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おはようございます。だいまんです。
2020年11月16日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、堅調な株価や週末のポジション調整の動きで、ドル売りが優勢となった。米10月卸売物価指数は予想を上回ったもののコア指数が予想を下回り、11月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値が4カ月ぶりの低水準になったこともドルの売りを誘った。
ドル円は、104.56まで下落、ユーロドルが。1836、ポンドドルが、対EU強気派のジョンソン首相上級顧問ドミニク・カミングス氏が、年末までに退任する見通しが報道されたことで、FTA交渉が妥結に近づくのではないかとの思惑もあって、1.3198まで反発した。尚CNNは、「ジョージア州では民主党のバイデン前副大統領が、ノースカロライナ州ではトランプ大統領が勝利を確実にした」と報道、この結果バイデン氏が306人、トランプ大統領が232人の選挙人を獲得したこととなり、バイデン氏の次期大統領就任がほぼ確実となったが、相場の影響は限られた。
一方クロス円では、ユーロ円が124.30から123.66、ポンド円が138.53から136,61、オージー円が76.32から75.80、NZD円が71.84から71.49、カナダ円は08.11から79.43まで売りに押された。
11月16日の注目材料
- 08:00 (NZ) 10月ビジネスNZパフォーマンスサービス指数 (前回50.1)
- 08:50 (日) 7-9月期実質GDP・速報値 [前期比] (前回-7.9% 予想4.4%)
- 08:50 (日) 7-9月期実質GDP・速報値 [年率換算] (前回-28.1% 予想18.9%)
- 09:01 (英) 11月ライトムーブ住宅価格 [前月比] (前回1.1%)
- 09:01 (英) 11月ライトムーブ住宅価格 [前年比] (前回5.5%)
- 10:30 (中) 10月住宅価格指数 [前年比] (前回4.6%)
- 11:00 (中) 10月固定資産投資 [前年比] (前回0.8% 予想1.6%)
- 11:00 (中) 10月小売売上高 [前年同月比] (前回3.3% 予想5.0%)
- 11:00 (中) 10月鉱工業生産 [前年同月比] (前回6.9% 予想6.7%)
- 13:00 (日) 政井貴子日銀審議委員・あいさつ
- 13:30 (日) 9月鉱工業生産・確報値 [前月比] (前回4.0%)
- 13:30 (日) 9月鉱工業生産・確報値 [前年同月比] (前回-9.0%)
- 13:30 (日) 9月設備稼働率 [前月比] (前回2.9%)
- 17:40 (豪) ロウ豪準備銀行総裁講演
- 22:00 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁講演
- 22:30 (ユーロ圏) メルシュECB専務理事講演
- 22:30 (加) 9月製造業出荷 [前月比] (前回-2.0%)
- 22:30 (米) 11月NY連銀製造業景気指数 (前回10.5 予想13.9)
- 02:30 (英) ハスケル英MPC委員講演
- 04:00 (米) クラリダFRB副議長講演
- APEC閣僚会議(テレビ会議)
- 米3年物国債・10年物国債償還(943億ドル)
11月16日の相場見通し
金曜日は、堅調な株価や週末のポジション調整の動きで、ドル売りが優勢で終了しました。
一応週末に、ジョージア州の再集計で、バイデン氏の次期大統領就任がほぼ確実となったこともあって、今週は米大統領選の混乱から相場に安定が戻って来るか注目となります。
今後はバイデン氏の政策面が焦点となりますが、閣僚人事に関しては、11月26日の米感謝祭までかかりそうです。それまでは、方向感が見えづらい相場が続きそうです。
本日の経済指標としては、日本の7-9月期実質GDPの速報値、中国の10月固定資産投資・小売売上高・鉱工業生産、カナダの9月製造業出荷、米国の11月NY連銀製造業景気指数が発表されます。日本のGDPは注目ですが、実際相場の反応はないでしょう。また、中国の指標も重要指標ですが、上海株などには影響があっても、為替市場に影響はなく、総じて経済指標の結果に対する相場の反応が限定される展開が続きそうです。
