MT4内にはデフォルトで色々なインジケーターが搭載されていますよね!
大体、他のインジケーターと組み合わせて使用するものが多いと思いますが、今回は単独のインジケーターでもトレードすることができる、「CCI」というテクニカル分析で使用するインジケーターをご紹介したいと思います(^^)!
多分、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
使ったことがないという方はぜひ今回の記事をご覧くださいね。
CCIは有名なインジケーターの一つなので、知らない人はこの機会に知っておくと今後のトレードの役に立つはずですよ!
目次
そもそも「CCI」ってなに?
「CCI」を知っている方もいるでしょうが、中には知らない人もいるかと思いますので、まずはCCIの説明からしていきますね(^^)
CCIとは‥‥商品チャンネル指数「Commodity Channel Index」の頭文字を並べたもの
1980年にアメリカ人のドナルド・M・ランバートによって開発されたオシレーター系テクニカルです。
書いてある名前の通りなんですが、商品取引で使われ始めたと一般的にはいわれています。
現在は株式や為替、債券の分析にも使われているオシレーター系のテクニカル指標です。
どんなものか簡単に説明すると、値動きの振幅に対して現在の乖離がどの程度なのかを指数化したものとなります。
また、多くのオシレーター系の数値は大体100%が上限ですが、CCIには上限が設けられていないため、100以上になることも少なくはありません。
言葉で示すと少し難しく感じてしまうかもしれませんね(^^;)汗
なので!実際にCCIを一度お見せしたいと思います(^^)

※数値はデフォルト値
ローソク足の下のほうに表示されている、青色の線がCCIとなります。
あとはCCIの中に白いラインが2本引かれていますが、
こちらもデフォルトで表示されているラインとなっています。
±100の位置にラインは表示されており、この数値を参考に実際にトレードを行います。
この±100という数値がCCIにおいて最も重要な基準となる数値なのです!
それでは、CCIの使い方について教えていきますね(^^)
CCIの活用法を動画で見る→

CCIはどうやって使うの?
先ほどもお伝えしましたが、±100という数値が最も重要な基準となります。
+100をラインを超えると「買われすぎ」という風に判断をすることができます。
これがCCIの基本的な使い方です。
そこまで使い方は難しくないと感じるはず(^^)
むしろ「え?これだけ?」ってなるかもしれませんね(笑)
実際に±100のラインを超えている(下回っている)相場を確認してみましょう!

画像で囲んでいる箇所がCCIの数値が+100を超えている相場となっています。
+100の数値を超えた辺りからだんだん相場が下がってきているのが分かりますか?
CCIが+100を超えて、買われすぎている場面となりますので、売りに入っているトレーダーが増えてきているということです。

こちらは-100を下回っている相場です。
先ほどとは逆に、-100を下回ったあと、売られすぎだと判断したトレーダーが買いに入り、相場が上昇していることがわかります。
このように売り買いのケースを比較して確認してみると分かりやすいですね(^^)!
売られるぎると買い注文が多くなり、買われすぎると売り注文が多くなっていますね。
おもしろいように動くこの相場の動きを利用すれば、意外と簡単な判断で大きく利益を取ることができると思います!
それでは、次は実際にCCIを使ってトレードを行ってみましょう!

「CCI」を使ってトレードしてみました!
今回のトレードルールは下記のように設定して行います!
トレードルール
1時間足でのトレード
■買いの場合
- CCIが-100以上で-100を割った時に買いエントリー
- CCIが+100に達したタイミングで決済
■売りの場合
- CCIが+100以上で+100を割った時に売りエントリー
- CCIが-100に達したタイミングで決済
それでは早速いってみましょう!

CCIが-100を割ってきましたので買いエントリーを行いました。
パッと見て上昇しているのが確認できる相場ですね。
では、何pips獲得できたのか見てみましょう(^^)!

ローソク足が確定したタイミングで決済しました!
なんと約100pipsの利益となりました!!!
ローソク足がグーンと上に伸びたのが大きかったですね(^^)
次は売りエントリーを見てみましょう!

CCIが+100を割ってきましたので買いエントリーを行いました。
こちらも分かりやすい下落相場でしたね(^^)!
さて、結果がどうなったか確認してみましょう!

