[AD] 運営維持のため、一部広告リンクを設置する場合がございます(詳細)
「ハーモニックパターン」とは、チャート上の値動きにフィボナッチを当てはめ、形成されたパターンから次の反発を予測するトレード方法です。
その名の通り「ハーモニック(調和)」「パターン(型)」という意味で、欧米を中心に多くのトレーダーが愛用しています。
本記事では、そんなハーモニックパターンについて解説していきます。
目次
FXにおけるハーモニックパターンとは?基本的な使い方を解説
ハーモニックパターンは、フィボナッチ比率を活用したチャートパターンの一種です。
相場には「一定の法則性がある」と考えられており、特定の比率に基づいて価格が反転するポイントを見極めるのが特徴です。
主に「反転ポイント」を予測するのに使われ、代表的なパターンは、以下の5つです。
- ガートレー (Gartley) パターン
- バット (Bat) パターン
- バタフライ (Butterfly) パターン
- クラブ (Crab) パターン
- サイファー (Cypher) パターン
上記は、それぞれ異なるフィボナッチ比率で形成され、初心者でも基本のルールを覚えればエントリーとエグジットのタイミングを明確にできるメリットがあります。
ハーモニックパターンの基本
ハーモニックパターンはそれぞれ「XABCD」という5つのポイントを持ち、特定のフィボナッチ比率に基づいて形成されます。
例えば、「ガートレーパターン」はXAの61.8%戻しの位置でB点が形成され、「バタフライパターン」ではXAの1.618倍のD地点で価格が反転しやすいとされています。
他にも、「バットパターン」や「クラブパターン」など、少しずつ異なる比率を持つパターンがあり、それぞれに適したトレード戦略が存在します。
ハーモニックパターンを使ったトレード戦略
ハーモニックパターンを使ったトレードでは、主にD地点での反転を狙うのが基本です。
D地点はフィボナッチ比率に基づいた「相場が反転しやすいポイント」なので、トレーダーはここで買い(ロング)または売り(ショート)を検討します。エントリーする際は、ローソク足の動きやサポート・レジスタンスラインも確認し、エントリーの根拠を強化することが重要です。また、D地点を超えて動くとパターンが無効になることもあるため、損切り(ストップロス)を設定するのが必須です。ハーモニックパターンは、明確なルールでトレードができるため、初心者でも戦略を立てやすい点が魅力です。
ハーモニックパターンの代表例5つ
ここでは、ハーモニックパターンの代表例を5つ紹介します。
全て覚える必要はありませんが、自分の得意とするパターンや、比較的成功率の高いガートレーは覚えておくと良いでしょう。
ガートレー (Gartley) パターン
ガートレーパターンは、最も基本的なハーモニックパターンの1つで、フィボナッチ78.6%リトレースメントを基準として形成されます。
B地点はXAの38.2%〜61.8%リトレースメント、D地点はXAの78.6%リトレースメントに位置します。
比較的成功率の高いパターンとされ、トレードの基本戦略としては、D地点で反転を確認した後にエントリーし、CまたはA地点で利確を狙います。
バット (Bat) パターン
バットパターンはガートレーと似ていますが、D地点がXAの88.6%リトレースメントに位置するのが特徴です。
B地点はXAの38.2%〜50.0%リトレースメントの範囲内に収まり、C地点はABの38.2%〜88.6%リトレースメントになります。
バットパターンは、リスクが比較的低く、リワードが大きい傾向があるため、リスクリワード比を重視するトレーダーに適したパターンといえます。
バタフライ (Butterfly) パターン
バタフライパターンは、D地点がXAの1.272〜1.618のエクステンションに達する点が特徴的です。
B地点はXAの78.6%リトレースメント、C地点はABの38.2%〜88.6%リトレースメントとなります。
バタフライパターンは、主にトレンドの終焉を示すために用いられ、強い反転を狙うトレーダーにとって有効な手法となります。
D地点で反転の確認後にエントリーし、CまたはA地点で利確を検討するのが基本戦略です。
クラブ (Crab) パターン
クラブパターンは、最も深いリトレースメントを伴うハーモニックパターンの1つで、D地点がXAの1.618エクステンションに到達します。
このため、他のパターンと比べても、D地点での急激な反転が発生しやすいとされています。
B地点はXAの38.2%〜61.8%リトレースメント、C地点はABの38.2%〜88.6%リトレースメント内で形成されます。
クラブパターンは、D地点での反転が大きく、ピンポイントのエントリーを狙うトレーダーに適していますが、損切りを明確に設定しないとリスクが高まる点に注意が必要です。
サイファー (Cypher) パターン
