米1月ISM製造業景況指数【今週の為替相場予測】|2021年2月1日週

米1月ISM製造業景況指数【今週の為替相場予測】|2021年2月1日週

こんにちは。鈴木郁夫です。

今週の、為替相場予測です。

【2021年2月1日週】概況・展望

 株価が乱高下する中、ドル円は一時105円台に迫る展開を見せるなど、相対的に様変わりの様相を呈している。市場はFRBによる大規模な経済支援策を背景に、米金利の上昇余地は限られており、拙速的にドルを買い戻す雰囲気には至っていない。そして、依然として、市場は新型コロナウィルスに翻弄された感が強いが、ワクチン接種への期待も日々増しており、投機筋としても、以前よりも反応は鈍くなっている。当面、相場の反応を見極めてからの始動が一考であろう。その中、米中対立構造が俄かに緊迫化しており、一部では時期尚早ではあるが、一触即発状態にあるとの声も出始めており、有事のドル買いニーズは根強いものがある。また、市場ではヘッジファンドによるポジション解消売りが散見されるなど神経質な展開が続いており、現時点ではファンダメンタルズ分析テクニカル分析は機能不全に近く、引き続き相場が大きく動意づくまではじっくり待機策に努めることも得策であろう。いずれにしても、目先は心理的節目ドル円105円を突破できるかに注目が集まるが、様々な売買材料が絡み合い、安易にポジションを取りづらい相場環境にある。

【2021年2月1日週】注目経済指標

今週も新型コロナウィルスの感染拡大が継続する中、週末の米1月雇用統計にも注目が集まるが、米国内でのコロナウィルスの感染者数が抜きんでている以上、想定以上の改善は見込みづらい相場環境にある。それ故に、単なる経済指標の良し悪しで相場動向を判断しかねる情勢にある。引き続き市場はかなり神経質になっており、当面、投機筋の仕掛けを待ってからの始動を心掛けるのが賢明であろう。

注目指標

  • 01日(月)米1月製造業購買担当者景気指数(PMI) 横這い
  • 米1月ISM製造業景況指数 60.7→60.0
  • 02日(火)豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表 0.1%据え置き
  • 欧10-12月期四半期域内総生産(GDP、悪化見込み
  • 03日(水)1月ADP雇用統計(前月比)-12.3万人→+6万人
  • 米1月ISM非製造業景況指数57.2→56.7
  • 04日(木)BOE英中央銀行 金利発表 据え置き0.1%
  • 米12月製造業新規受注(前月比) 1.0%→0.7%
  • 05日(金 米1月雇用統計 失業率 6.7%横這い
  • 1月非農業部門雇用者数変化(前月比)-14.0万人→+5万人

乖離幅チャート分析

2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。

2021年2月1日乖離幅チャート分析

【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)の乖離幅から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。

各通貨ペア動向

各通貨ペアの動向です。

ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)

2021年2月1日ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)

  • 平均乖離幅 0.0320
  • 現状乖離幅 0.0300→0.0370

先週の弱い売りシグナル103.80円から上昇を速めており、今週は通常の売りシグナルドル円104.70円が点灯している。
★買いターゲット(103.50円)

ユーロドル(ユーロ円-ドル円)

2021年2月1日ユーロドル(ユーロ円-ドル円)

  • 平均乖離幅 20.75円
  • 現状乖離幅 22.50→22.40円

先週の強めの売りシグナル1.2168から若干下落しており、今週は通常の売りシグナル1.2139が点灯している。
★買いターゲット(1.2020)

豪ドル(ドル円-豪ドル円)

2021年2月1日豪ドル(ドル円-豪ドル円)

  • 平均乖離幅 26.25円
  • 現状乖離幅 23.75→24.70円

先週の強めの売りシグナル0.7712から下落しており、今週は通常の売りシグナル0.7641が点灯している。
★買いターゲット(0.7550)

ポンドドル(ポンド円-ドル円)

2021年2月1日ポンドドル(ポンド円-ドル円)

  • 平均乖離幅 35.75円
  • 現状乖離幅 38.20→38.80円

先週の強めの売りシグナル1.3680から若干上昇しているが、今週も引き続き強めの売りシグナル1.3706が点灯している。
★買いターゲット(1.3500)

本ペットチャートは3~5段階で少な目からの分散投資をお勧めします。売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。

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