約50pipsの利益となりました!
買いエントリーよりは少ないpips数ですが、1回のトレードでこれだけ獲得出来れば大きな利益に繋がりますね!
「ひとつのインジケーターだけでこんなに稼げるんだ!」と思った方もいらっしゃると思います。
しかし!やはりインジケーターにはメリットとデメリットがあります。
次はCCIのメリットとデメリットについて解説を行っていきますよ(^^)

「CCI」のメリット、デメリット
CCIのメリットとデメリットについてひとつずつお伝えしていきますね。
CCI メリット
- 順張りにも逆張りにも使える
※順張り‥トレンドに沿ってトレード
※逆張り‥トレンドと逆方向にトレード - 反応が早い
- 他のツールと併用しやすい
それでは順番に内容を紹介します。
順張りにも逆張りにも使える
CCIの最大の特徴です!
あまり順張り、逆張りの両方に対応しているインジケーターはないかと思います。
買われ過ぎか売られ過ぎか示すツールですので、相場の転換点を上手く掴めば逆張りでのトレード、トレンド発生を確認できれば順張りでのトレードと、都合のいい方にエントリーすることができます!
反応が早い
通常の移動平均線や指数平滑移動平均線よりも更に早い反応が得られます!
リアルタイムに、いま買われ過ぎか売られ過ぎかが分かるので、危険なエントリーを避けることができます(^^)
まぁ、反応が早いがゆえに判断を誤ってしまうこともあるかもしれませんね(^^;)汗
他のツールと併用しやすい
以前ご紹介したボリンジャーバンドや、移動平均線とも相性がいいインジケーターなんです!
多角的に相場状況を捉えたい時には、一緒に使って判断材料にするのがいいと思います。
CCI デメリット
- エントリーサインとしては弱い
- 底が見えない
続いてはデメリットについても、順番に紹介していきましょう。
エントリーサインとしては弱い
CCIだけでも大きく取れる相場はありますが、ひとつのインジケーターだけでは信憑性は低いです。
他のツールを組み合わせてデメリットを補っていくのがいいと思います(^^)
CCIは他のツールとも併用しやすいので、そこまで大きなデメリットではないでしょうか!
底が見えない
これがCCIの一番のデメリットかもしれません。
±100を基準にしても±200まで飛び出したりすることもあります。
逆張りを行うときにダマシに遭う可能性があります。
こちらのデメリットを補うためには、やはり他のツールを組み合わせる必要がありますね(^^;)汗
少なからずデメリットも存在していますので、移動平均線やボリンジャーバンドを組み合わせて、弱点を補っていきましょう(^^)!

相性のいいインジケーターは?
CCIのデメリットでお伝えしたように、CCIを利用するのであればデメリットを補うインジケーターを推奨します。
インジケーターといっても色々とありますが、主に相性のいいインジケーターはこちらです。
- ボリンジャーバンド
- 移動平均線
- RSI
他にも相性のいいインジケーターはありますが、有名なものだと上記の3つですね。
それぞれのインジケーターに特徴、特色がありますので、一度、組み合わせてトレードしてみるのもいいかと思います(^^)
CCI、ボリンジャーバンド、その他のインジケーターもトレードの補助をしてくれるツールですので、CCIと一番相性がいいインジケーターを見つけてみてください!
見つけるのが難しい方はまずはCCIだけでトレードを行ってみるのもいいかと思います。
デメリットはあるものの、利益を上げることはできますので、CCIだけを使ってみてデメリットをご自身の目で確認するのもいいかもしれません(^^)
人それぞれ、使いやすいインジケーターは異なりますので、ご自身に合った組み合わせをぜひ見つけてみてください!
また、今回紹介したインジケーターの解説は下記の記事にまとめましたので、ぜひこちらもご覧くださいね。

CCI:まとめ
今回はCCIについてご紹介しましたが、いかがでしょうか(^^)?
「CCIって何?」と思われたかもしれませんが、誰でも簡単に使えるインジケーターだと感じたんじゃないでしょうか。
しかしながら、デメリットもやはりありますので、それを補うインジケーターを使用するのがいいですね!
最初は他のインジケーターとの組み合わせを見つけるのは大変かと思いますので、まずはCCIだけでトレードしてみるのもいいかもしれません(^^)
色々なインジケーターを使ってみることで、意外なインジケーターと相性がいいなんてことが分かる可能性もあります。
ぜひ、色々なインジケーターと組み合わせてCCIを使ってみてください!
出典:OANDA | CCIとは?言葉の意味や計算式、活用方法などを詳しく紹介
よくある質問
CCIはどんな時に使いますか?
CCIは買売の判断やタイミングを判断したい時に使います。
CCIを使う際は順張りと逆張り、どちらの方がオススメですか?
トレードの好みによりますが、基本的にはリスクが低い順張りがオススメです。
CCIとRSIの違いは何ですか?
CCIは0%を中心に±100%以上や±200%以上などがあり、大きな数値に推移することがありますが、RSIは買われすぎ売られすぎ水準を0~100%の間で推移してくれます。つまり、一言で言うと、RSIの数値には底や天井があり、CCIの数値は底や天井がないということです。