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おはようございます。だいまんです。
2021年11月26日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、米国が感謝祭の祝日で休場で、閑散な取引に終始した。
ドル円は115.24から115.39で揉み合い、ユーロドルは、10月のECB理事会議事録で、「金融政策は忍耐強く今後のリスクの為にオプションを残しておくべき」とハト派的姿勢が示されたこともあり、1.1230から1.1205、ポンドドルは、1.3355から1.3306まで弱含んだ。尚ベイリー英中銀総裁は、「インフレを引き起こす供給問題は一時的な可能性」と述べている。
一方クロス円では、ユーロ円は129.53から129.28、ポンド円は154.07から153.32まで売りに押され、オージー円は82.80から82.98の小動き、NZD円は79.39から78.79まで値を下げ、カナダ円は91.28から90.96で揉み合った。
11月26日の注目材料
- NY債券・株式・商品市場短縮取引(ブラックフライデー)
- 08:30 (日) 11月東京都区部消費者物価指数・除生鮮食料品 [前年同月比] (前回0.1% 予想0.3%)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回4563億円)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回1649億円)
- 09:30 (豪) 10月小売売上高 [前年比] (前回1.3% 予想2.5%)
- 16:00 (独) 10月輸入物価指数 [前年比] (前回1.3% 予想1.9%)
- 16:00 (独) 10月輸入物価指数 [前年同月比] (前回17.7% 予想19.6%)
- 16:30 (スイス) 第3四半期非農業部門雇用者数 (前回5.126百万人)
- 16:45 (仏) 11月消費者信頼感指数 (前回99 予想98)
- 17:00 (スイス) 第3四半期GDP [前期比] (前回1.8% 予想1.6%)
- 17:00 (スイス) 第3四半期GDP [前年同期比] (前回7.7% 予想2.9%)
- 17:00 (ユーロ圏) ラガルドECB総裁講演
- 17:30 (ユーロ圏) シュナーベルECB理事講演
- 01:00 (加) 9月財政収支 (前回-98.3億加ドル)
- アジア欧州会議首脳会議(プノンペン)
- EU司法関連会議参加
11月26日の相場見通し
昨晩は、NY全市場が感謝祭の休場で、小動きの相場に留まりました。本日は、一応NY勢が戻ってきますが、ブラック・フライデーで、債券・株式・商品市場は、短縮取引となります。週末も控えており、同様に様子見ムードの強い相場展開が続きそうです。ただ、米長期金利など、来週に向けた動きが見えるなら、注目しておきましょう。
経済指標としては、日本では11月東京都区部消費者物価指数、豪10月小売売上高、独10月輸入物価指数、仏11月消費者信頼感指数、スイスでは、第3四半期非農業部門雇用者数とGDPなどが発表されます。
注目度の高い経済指標の発表はありません。スイスの指標も相場に影響を与えることはないでしょう。ただ、豪小売売上高は、強弱が見えた場合一定の動きはありそうですが、ただ、大きく流れを変えるような展開にはなりづらそうです。
要人発言としては、ラガルドECB総裁などECB要人の発言が予定されています。ハト派的な発言が続くとユーロ相場に良い影響を与えないでしょう。
本日も揉み合いを想定していますが、そろそろ月末や年末に向けたフローも出てきそうです。こういったフローは、為替のレベルと関係なく出て来ることが多く、特に午前1時のロンドン・フィキシング時の相場の動きも注目して見ておきましょう。
11月26日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
豪ドル
- 予想レンジ:0.7150~0.7250
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:07:43 予想時レート: 0.7190
下値を0.7106や0.7170で維持して、上昇が一時0.7556まで拡大するも、この位置で抑えられて、調整が続いている。ただ、スロー・ストキャスティクスが既に、売られ過ぎ圏にあって、突っ込み売りは難しいが、日足のサポートを割り込んでおり、戻りでは売りが出易い。