サイファーパターンは、ハーモニックパターンの中でも比較的新しいタイプで、他のパターンよりもシンプルな形状を持ちます。
B地点はXAの38.2%〜61.8%リトレースメント、C地点はABの127.2%〜141.4%エクステンション、D地点はXAの78.6%リトレースメントに位置します。
サイファーパターンは、比較的勝率が高いパターンとされ、初心者にも扱いやすいのが特徴です。D地点での反転を確認し、A地点をターゲットに利確するのが基本的なトレード戦略となります。
ハーモニックパターンが強力な理由
ハーモニックパターンは、D地点で起こる反発を狙った逆張り指標です。
では、一体なぜ強力な反発が起きるのか?その具体的な理由についてここから解説していきます。
ハーモニックパターンで反発が起きる要因を大まかにまとめると、
- X→Aにフィボナッチ・リトレースメントを引いて見ている
- A→Bにフィボナッチ・エクスパンションを引いて見ている
- B→Cにフィボナッチ・リトレースメントを引いて見ている
これら3つの視点で相場を見ているトレーダーたちの、エントリーをするポイントが集約する「D地点」を狙うことで大きな利益を狙える、という仕組みになります。
おそらくテキストだけでは分かりにくいと思いますので、チャートを使って1つひとつ順番に解説していきますね。
まずはX→Aにフィボナッチ・リトレースメントを引いている人の視点です。
押し目になるポイントを買いで利益を狙っていく場面ですね。
続いて、A→Bにフィボナッチ・エクスパンションを引いて見ている人の視点です。
C地点の次に反発するポイント(D地点)での買いを狙っていますね。
最後にB→Cにフィボナッチ・リトレースメントを引いて見ている人の視点です。
これはX→Aと同じく、押し目となるポイントで買いを狙う戦略ですね。
これらを重ねてみると、3つの視点のトレーダーのフィボナッチのラインが四角の中で被っていることが分かりますね。
- XAにフィボナッチ・リトレースメントを引いて、押し目買いを狙っているトレーダー(黄色)
- ABにフィボナッチ・エクスパンションを引いて、押し目買いを狙っているトレーダー(青色)
- BCにフィボナッチ・リトレースメントを引いて、押し目買いを狙っているトレーダー(赤色)
ここがハーモニックパターンのD地点です。
このD地点では3つの視点で相場を見ている各トレーダーたちが、一気に買い注文を仕掛けるポイントだということが言えます。
つまり、多くのトレーダーが買いを意識している=強い反発が起こる→逆張りで大きく利益を狙える、という展開が予測できますね。
これがハーモニックパターンの原理になります。
【FXハーモニックパターン】3つのメリット
ここからは、ハーモニックパターンの3つのメリットについて解説していきます。
メリット1:逆張りで高勝率を狙える
ハーモニックパターンのエントリーは、基本的に逆張りになります。
逆張りと聞くと無条件に勝率が低いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、ハーモニックパターンに関してはフィボナッチを組み合わせているので、その優位性はものすごく高いのが特徴です。
大衆心理を逆手にとって大きく稼ぐ快感は、やはり逆張りならでは。その快感を味わいながら高勝率も狙えるのは、大きな魅力でしょう。
メリット2:リスクリワードが良い
そして、逆張りなのに損失が小さくできるのも大きな特徴の1つです。
通常の逆張りなら、エントリーして含み損が膨らむことも多いですが、ハーモニックパターンなら反発が起こるポイントを絞ってエントリーできるので、逆行することがほとんどありません。
そのため損切りを浅く設定することができるので、損切りになっても損失を極限まで抑えることができます。
メリット3:基本を覚えればいくらでも応用が効く
「ハーモニックパターン」と聞くと、特に初心者の方は「なんだか難しそう」と感じる人も多いかと思いますが、実は基本の型さえ覚えてしまえばとても簡単です。
例えるなら、小学校の算数で出てきた「距離」「時間」「速さ」を計算に使う「は じ きの法則」のようなもので、一度基本を覚えてしまえば、あとは組み合わせを変えるだけなので、本当にシンプルなトレード方法になります。
【FXハーモニックパターン】フィボナッチ比率の設定
ハーモニックパターンを探すための下準備として、ハーモニックパターンを探すために欠かせないフィボナッチ・リトレースメントの設定を整えなければなりません。
そのため、まずはその設定方法を解説していきます。
まずは、設定したいフィボナッチを展開させて、選択した状態で右クリック、「Fiboプロパティ」を選択します。
次に下記の画像の順番に設定を進めていきます。
ハーモニックパターンで使われているレベルは、
『0%、38.2%、50%、61.8%、78.6%、127%、161.8%』
これら7つがメジャーなので、不足している分は追加しましょう。
これで準備完了、いよいよ実践でハーモニックパターンを使っていきましょう!
