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おはようございます。だいまんです。
2021年1月28日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、FOMCの結果発表を控えて荒れた展開となった。
米ゲームストップ株の急騰で、損失を被った一部ヘッジファンドが、保有株の売却に動くとの見方からNYダウが一時584ドル安まで下落すると、リスク回避のドル買いが強まったが、その後株価が下げ止まりを見せると買い戻しが優勢となった。ただ、FOMCでは、引き続き米経済に対する不透明感や低金利政策を維持する姿勢が示されたが、パウエルFRB議長が「量的緩和策の縮小は時期尚早」と会見で述べるも株価が下げ止まり見せず、NYダウが730ドル安まで下値を広げたことで、ドル売りも限定された。
ドル円は、104.19まで上昇、ユーロドルは、クノット・オランダ中銀総裁が「ECBは必要とあればユーロ高に対する手段がある」と発言、ECB当局者も、「市場がECBによる利下げの可能性を過小評価している」述べたことで、1.2059まで下落後1.2130まで一時反発したが、1.2093まで売りに押され、ポンドドルも1.3659まで下落後1.3732まで一時反発も1.3679まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円が125.60の安値から126.19まで一時反発、ポンド円が142.20から142.88まで値を戻した。またオージー円は79.64、NZD円が74.46、カナダ円は81.24まで一時下落した。
1月28日の注目材料
- 08:50 (日) 12月小売業販売額 [前年同月比] (前回0.7% (0.6%) 予想-0.5%)
- 08:50 (日) 12月百貨店・スーパー販売額・既存店 [前年同月比] (前回-3.4% 予想-3.6%)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回2724億円)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回1699億円)
- 09:30 (豪) 第4四半期輸入物価指数 [前期比] (前回-3.5% 予想-1.0%)
- 09:30 (豪) 第4四半期輸出物価指数 [前期比] (前回-5.1%)
- 16:00 (スイス) 12月貿易収支 (前回44580万CHF)
- 18:30 (南ア) 12月卸売物価指数 [前月比] (前回0.0% 予想0.2%)
- 18:30 (南ア) 12月卸売物価指数 [前年同月比] (前回3.0% 予想3.1%)
- 19:00 (ユーロ圏) 1月経済信頼感 (前回90.4 予想89.5)
- 19:00 (ユーロ圏) 1月消費者信頼感・確定値 (前回-15.5)
- 22:00 (独) 1月消費者物価指数・速報値 [前月比] (前回0.5% 予想0.4%)
- 22:00 (独) 1月消費者物価指数・速報値 [前年同月比] (前回-0.3% 予想0.7%)
- 22:30 (加) 12月住宅建設許可件数 [前月比] (前回12.9%)
- 22:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回90.0万件 予想87.5万件)
- 22:30 (米) 週間失業保険継続受給者数 (前回505.4万人)
- 22:30 (米) 第4四半期GDP・速報値 [前期比年率] (前回33.4% 予想4.4%)
- 22:30 (米) 第4四半期個人消費・速報値 [前期比年率] (前回41.0% 予想3.0%)
- 22:30 (米) 第4四半期コアPCE・速報値 [前期比年率] (前回3.4% 予想1.2%)
- 00:00 (米) 12月景気先行指標総合指 [前月比] (前回0.6% 予想0.3%)
- 00:00 (米) 12月新築住宅販売件数 [年率換算件数] (前回84.1万件 予想86.0万件)
- 00:00 (米) 12月新築住宅販売件数 [前月比] (前回-11.0% 予想2.3%)
- 01:00 (米) 1月カンザスシティー連銀・総合指数 (前回14)
- 01:00 (米) 1月カンザスシティー連銀・製造業活動指数 (前回12)
- 02:15 (ユーロ圏) シュナーベルECB専務理事講演
- 03:00 (米) 7年物国債入札(620億ドル)
- 03:00 (米) カプラン・ダラス連銀総裁講演
- 06:00 (NZ) 1月ANZ消費者信頼感 (前回–)
- フューチャーインベストメントイニシアチブ「砂漠のダボス会議」(サウジ・リヤド)
- 世界経済フォーラム「ダボス・アジェンダ」
- 米企業決算:ビザ、マスターカード、コムキャスト、マクドナルド、アルトリア、ダウ
1月28日の相場見通し
昨晩は、FOMCでの緩和策維持にも、株価が下げ止まりを見せなかったことで、リスクオフの展開となりました。米企業決算は良好ですが、これまでこういった面を織り込む形で、強い上昇を実現していたこともあって、材料出尽くし感となる可能性もありそうです。本日も株価の動向には、細心の注意を払って対応しましょう。
