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おはようございます。だいまんです。
2021年10月15日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数が予想より改善も、9月卸売物価指数が予想を下回ったことで、米長期金利が低下気味となったが、アジア時間に売り込まれたドルは買い戻しが優勢となった。
ドル円は、113.29を安値に113.72まで一時反発、ユーロドルは、1.1624から1.1584まで下落、ポンドドルも1.3735から1.3676まで値を下げた。
一方クロス円は、NY株価3指数が、米企業の好決算を背景に、大幅な上昇となったことでリスクオンの動きを強めた。ユーロ円が131.84、ポンド円は155.75、オージー円は84.41、NZD円は79.98まで上昇、カナダ円は、原油先物が堅調に推移したこともあって、2015年12月以来となる92.01まで値を上げた。
10月15日の注目材料
- ムンバイ市場休場(ヒンドゥー教ダシェラ祭)
- 06:30 (NZ) 9月製造業PMI (前回40.1)
- 07:00 (米) ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
- 13:30 (日) 8月第三次産業活動指数 [前月比] (前回-0.6%)
- 15:00 (独) 9月卸売物価指数 [前年比] (前回12.3%)
- 15:00 (独) 9月卸売物価指数 [前月比] (前回0.5%)
- 15:45 (仏) 9月消費者物価指数・改定値 [前月比] (前回-0.2% 予想-0.2%)
- 15:45 (仏) 9月消費者物価指数・改定値 [前年同月比] (前回2.1% 予想2.1%)
- 18:00 (ユーロ圏) 8月貿易収支・季調済 (前回134億ユーロ 予想142億ユーロ)
- 18:00 (ユーロ圏) 8月貿易収支・季調前 (前回207億ユーロ)
- 21:30 (加) 8月卸売売上高 [前月比] (前回-2.1% 予想0.5%)
- 21:30 (米) 10月NY連銀製造業景気指数 (前回34.3 予想25.0)
- 21:30 (米) 9月小売売上高 [前月比] (前回0.7% 予想-0.2%)
- 21:30 (米) 9月小売売上高・除自動車 [前月比] (前回1.8% 予想0.5%)
- 21:30 (米) 9月輸入物価指数 [前月比] (前回-0.3% 予想0.6%)
- 21:30 (米) 9月輸出物価指数 [前月比] (前回0.4% 予想0.6%)
- 23:00 (米) 8月企業在庫 [前月比] (前回0.5% 予想0.6%)
- 23:00 (米) 10月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値 (前回72.8 予想73.8)
- 23:00 (米) 10月ミシガン大学消費者信頼感/現況指数・速報値 (前回77.1)
- 23:00 (米) 10月ミシガン大学消費者信頼感/指期待指数・速報値 (前回67.1)
- 01:20 (米) ウィリアムズNY連銀総裁「パネルディスカッション参加」
- 米食品医薬品局諮問委員会「モデルナ製とJ&J製ワクチンのブースター接種巡り会合」
- 米財務省・半期為替報告書の議会提出期限
- 米3年物国債償還(360億ドル)
- 米企業決算:ゴールドマン・サックス、チャールズ・シュワブ、プロロジス
10月15日の相場見通し
昨晩は、米長期金利が低下気味となりましたが、ドル売りとなっていません。あくまで前日の動きの巻き戻しとなっていることを考えると、現状は揉み合い相場と言えるかもしれません。ただ、一方で円の軟調な展開が続いています。こちらはちょっと注意ですが、本日は週末もあることで、一定の利食いが出る可能性がありそうです。少なくとも上値を追って買うのは避けておきたいところです。
経済指標としては、NZ9月製造業PMI、日本の8月第三次産業活動指数、独9月卸売物価指数、仏9月消費者物価指数・改定値、ユーロ圏8月貿易収支、加8月卸売売上高、米国では、10月NY連銀製造業景気指数、9月小売売上高、9月輸入・輸出物価指数、8月企業在庫と10月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表されます。
注目は、米国のNY連銀製造業景気指数、小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数となりそうです。結果次第ですが、強弱が入り混じる可能性があり、反応もまちまちとなりそうですが、やはり米長期金利がどういった反応するかが焦点となりそうです。今週は米物価指数やFOMC議事録を経て、米尾長期金利が高止まりしていますが、こちらも一定の調整があれば、ドルの上値を押さえそうです。
その他では、本日5-10日ですが、米3年物国債の償還日です。金額的に大きくはありませんが、東京仲値やロンドン・フィキシングで、一定のドル売りが出る可能性は留意しておきましょう。また、週末水星と木星の逆行が順行に戻る日です。アストロ的には、この前後は、円が買われ易いと言われています。この面でも、クロス円やドル円の上値追いは避けておきたいところです。
10月15日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
ドル円
- 予想レンジ:113.00~114.00
- 基本戦略: 上値追いは避けて、押し目買い
- 予想時間: 07:25 予想時レート:113.70
調整を108.72や109.11-12で維持して、日足の雲を超えて113.80まで上昇。スロー・ストキャスティクスが再反転上昇となっており、押し目では買いが入り易い状況が続きそうだ。