ハーモニックパターンで勝率を高めるワンポイントアドバイス
そしてここからご紹介するのは、さらに発展的なものになります。
先ほどの、4つのオーソドックスな型に加え、2つのポイントを意識することで、ハーモニックパターンでさらなる勝率アップも狙えます。
内容としては簡単なので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
A地点とC地点の位置関係
チャート上で「これはハーモニックパターンかな?」と思うものを見つけたら、まずはAとC地点に注目してみましょう。
というのも、上記で紹介した4つのパターンには、「買いならC地点がA地点より下、売りならC地点がA地点より上」という共通ルールがあるんです。
実は、ハーモニックパターンをさらに厳密に調べようとすれば、XAリトレースメントとB地点、D地点の関係性だけでなく、ACとXDの関係性も考慮する必要が出てくるんですね。
このように、突き詰めるほど精度は上がりますが、あまりに細かい条件を加えていくとその分パターンに合致するチャートはがくんと減ってしまい、実践ではほぼ使えなくなってしまいます。
そのため、「A地点はC地点より内側に収まる」という位置関係を押さえるようにすれば、チャンスの数はしっかり確保しつつも、分析の精度を保つことができます。
X地点からB地点とB地点からD地点までの幅
そしてこちらも、詳細なルールを補うためのポイントです。
先程例に出したクラブの型のB地点を基準に縦にラインを入れました。
XBとBDの幅にご注目ください。
X地点からB地点を形成するまで60本のローソク足がかかっていますが、B地点からD地点を形成するまでは91本のローソク足がかかっていますね。
これはB地点からD地点まで、じっくり時間をかけて移動することで反転するパワーを溜め込み、D地点で一気に放出することで強い反転を生み出しているからなんです。
逆にX地点からB地点にかけた時間よりもB地点からD地点までにかけた時間が短かった場合、パワーが不十分で反転されない、という可能性があります。
ハーモニックパターンを探す際には、ぜひ「幅」も意識して相場をチェックしてみましょう。

【FXハーモニックパターン】まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、ハーモニックパターンの基本の4パターンに加えて、トレードで活用できる実践的なスキルまでお伝えしました。
知れば知るほど奥が深いハーモニックパターンですが、しっかり身に付けることで、様々な相場に対応できるトレーダーとして成長できるはずです。
ぜひこの記事をあなたのトレードに役立ててくださいね。
出典:OANDA|ハーモニックパターンとは?Trading Viewでの活用方法
よくある質問
勝率90%と聞いたのでやってみたのですが、勝てないです。これは勝てない手法な気がしますが、どうなんでしょうか。
ハーモニックパターンを取り入れる場合、損切の後での連続エントリーは控えるようにしてみてください。ハーモニックパターンは基本的に逆張りトレードになるので、損切に合うということはトレンドがまだ続いているということになります。そこでエントリーを控えることで、ハーモニックパターンで負ける要因を排除することができます。ぜひ参考にして高勝率を目指してくださいね。
組み合わせると良いインジケーターはありますか?
移動平均線はいかがでしょうか。短期の移動平均線を表示させて、MAのブレイクを確認してからエントリーしていくことで勝率を上げることができます。
ハーモニックパターンは株でも使えますか?
もちろん株式投資でも使えます。ハーモニックパターンはチャートを使うものでしたら、株式投資、仮想通貨、などさまざまなものに活用できます。ぜひ試してみてくださいね。