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こんにちは。鈴木郁夫です。
今週の、為替相場予測です。
目次
【2021年6月7日週】概況・展望
先週末に期待されていた米雇用統計(非農業部門雇用者数)が不発に終わったことから、米早期テーパリング観測が後退し、米長期金利の低下を招いている。相対的に一連の各銀総裁やFRB関係筋からは金融緩和縮小は時期尚早との旨が伝わっていただけに、市場の反応も一過性との見方も少なくなく、拙速的なドルの下値トライは自重局面にある。その中、ドル円は節目のドル円110円台が重石になってはいるが、日米金利差拡大懸念は根強く、また、米中対立構造の側面からも安全資産のドルを手仕舞う動きは限定的になっている。
【2021年6月07日週】注目経済指標
欧州圏では10日に予定されているECB理事会に注目が集まるが、市場の焦点は、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)について、何らかのヒントを見出せるかにあるが、ラガルドECB総裁をはじめ、欧州当局者からは、テーパリング議論は時期尚早とのスタンスを維持しており、徐々に上値の重さが意識されている。いずれにしても、市場が米ドル主導の展開には変わりがないだけに、相場が動意づいてからの逆張り対策が賢明であろう。
注目指標
- 07日(月)中国5月貿易収支(米ドル)505億ドル←428.5億ドル
- 08日(火)日1-3月期四半期実質国内総生産(GDP)(前期比)-1.2%←-1.3%.
- 欧1-3月期四半期域内総生産(GDP)(前期比)-0.6%←-0.6%
- 米4月貿易収支 -687億ドル←-744億ドル
- 09日(水)米4月卸売在庫(前月比) 0.8%←1.3%
- カナダ政策金利 0.25%据え置き
- 10日(木)欧州中央銀行(ECB)政策金利 0.0%据え置き
- 米5月消費者物価指数(CPI)(前月比) 0.4%←0.8%
- ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
- 11日(金)6月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
乖離幅チャート分析
2つの通貨ペアの乖離幅から売買シグナルを見つける。チャートはシンプルイズベストが重要!主要8大通貨から高金利のマイナー通貨まで幅広く活用可。ドル円相場を基軸に、他の主要通貨との比較及び乖離幅で売買を模索する手法です。FXをエンジョイしながら収益チャンスを掴むためには、一目瞭然のチャートが求められています。
【乖離幅チャート分析の見方】
ドル円のみユーロ相場(ユーロ円VSユーロドル)の乖離幅から判断。他の主要通貨は対ドル円相場との乖離で売買の判断基準となります。乖離幅が拡大した時点で強弱の売買シグナルが発生します。基本的には通常よりも強めの売買シグナルが発生してからの始動が効率的です。
各通貨ペア動向
各通貨ペアの動向です。
ドル円⇔ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
- 平均乖離幅 0.0700
- 現状乖離幅 0.0736→0.0713
先週の弱めの売りシグナルドル円109.85円から若干下落しており、今週は弱い売りシグナルドル円109.50円が点灯している。
★買いターゲット(ドル円109.00円)
ユーロドル(ユーロ円-ドル円)
- 平均乖離幅 22.20円
- 現状乖離幅 24.05→23.75円
先週の弱めの売りシグナル1.2189からほぼ変わらず、今週も弱めの売りシグナルユーロドル1.2169が点灯している。
★買いターゲット(1.2100)
豪ドル(ドル円-豪ドル円)
- 平均乖離幅 25.00円
- 現状乖離幅 25.15→24.75円
先週の様子見0.7711から若干上昇しており、今週は様子見に近い弱い売りシグナル0.7740が点灯している。
★買いターゲット(0.7700)
ポンドドル(ポンド円-ドル円)
- 平均乖離幅 43.30円
- 現状乖離幅 46.05→45.55円
先週の売りシグナル1.4192から若干下落しており、今週は弱めの売りシグナル1.4160が点灯している。
★買いターゲット(1.4050)
本ペットチャートは3~5段階で少な目からの分散投資をお勧めします。売買シグナルは添付のチャートを参照してください。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。