NY休場で動意薄の日【2020年11月26日】

NY休場で動意薄の日【2020年11月26日】

おはようございます。だいまんです。

2020年11月26日相場分析です。

昨日のマーケット

昨晩の海外市場は、ドルの軟調な動きが続いた。前日3万ドルを超えたNYダウは、弱い週間新規失業保険申請件数や米国の新型コロナウイルス感染者の死亡が、5月以来の水準となったことなどから、利食いに押されたが、リスクオフのドル買いにはつながらなかった。その他の米経済指標としては、7-9月期GDPの改定値、10月耐久財受注額や新築住宅販売件数などがまちまちの結果、FOMC議事録では、「債券購入の変更を正当化する状況に変わる可能性もある」と示されたが、相場への影響は見えなかった。

ドル円は、小動きの中104.26まで下落、ユーロドルは、1.1930から1.1882で上下、メルケル首相が、部分的ロックダウンを12月20日までの延長を発表したが、反応はなく、ポンドドルは、マーティン・アイルランド首相が、「ブレグジットの合意は厳しく、時間が無くなってきているが、おそらく段階的に合意するだろう」と発言したことで、1.3305から1.3394まで反発した。

一方クロス円では、ユーロ円が124.51から124.15で上下、ポンド円が139.01から139.85、オージー円が76.47から77.00、NZD円は72.75から73.26ま、カナダ円は80.11から80.37まで反発した。

11月26日の注目材料

  • NY市場休場(感謝祭)
  • 08:00 (韓) 韓国中銀・政策金利公表 (現行0.50% 予想0.50%)
  • 06:45 (NZ) 10月貿易収支 (前回-10.17億NZドル 予想-5.00億NZドル)
  • 09:30 (豪) 第3四半期民間設備投資 [前期比] (前回-5.9% 予想-1.5%)
  • 09:30 (豪) 第3四半期建設投資 (前回-4.4%)
  • 14:00 (日) 9月景気先行指数・改定値 (前回92.9)
  • 14:00 (日) 9月景気一致指数・改定値 (前回80.8)
  • 16:00 (独) 12月GFK消費者信頼感調査 (前回-3.1 予想-5.0)
  • 16:30 (スイス) 第3四半期非農業部門雇用者数 (前回50.95万人)
  • 16:45 (仏) 11月消費者信頼感指数 (前回94 予想92)
  • 17:00 (スウェーデン) 11月全体景況感 (前回96.3)
  • 17:00 (スウェーデン) 11月全産業景況感 (前回95.7)
  • 17:00 (スウェーデン) 11月消費者信頼感指数・季調値 (前回90)
  • 17:00 (スウェーデン) 11月製造業信頼感指数 (前回106.8)
  • 17:30 (スウェーデン) 10月生産者物価指数 [前年比] (前回-4.2%)
  • 17:30 (スウェーデン) 10月生産者物価指数 [前月比] (前回0.4%)
  • 17:30 (スウェーデン) スウェーデン中銀・政策金利公表 (現行0.00% 予想0.00%)
  • 18:00 (ユーロ圏) 10月マネーサプライM3 [前年同月比] (前回10.4% 予想10.3%)
  • 18:30 (南ア) 10月卸売物価指数 [前月比] (前回0.3% 予想0.2%)
  • 18:30 (南ア) 10月卸売物価指数 [前年同月比] (前回2.5% 予想2.5%)
  • 21:00 (メキシコ) 第3四半期GDP・確定値 [前期比] (前回12.0%)
  • 21:00 (メキシコ) 第3四半期GDP・確定値 [前年同期比] (前回-8.6%)
  • 21:00 (メキシコ) 9月IGAE経済活動指数 [前年比] (前回-9.4%)
  • 21:00 (メキシコ) 9月IGAE経済活動指数 [前月比] (前回1.1%)
  • 06:00 (NZ) 11月ANZ消費者信頼感 (前回100.0)
  • メキシコ中銀議事録公表
  • 高島暦:「戻り売りの日。高値のみ見計り、売り方針良し」

11月26日の相場見通し

昨晩の海外市場は、ドルが軟調な展開を続けました。前日3万ドルを始めて超えたNYダウが、弱い週間新規失業保険申請件数や米国の新型コロナウイルス感染死亡者が、5月以来の水準となったことなどから利食いに押されたようです。ただ、リスクオフのドルの買い戻しは見えず、FOMCの議事録にも相場の反応は見えず、米国の感謝祭を控えて、ポジション調整的なドル売りが強まったようです。