また、要人発言の機会も多いですが、先週来多くの金融当局の要人が既に発言していますので、新味のない発言では、相場を動かすことはなさそうです。
その他、引き続き新型コロナウイルスの感染拡大状況やワクチン関連の報道、株価の動きに注意を払って対応しましょう。
11月16日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ドル円
- 予想レンジ: 104.00~105.00
- 基本戦略: 逆張り
- 予想時間:05:37 予想時レート: 104.66
上値を日足の雲の上限に抑えられて、調整が103.18まで拡大もこれを維持して、急反発となっている。ただ上値は日足の横ばいとなる雲を若干超える展開も上げ渋っており、更に上値追いの状況ではない。またスロー・ストキャスティクスも上昇を維持できておらず、上値は、引き続き控える105.39-53の雲が抑えると弱い展開。105.68の戻り高値を超えて、106円のサイコロジカルが視野となるが上値を抑えると更なる上昇は不透明。106.11の戻り高値を超えて106.50のサイコロジカル、106.55の戻り高値を超えて106.95-107.05なども視野となるが、107.54や108.17の戻り高値を順次超えるまでは、完全なあく抜けは見えない。
一方下値は、日足の基準線と転換線が控える104.43-61が支えると良いが、割れると窓の下限となる103.76、103.50のサイコロジカルが視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、103.18の安値や103円のサイコロジカルをしっかりと割れると101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。
デイの戦略としては、突っ込みは避けて、105円方向への上昇で売り狙い。ストップを105.68として、105.50まで売り上がりの余裕を見たい。ターゲットは、104円ミドルが維持されると利食いで、割れるケースでも、104.30前後などは利食いながら対応したい。また買いは104円前半を慎重に買い下がるが、ストップを103.65として、利食いは105円が抑えると利食い優先。または思い切って103.50円前後まで買い下がって、ストップは103.18割れだが、こういった下落では、104円ミドルが上値を抑えるなら利食っておきたい。
ユーロドル
- 予想レンジ: 押し目買いからだが戻りは売り狙い
- 基本戦略: 1.1800~1.1900
- 予想時間:05:42 予想時レート: 1.1841
下値は1.1612の戻り安値を割れるも、1.1603で下げ止まりを見せて、再反発となっている。だまし的な展開も下値は1.1612と1.1603の安値で、ダブル・ボトム形成の可能性が指摘されることで、更に突っ込み売りの状況ではない。ただ、一方で上値も、1.1917と1.1920がダブル・トップと見えて、短期的にこのレンジでのボックス相場形成となるか注目したい。
ただ、上値は1.1850-1.1900ゾーンが抑えると弱く、1.1920を超えて、1.1930-50までターゲットとなるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで1.2011の今年の高値を超えて1.2055-90、1.2167の月足の雲の上限がターゲットとなる。
一方下値は1.1711-59ゾーンの戻り安値に雲の下限が控えており、この維持では強いが、割れると1.1650前後の維持が焦点。維持では更に突っ込み売りは出来ないが、スロー・ストキャスティクスも反転下落気味であり、1.1603の安値を割れると今後こそは調整が深まり、それ以前の高値1.1495から1.1422ゾーンまで視野となるが買いが入り易い。またもし割れても1.12-1.14ゾーンは、揉み合いを経たゾーンで、こちらも買いが入り易いだろう。あくまで1.1168の戻り安値を割れるまでは、堅調相場が続くと見たい。
デイの戦略としては、押し目買い狙いが基本だが、ただ、当面は逆張りが続くと見て、反発では利食い優先から売りも狙う形。
下値は、1.1800方向への調整で買い狙い場探し。ストップを1.1785割れとするか、1.1746割れに置いて、更に買い下がる形。利食いは1.18ミドルが抑えると利食い優先。超えても1.1870-00ゾーンはしっかりと利食いながら、売り場も探したい。ストップを1.1920越えとして、売りのターゲットは、1.1820-40ゾーンが刺さるとしっかりと利食いながら対応したい。