上値は、転換線と絡む0.7274-0.7306が抑えると弱い。超えて雲の下限のj0.7327,基準線と絡む0.7368-71,雲の上限が」0.7394前後にあり、売りが出易い。0.7433-72の戻り高値を越えて、0.75のサイコロジカル、0.7532-37の戻り高値が視野となるが、上抜けは不透明で、抑えると大きなレジスタンス形成となる。あくまで0.7556の直近高値を超えて、0.7600の戻り高値が視野となるが、日足の長期のレジスタンスが控えており、売りが出易い。0.7617の戻り高値を超えて0.7644-75、0.771-26の戻り高値圏、更に超えても0.7776-0.7815の戻り高値圏では、やれやれの売りが出易い。0.7845―57や0.7892の戻り高値を越えて、0.7900や0.7950のサイコロジカルが視野となるが、上抜けは不透明で、あくまで0.8008の直近高値を超えて0.8068や0.8337の2018年の戻り高値が視野となるが、こういった位置の上抜けは現状不透明となる。
一方下値は、直近安値の0.7181の維持では良いが、0.7171を割れると0.7120-57の窓の下限まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.7106の直近安値を割れると0.7029-50まで視野となる。また0.6992―0.7006の安値まで割れると下落が加速する可能性となり、0.6878-73ゾーン、0.6810-33ゾーンまでターゲットとなる。この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、0.6778の戻り安値まで割れと過去のレンジゾーンとなる0.6255-0.6571までターゲットとなる。
デイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、反発では売場探し。上値は、0.7220前後が抑えるとこういった位置から、0.7240-50と売り上がりの余裕を持って対応したい。ストップは0.7294越え。ターゲットは、現状の安値0.7181や0.7171が維持されると利食いで、割れても0.71ミドルではしっかりと利食いたい。
ポンド円
- 予想レンジ:153.00~154.50
- 基本戦略: 大きめの動きで逆張り
- 予想時間: 予想時レート: 153.67
下値を148.46や148.96を維持して、上昇が一時158.22まで大きく反発も、現状は上値を抑えられる形。ただ、スロー・ストキャスティクスも買われ過ぎから反転上昇となっており、突っ込み売りは得策ではないが、戻りではやれやれの売りが出易い状況は続きそうだ。
上値は、154.46-75の戻り高値圏、154.78の雲の上限、155.07の基準線が抑えると弱いが、超えると156円のサイコロジカルまでポイントが薄くなるが、抑えると上値追い出来ない。156.26-50の戻り高値圏を越えて、157.11-157.28、157.67-00の戻り高値圏の上抜けは不透明。あくまで158.22の高値を越えるとポイントが薄くなり、月足の戻り高値からは、160.65-163.89などが視野となるが、この位置は、195.89の高値を基準とした月足のH&Sのショルダーのトップ圏であり、195.89から124.85への下落のフィボナッチ・リトレースメントの50%=160.37と重なる位置で、上値は抑えられ易い。ただ、しっかりと超えると175.01-177.35、186.34-188.80、195.27などが順次ターゲットとなるが、195.89の2015年6月の高値を前に、上抜けは不透明となる。
一方下値は、153.12-42の戻り安値の維持では良いが、152.36-53の安値を割れると151.90-152.17の戻り安値圏、150.18-151.04の戻り安値圏が視野となるが、サポートが控えており、買いが入り易い。ただし、149.23や148.96の戻り安値を維持出来ずに、148.46の直近安値を割れると相場が崩れ、148.12、147.29-41まで割れると146.36-56,145.22の戻り安値を割れると144.04-50、142.85、142.20まで視野となるが、維持は不透明も維持できない場合141.08-29、140.76、140.35-37などが視野となる。また139.48-52を割れると138.00-33の戻り安値圏、136.80-97の下ヒゲまで割れると相場は崩れ、134.88-135.72の戻り安値圏までターゲットとなる。ただこの下方ブレイクが、一気に実現するかは不透明も134.41まで割れると133.62-84の戻り安値圏、133.05や132.95の戻り安値割れると相場は更に崩れ気味となり、132円のサイコロジカル、131.78の安値まで割れると130円までターゲットとなる。
従ってデイの戦略としては、一旦下値付きから現状は保合気味で、動きがあっても逆張り戦略。ただ、中途半端な位置では危険で、様子見気味から、下値は、153円前後の下落待ちで、この買いのストップは152.36や152.53割れをストップ、ターゲットは、153.80-00が抑えると利食いとなる。一方売りは、154円前後、154.20-50と売り上がりの余裕を持って対応。ストップを154.75越えに置いて、この場合の売りのターゲットは、153円ミドルがサポートするなら利食いとなる。
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