本日は米国市場が、感謝祭の休場となります。

経済指標としては、NZ10月貿易収支、豪州第3四半期民間設備投資、9月景気先行指数の改定値、独12月GFK消費者信頼感調査と仏11月消費者信頼感指数が発表されますが、重要な指標の発表はありません。また、特別イベントもなく、アジアやロンドン市場で一定の動きを見せても、総じて動意に薄い展開となりそうです。

ただ、参加者が減少することで、逆に何かニュースが出た場合、荒れた動きとなる可能性があることは、留意しておきましょう。

11月26日のデイ・トレード戦略

本日のトレード戦略です。

豪ドル・ドル

  • 予想レンジ: 0.7280~0.7380
  • 基本戦略: 押し目買い
  • 予想時間:08:51 予想時レート: 0.7364

豪ドル・ドル相場は、0.7415を高値に調整も、下値は0.7006と0.6992でダブル・ボトム的に支えて、0.736の戻り高値を超える動き。スロー・ストキャスティクスも再度反転上昇を示現しており、上値トライの様相。上値は0.7382や0.7415の直近高値を超えて、0.75や0.80のサイコロジカルがターゲットとなるが、こういった位置ではやれやれの利食いが出易い。

一方下値は、0.7255-82の戻り安値維持では強く、割れても横ばいとなる0.7210-203の雲の上限、更に下限となる0.7100の維持では、最終サポートが控え強い展開。ただし、割れると0.7029-49の戻り安値圏まで視野となるが、この維持時は不透明も、リスクは0.6992の安値割れで、その場合0.6878-73ゾーン、0.6810-33ゾーンがターゲットとなるが、サポートが控える形。

このリスクは、0.6778の戻り安値割れとなるが、こういった下落でも過去のレンジゾーンとなる0.6255-0.6571などは底堅い位置となる見通し。また、フィボナッチ・リトレースメント(0.5508から0.7415)から見ても、61.8%=0.6687、50.0%=0.6462、38.2%=0.6236などは下値目途となる。

デイでは、上値追いは厳しく、あくまで押し目を待って買い狙い。今日はNYホリデーで動きが鈍い可能性があるが、下げないなら0.7326や0.7312の下ヒゲを睨んで、押し目を買っても0.7375の現状高値、0.7382-0.7415を超えないなら利食い優先が良い。また追いかけない場合は、0.7326-12を割れる動きを待って、0.7280-00などで買い狙い。ストップは0.7266や0.7255割れで対応となる。ただ、こういった位置での買い場の場合、利食いは0.7340-60が抑えると利食い優先となる。

また売りは現状の高値や0.7415を超える動きから0.74ミドルからサイコロジカルな0.75に向けて売り場探し。ストップは0.75のしっかりとした上抜けまたは、0.7555などに置いて対応となる。利食いはこういった上昇では、0.7375-0.7400が維持されるとしっかりと買い戻しておきたい。

NY休場で動意薄の日【2020年11月26日】

ポンド円

  • 予想レンジ: 138.50~140.00
  • 基本戦略: 上げ渋りでは売りから、押し目買い
  • 予想時間:09:06 予想時レート:139.75

ポンド円は、調整を133.05で維持して反発が、日足の雲を超えて140.30まで上昇も一気に超える動きとなっていないが、下値は横ばいとなる雲の上限の137.89が支えると強い。また137.20の戻り安値を割れても、雲の下限が、136.07-26で横ばいとなり、短期サポートから維持では堅調が続く。また割れても135.00-72ゾーンが支えると更なる調整は不透明だが、134.41を割れると、133.62-84の戻り安値圏まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、133.05や132.95の戻り安値割れると132円、131.78の安値まで割れるとサイコロジカルな130円までターゲットとなる。

一方上値は、140.30が再度上値を抑えるとレジスタンスの再形成となるが、しっかりと超えると141.00から141.98の戻り高値圏まで視野となるが、現状上抜けは不透明で、あくまで142.72の高値を超えるまでは、再度の強気となるのは厳しそうだ。

デイの戦略としては、上値追いは厳しいが、下値は139.15-50ゾーンが維持されると堅調な可能性で、買ってもストップは139円割れ。また割れるなら138.50-75、137.80-138.20ゾーンなどで買い下がって、ストップは137.20割れでの対応となる。利食いは総じて140円や140.30を超えないならしっかりと利食いたい。また、上げない場合の売りは、140.30をストップに検討しても、利食いは139円が維持されると利食い優先となる。

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