位:MACD

MACD(移動平均収束拡散法)は、トレンド系とオシレーター系の特性を兼ね備えたインジケーターです。

短期と長期の移動平均線の差をグラフ化することで、トレンドの方向性や転換点を判断します。

MACDラインとシグナルラインの交差が売買サインとして使われるほか、ヒストグラムを用いてトレンドの強さを視覚的に確認することも可能です。

シンプルながら強力で、幅広い市場環境に適応できる万能型のインジケーターです。

5位:パラボリックSAR

パラボリックSARは、トレンドの転換点を視覚的に示すインジケーターです。

価格の動きに合わせて、チャート上に点を描くことで、売買サインを明確にします。

価格が点を下抜ければ売り、上抜ければ買いと判断するシンプルな仕組みが特徴です。

特に、明確なトレンドが発生している相場で効果を発揮し、トレンドフォロー型のトレーダーに愛用されています。

ただし、レンジ相場では誤差が生じやすいため、他のインジケーターとの併用が推奨されます。      

オシレーター系:最強インジケーター5選

オシレーター系インジケーターは、売られ過ぎや買われ過ぎの判断に優れ、特にレンジ相場で威力を発揮します。

相場の転換点を見極めやすく、トレンド系インジケーターと組み合わせることで分析精度をさらに向上させられるでしょう。

本節では「RCI」「RSI」「ストキャスティクス」「CCI」モメンタムといった「最強」と称される5つのオシレーター系インジケーターを厳選し、特徴と活用方法を解説します。

1位:RCI

RCI(Rank Correlation Index)は、過去の一定期間の価格と時間の相関関係を計測するオシレーター系インジケーターです。

基本的には、上の画像のようにパラメータ(期間)の異なる3本線を表示して使われます。
  • 赤色 ・・・ RCI 9(短期)
  • 青色 ・・・ RCI 26(中期)
  • 緑色 ・・・ RCI 52(長期)

RCIの値が±80%を超えたあたりから「買われすぎ・売られすぎ」と判断するトレーダーが増えるため、チャートも反転しやすくなると考えられています。

特にレンジ相場で威力を発揮し、エントリーやエグジットのタイミングを的確に捉えられるため、初心者向けオシレーターとしておすすめです。

2位:RSI

RSI(Relative Strength Index)は、一定期間の上昇幅と下降幅を比較して相場の強さを測るオシレーター系インジケーターです。

値が70以上になると買われ過ぎ、30以下になると売られ過ぎを示します。

トレンド相場でもレンジ相場でも利用できる万能性があり、初心者からプロまで幅広く活用されています。

また、RSIのダイバージェンス(価格とインジケーターの動きが逆行する現象)は、トレンド転換の兆候を把握する上で重要なサインとなります。

3位:ストキャスティクス

ストキャスティクスは、一定期間の高値と安値に対する現在の価格位置を測定するオシレーター系インジケーターです。

%Kと%Dの2本のラインで構成され、その交差が売買サインとなります。

特にレンジ相場での逆張り戦略に効果的です。 画面の上と下に20と80のラインが引かれていますが、 20のラインより下が売られすぎと判断し買いゾーン 80のラインより上が買われすぎと判断し売りゾーン と、判断されます。

短期から中期までさまざまなトレードスタイルに適応できる汎用性の高いツールです。

4位:CCI

CCI(Commodity Channel Index)は、価格の変動幅を基準値からの乖離として表すインジケーターです。

CCIを活用するにあたって、「±100」という数値が重要な基準となります。

+100のラインを超える → 「買われすぎ」と判断 → 売り注文が入りやすくなる → 為替レートが下落する

-100のラインを超える → 「売られすぎ」と判断 → 買い注文が入りやすくなる → 為替レートが上昇する

シンプルながら応用範囲が広く、他のインジケーターと併用することでさらに精度を高められます。特にボラティリティの高い市場での利用に適しています。

5位:モメンタム

モメンタムは、価格の変化速度を測るオシレーター系インジケーターで、相場の勢いを視覚的に確認できます。

基準値を超えることで上昇トレンドを示し、下回ると下降トレンドを示します。

モメンタムの特徴は、トレンドの初期段階や終了段階を見極めやすい点にあります。

また、他のインジケーターと組み合わせることで、トレードの精度をさらに向上させることが可能です。

インジケーターを用いる際の注意点

インジケーターは相場分析をサポートする強力なツールですが、使い方を誤ると逆効果になることもあります。

インジゲーターの効果を最大限に引き出すためには、適切な検証と選定が欠かせません。

本節では、インジケーターを利用する際に注意すべきポイントを解説し、失敗を防ぐためのコツをお伝えします。

インジケーターを評価する際は100回以上の試行を重ねること

インジケーターの効果を正確に評価するためには、少なくとも100回以上の試行を重ねることが重要です。

短期間の試行や数回の成功だけで判断すると、相場の一時的な変動に影響される可能性があります。

異なる時間帯や相場環境(トレンド相場、レンジ相場など)でインジケーターを検証し、その一貫性や信頼性を確認することが必要です。

また、バックテストやデモトレードを活用することで、リスクを抑えながら実践的な評価を行うことができます。

メジャーで利用者の多いインジケーターを選ぶこと

インジケーターを選ぶ際は、利用者が多いメジャーなものを選ぶことをおすすめします。

広く使われているインジケーターは、情報や使用例が豊富で、設定や応用方法を学びやすい利点があります。

また、多くのトレーダーが参考にするため、相場心理を反映しやすく、精度の高い分析が期待できます

移動平均線、RSI、MACDなど、実績のあるインジケーターから始めることで、初心者でも安心して使いこなせるようになるでしょう。            

FXで使うインジケーターのまとめ

本記事では、FXで用いるべき最強インジケーターについて解説しました。

インジケーターを使えば、過去相場を分析してチャート上に指標を視覚化してくれます。

ローソク足だけではよくわからない相場も、勝ちパターンやエントリータイミング、相場分析など根拠を持って進めることができるので、積極的に活用していきたいところです。

FX初心者の方は、手始めとして本記事で紹介したインジゲーターについて、オシレーター系・トレンド系を1つずつ選ぶところから始めてみてください。

以上、参考にしていただければ幸いです。