経済指標としては、日本の12月小売業販売額と百貨店・スーパー販売額、豪第4四半期輸入・輸出物価指数、ユーロ圏1月経済信頼感・消費者信頼感、独1月消費者物価指数・速報値、加12月住宅建設許可件数、米国では、週間新規失業保険申請件数、第4四半期GDPと個人消費・速報値、12月景気先行指標総合指と新築住宅販売件数、1月カンザスシティー連銀・総合指数、NZの1月ANZ消費者信頼感などが発表されます。
注目は、米国のGDPや週間新規失業保険申請件数となります。一時の悪化から立ち直りが見えるか注目ですが、新型コロナウイルスの影響が不透明で、結果に強弱が見えても、反応しづらいことは、留意しておきましょう。
1月28日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ユーロドル
- 予想レンジ:1.2010~1.2060
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:09:32 予想時レート: 1.2085
ユーロドルは、下値を1.1612と1.1603で、ダブル・ボトムを形成後、堅調に上値を1.2349まで拡大も、この位置では上値を押さえられて、急上昇を支えるサポートや日足の雲の上限を割り込む展開。スロー・ストキャスティクスは、再反転下落の可能性も見えており、上値は、1.2202の基準線、1.2223-26や12285の戻り高値が抑える状況が続くと弱い可能性となる。1.2349の高値をしっかりと超えて、1.2400のサイコロジカルが視野となるが、オプションの防戦が上値を押さえて可能性が残っているが、しっかりと超えると月足からは、1.2414-1.2476の戻り高値圏まで視野となる。ただ、1.2555の戻り高値を越えるかは、現状不透明となる。
一方下値は、昨日の安値1.2059の維持では良いが、維持出来ずに1.2040-53の安値や日足の窓の上限を割れると、1.2011にそれ以前の高値、サイコロジカルな1.20、1.1963の90日移動平均、1.1938の雲の下限が視野となるが、ロング・ランのサポートが控えており、維持では堅調が続く。ただ、割れると1.1882-1.1922ゾーンでそれ以前に上値を押さえていた位置、1.1800-1.1833の戻り安値圏、1.1745-59の戻り安値や1.1711の戻り安値を割れると1.1650のサイコロジカルまで視野となる。この維持では更に突っ込み売りは出来ないが、リスクは、1.1603の安値を割れで、その場合調整が深まり、それ以前の高値1.1495から1.1422ゾーンまで視野となるが買いが入り易い。またもし割れても1.12-1.14ゾーンは、揉み合いを経たゾーンで、こちらも買いが入り易い。あくまで1.1168の戻り安値を割れるまでは、堅調相場が続くと見たい。
デイの戦略としては、追いかけて売るのは危険だが、反発があれば戻り場探し。上値は1.2125-35が抑えるとこの手前を売っても、超えると止めて、再度1.2150-60での売り直し。ストップは1.2176越えまたは、1.2190越えで対応。ターゲットは、現状の安値をとなる1.2059を前に下げ渋りでは利食い。あくまで1.2040-53などを割れて1.20前半が視野となるが、しっかりと利食っておきたい。また買いは、この位置から1.20割れを買い下がる形。ただ、慎重に90日移動平均の1.1963,日足の雲の下限が控える1.1938まで買い下がりの余裕を持って対応。ストップは1.19の下方ブレイクとなる。ターゲットは、長めに持つことも検討されるが、デイでは、1.20ミドルが抑えると利食いとなる。長めの場合不透明だが、1.22を超えないなら利食いながらが良さそうだ。
AUD/NZD
- 予想レンジ:1.0650~1.0750
- 基本戦略:買いから戻り売り
- 予想時間:09:53 予想時レート: 1.0692
AUD/NZD相場は、歴史的な安値0.9994から反発も、1.1044で上値を押さえられて、1.0418を支えて反発も、1.0843が上値を抑える形。
現状はスロー・ストキャスティクスが反転下落となっており、サポート圏やフィボナッチ・リトレースメントの半値となる1.0519を目指す動きとなるか注目したい。ただ、」こういった位置は買い狙いとなる。
上値は、1.0746-71、1.0805の戻り高値が抑えるとレジスタンスから弱い。1.0843の戻り高値を超えて、1.0911―36、1.10のサイコロジカルがターゲットとなるが、抑えると上値追い出来ない。あくまで1.1044の高値を超えて、1.1174や11289の高値を目指す動きとなるが、現状は更なる上昇は不透明となる。
一方下値は、1.0683の現状の安値の維持では良いが、割れると1.0652-75、1.0626-32,1,0605-13、1,0571の戻り安値を割れるとフィボナッチ・リトレースメントの半値となる1.0519、1.0508-15の戻り安値が視野となるが、買いが入り易い。ただ、こういった位置まで割れると1.0400台、1.0200台なども再度視野となる。
従ってデイの戦略としては、突っ込み売りは出来ず、早期には1.0683を維持するなら買いから入っても、ストップは1.0630割れとして、ターゲットは、1.0718の戻り高値が抑えると利食いも、超えると1.0725-35,1.0750前後では利食い優先となる。またこの位置からの売りは、1.08まで慎重に売りが上がって、ストップは1.0843越えで、ターゲットは、1.0715-25や1.0683の安値を守るならしっかりと利食っておきたい。