下値は、既に113円が維持される強いが、割れると112.18-25の転換線と絡む位置、111.20-50の基準線と絡む位置、110.87-00などが視野となるが、支えると堅調が続くが、110.82の戻り安値を割れると110.25-54の戻り安値、109.19の雲の上限や109.99の雲の下限が視野となるが、買いが入り易い。ただし、109.71の戻り安値を割れるとイメージが悪化し、109.50のサイコロジカル、109.11-12の戻り安値やサイコロジカルな109円前後を維持出来ずに、108.72の戻り安値まで割れると調整色が強まり、108.56-57の戻り安値圏、108.35の戻り安値まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、108.03の戻り安値や108円を維持出来ずに、もし107.48まで割れると相場は崩れる。その場合107.16のそれ以前の高値、106.94の戻り安値、106.37-64の戻り安値、サイコロジカルな106円前後まで視野となるが、大きな流れのネックラインからは、買いが入り易い。ただ、105.83-85の戻り安値まで割れると105.20、サイコロジカルな105円が視野となるが、更に突っ込み売りは出来ない。ただ、104.92の戻り安値を割れると調整気味となり、104.55-86まで視野となる。また104.41の戻り安値を割れると相場崩れ気味となるが、ただ、下値には出遅れた雲が控えており、104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。
一方上値は、113.80を越えると、サイコロジカルな114円、114.55戻り高値を越えると114.73、115.51、125.86の高値から99.02の安値までの調整のフィボナッチ・リトレースメント61.8%の115.61まで視野となるが、順次売りが出易い。ただ、更に超えると118,66-60のトランプ大統領就任後の高値まで順次視野となる。
従ってデイの戦略としては、現状上値が113.80処で2度抑えられているが、これは恐らく114円のオプションの防戦の影響とみられる。一旦本日もこの位置を抑えるのか注目して対応したい。特にCapが確認されるなら、週末やアストロ要因もあって、売りから入ってみたいが、113.80を越えるなら止める形。ただ、ターゲットは、60分足のサポートとなる113.40-50が維持されるなら利食って置いた方が良い。また114円を超えても、114円前半は売り上がりで、このストップは114.55越え。この売りの場合のターゲットは、113.80が逆サポートすると利食いとなる。また、113.20-30を割れるようなら、113円前後の維持では利食いとなる。
一方買いは、113.40-50が維持されると買っても、113.20割れをストップ、利食いは113.80-00ゾーンが抑えると利食い優先となる。またもし、113円前後から112.50方向への調整があれば、買い狙いとなるが、この場合のストップは、112円割れとして、この買いのターゲットは、113.00-30などが、上値を抑えると利食っておきたい。
カナダドル円
- 予想レンジ:91.00~92.00
- 基本戦略: 押し目買い
- 予想時間:07:57 予想時レート:91.90
上昇が92.01まで拡大。強い反発となっているが、あくまで原油価格などの商品市況の影響なら、逆に急落リスクをはらんでいることは、留意しておきたい。ただ、スロー・ストキャスティクスが、再上昇しており、今一歩上値追いの可能性があって、安易に値ごろ感で売るのは避けておきたい。
上値は、92.01の直近高値を越えると、月足の92.77-93.26の戻り高値が視野となるが、この位置は106.52の高値をトップとしたH&Sの右肩の位置(下段の月足を参照)で、売りが出易い。ただ、超えると94.37の戻り高値が視野となるが、こちらも同左肩のトップ位置で、同様に売りが出易いが、超える動きがあると96.01、98.49や101.15の戻り高値まで視野となるが、106.52の高値を前に上値追いは不透明となる。
一方下値は、既に90.92の戻り安値維持では強いが、90.55を割れると89.90-90.06の転換線と絡む位置、更に88.88-89.01の窓の下限、87.98-88.35の基準線と絡む位置、87.68を割れると86.85-87.19の下ヒゲ圏で雲の位置、85.85-86.27の窓の下限まで視野なるが、維持では堅調が続くが、84.90-85.10や84.68の下ヒゲを割れると、84.11-45ゾーン、83.52-59の戻り安値、83.04-20の戻り安値圏、81.97-82.35ゾーン、81.88の戻り安値、81.16-58順次視野となるが、過去の高値圏からは買いが入り易い。ただし、80.99を割れると80.38-57の戻り安値、80.15の戻り安値を割れると下落拡大リスクが高まり、79.82-94の戻り安値、また79.24の戻り安値まで割れると78.72、78.08-23まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、77.93や77.63を割れると調整が76-77円ゾーンまで視野となる。このリスクは、75.58、74.77、73.77の安値を順次割れるケースとなる。
従ってデイの戦略としては、上値追いは厳しく、あくまで押し目待ちで、91.00-40ゾーンへの調整で買い下がって、ストップは90.50割れで対応。ターゲットは、現状の高値92円前後が抑えると利食い優先。超えてもサイコロジカルは92.50や93円では利食いを優先したい。
一方売りはあくまでCapが確認されるケースで実行しても、下げが甘ければ買い直しとなるが、できれば92.77-93.26の強い位置を待って売り狙い。ストップは93.50越えなどとするが、こういった売りは若干長めの保有がベターだが、デイなら、92円が支えると利食いが安全となる。