【8/7~8/13】FXのスワップポイント運用は本当に稼げる?「複利」×「利確幅」のリアル検証【第8週目】

FXスワップポイント運用のリアル検証も、いよいよ第8週目に突入しました。

今週はメキシコペソ円・南アフリカランド円ともに値動きがやや落ち着く中、スワップ収益と利確タイミングの兼ね合いが重要な局面となりました。

今回も保有ポジション・決済履歴・通貨別の値動きを総合的に振り返ります。

第8週のFXスワップ運用結果を振り返り

第8週(2025年8月6日~13日)は、南アフリカランド円(ZAR/JPY)を中心にスワップ収益とともに2件を利確しています。

メキシコペソ円(MXN/JPY)についてはポジションの調整がメインで、動きは比較的控えめでした。

為替の値動きが落ち着く中での戦略的利確が、収益の安定化に寄与した1週間といえます。

利確状況・累計利益・新規ポジション

以下は、第8週(2025年8月7日~13日)に確定した取引内容です。

今回の週次利確益は 7,565円 となり、うち 1,565円 はスワップ益でした。

なお、現時点での累計益は以下の通りです:

  • 累計決済利益(為替差益):22,794円
  • 累計スワップ益:5,086円
  • 累計利益合計:27,880円

為替差益とスワップ益のバランスが良好で、計画通りにポジションの調整と利確が行えた週でした。

なお、第8週では新たなポジションの追加は行っていません。

約定日時を見て分かる通り、前回ポジションを取ったのは8/7より以前となります。

現在の保有ポジション(8月13日時点)

 

現在の保有ポジションは上画像の通りで、3ポジ合計の評価合計は -2,428円です。

MXNは「7.8794」の建玉がスワップ込みでプラス、一方「7.9964」はまだマイナス圏。ZARはスワップで下支えされ小幅プラス。

それぞれのポジションは含み損を抱えつつも、累計スワップである程度緩和できている状況です。

【8/7~8/13】各通貨ペアの値動き

今週はZAR/JPYが堅調、MXN/JPYはレンジ気味の推移でした。

メキシコペソ円は7~9日にかけて上値を試したものの、7.9円台後半中心の往来に収束し、13日終盤はやや失速。

一方の南アフリカランド円は押し目を作りながら高値切り上げが続き、8.4円前後まで上伸しています。

短期ではZAR優位、MXNはもみ合いというコントラストが出た週です。

メキシコペソ円(MXN/JPY)

7~9日にかけてじり高基調で7.9円台後半を試した後、10~12日は狭いレンジでの持ち合い。

13日後半は失速して7.9円台前半方向へ戻す流れが見られました。

全体としてボラティリティは限定的で、短期の値幅取りよりスワップの積み上げを優先しやすい地合いです。

保有中の二本は、低い平均価格の建玉はスワップ込みでプラス圏に入る場面があり、引き続き枚数管理と下押し待ちが基本戦略になります。

南アフリカランド円(ZAR/JPY)

6日以降の上昇トレンドを維持し今週も段階的に高値更新、途中の押し目を挟みつつ8.4円前後に到達しました。

上昇過程で8/8・8/13の利確が成立しており、値幅+スワップの寄与が確認できます。

直近は高値圏での伸び悩みも見られるため、追随買いは控え、押し目(8.3円台後半〜8.4円手前)での再構築や、8.42円台の明確上抜け確認を次の判断材料とします。

【8/7~8/13】メキシコ・南アフリカ情勢まとめ

今週は外部イベントが限られる一方、米金利・リスク選好の揺れで新興国通貨が選別されました。

チャートが示す通り、MXN/JPYは高値圏での持ち合い, ZAR/JPYは押し目を入れつつ高値更新。

政策金利の高止まり観測が支えとなる一方、景気減速や資源価格の変動といった下押し材料も並走しています。

メキシコ(MXN)の情勢

  • 目立った新規材料は少なく、政策金利の高止まり観測は据え置き。インフレ動向の確認待ちで積極的な方向感は出にくい週。
  • 対ドルでは小幅な往来で、対円は円サイドの揺れに連動。結果として7.9円台中心のレンジが続く展開。
  • 景気減速懸念と製造業の底堅さが綱引き。ペソの需給は中立〜やや買い優勢ながら、上値は重い。
  • 戦略面では、高値追いは避けて押し目待ち。既存ポジのスワップ積み上げを優先し、買い増しは下押し局面に限定。

南アフリカ(ZAR)の情勢

  • グローバルなリスク選好の回復と資源市況の持ち直しが追い風。キャリー需要も根強く、買いが先行。
  • 8.4円前後まで高値切り上げ。押し目を挟みつつトレンド継続が確認でき、テクニカル面で買い優位。
  • もっとも、成長鈍化・電力関連の不確実性・財政リスクは継続。上振れ一服の可能性にも注意。
  • 戦略面は、追随買いより押し目狙い。8.3円台後半~8.4円手前での反発確認、あるいは8.42円台の明確上抜けを次の判断材料に。