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おはようございます。だいまんです。
2021年8月23日の相場分析です。
目次
昨日のマーケット
金曜日の海外市場は、主だった米経済指標の発表のない中、欧米株価が週末を控えて反発したことで、過度なリスクオフ相場に、巻き戻しが強まる形で引けた。
ドル円は、109.57から米10年物国債利回りが1.267%まで上昇したことで109.88まで値を戻し、ユーロドルは、対ポンドでの買いに支えられて1.1664を安値に1.1704まで反発、ポンドドルは、1.3603まで値を下げ、ユーロポンドは0.8590まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円は127.95を安値に128.53、ポンド円は149.19から149.81、オージー円は77.90から78.54、NZD円は74.60から75.17、カナダ円は84.68から85.61まで買い戻された。
8月23日の注目材料
- 16:15 (仏) 8月製造業PMI・速報値 (前回58.0 予想57.2)
- 16:15 (仏) 8月サービス業PMI・速報値 (前回56.8 予想56.3)
- 16:30 (独) 8月製造業PMI・速報値 (前回65.9 予想65.0)
- 16:30 (独) 8月サービス業PMI・速報値 (前回61.8 予想61.0)
- 17:00 (ユーロ圏) 8月製造業PMI・速報値 (前回62.8 予想62.0)
- 17:00 (ユーロ圏) 8月サービス業PMI・速報値 (前回59.8 予想59.5)
- 17:30 (英) 8月製造業PMI・速報値 (前回60.4 予想59.5)
- 17:30 (英) 8月サービス業PMI・速報値 (前回59.6 予想59.1)
- 19:00 (英) 8月CBI受注動向調査 (前回17)
- 21:30 (米) 7月シカゴ地区連銀全米活動指数 (前回0.09)
- 22:45 (米) 8月製造業PMI・速報値 (前回63.4 予想62.8)
- 22:45 (米) 8月サービス業PMI・速報値 (前回59.9 予想59.4)
- 22:45 (米) 8月総合PMI・速報値 (前回59.9 予想58.3)
- 23:00 (ユーロ圏) 8月消費者信頼感・速報値 (前回-4.4 予想-5.0)
- 23:00 (米) 7月中古住宅販売件数 [年率換算件数] (前回586万件 予想583万件)
- 23:00 (米) 7月中古住宅販売件数 [前月比] (前回1.4% 予想-0.5%)
8月23日の相場見通し
金曜日の相場は、株価の反発を受けて、リスクオフ相場に、巻き戻しが優勢となりました。ただ、週末もあって、あくまで売り方の買い戻しだけの可能性もあり、これで株価やクロス円が下げ止まったと見るのは時期尚早かもしれません。少なくとも追いかけて行くことは避けておいた方が良さそうです。
また、今週は週末のカンザス連銀シンポジウムにおけるパウエルFRB議長の講演が大きな焦点となります。現状市場では、ここで今後のテーパリングの開始時期など具体的な示唆が見えるか注目されています。引き続き急がない姿勢が示されれば良いですが、予想外の早いスタートなどが示唆された場合、市場に一定のショックが走る可能性のは留意しておきましょう。
本日の経済指標としては、ユーロ圏各国、英米の8月製造業とサービス業PMIの速報値、米国の7月シカゴ地区連銀全米活動指数と7月中古住宅販売件数、ユーロ圏8月消費者信頼感・速報値などが発表されます。
各国のPMI格差が、ドル相場に一定の動きを与えるか注目ですが、既に米国は、変異株の感染拡大もあって、弱めの指標がある程度見えています。弱い結果も一定の織り込みがあるかもしれませんが、一方ユーロ圏では、変異株の悪影響が未だ顕著に見えていません。こういった面が、今夜のPMIや消費者信頼感指数なでで明らかになった場合、ユーロ相場が圧迫される可能性に留意して対応しましょう。
8月23日のデイ・トレード戦略
本日のデイトレード戦略です。
ポンドドル
- 予想レンジ:1.3550~1.3700
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:08:17 予想時レート:1.3623
高値を1.4251でCapされて、一時下落を1.3572で下げ止まりを見せて、再反発も、この上昇が1.3934で抑えられて再調整となっている。ただ、スロー・ストキャスティクスが既に売られ過ぎ圏にあって、突っ込み売りは避けておきたい。
上値は、1.3759-87の戻り高値で基準線と絡む位置、1.3844-95、1934-58の戻り高値で雲と絡む位置が抑えるレジスタンスから弱い。1.3984や1.4009-1.4035の窓を超えて、1.4134の戻り高値、90日移動平均、1.4186-1.4203の戻り高値圏が視野となるが、上抜けは不透明となる。あくまで1.4251の高値を越えて、1.43のサイコロジカル、2016年のブレグジット決定後の戻り高値となる1.4377が視野となるが、この位置までほとんど目立ったポイントがなくなることで、1.4250,1.4300や1.4350のサイコロジカルが上値を抑えるか注目したい。
一方下値は、1.3592-1.3602の戻り安値を維持すると良いが、1.3572や1.3567の戻り安値を割れると1.3503-20の下ヒゲ圏、1.3430-51の下ヒゲ圏までターゲットとなるが、維持では良いが、維持出来ないケースからは1.3304-50の戻り安値まで視野となる。この最大のリスクは、1.3188や1.3135の下ヒゲを割れるケースで、その場合相場は崩れ気味となり1.30のサイコロジカル、1.2906-33の戻り安値圏までの調整の可能性が高まりそう。ただ、一旦下支える可能性はあるが、1.2855まで割れると1.2806-1.2845ゾーン、1.2752までターゲットとなり、更に1.2676や1.2645の戻り安値を割れるケースからは、1.2438-1.2520ゾーンの戻り安値圏、1.2360まで視野となり、1.2252の戻り安値まで割れると1.2162などがターゲットとなるが、最大のリスクは1.2073の戻り安値割れで、その場合1.20のサイコロジカルがターゲットとなる。
デイの戦略としては、突っ込み売りは出来ないが、しっかりと反発では売り狙い。早期は、金曜日の安値1.3603が維持されることを確認するケースは買いも検討されるが、若干不透明なので注意だが、1.3572割れなどをストップに対応して買っても、ターゲットは、1.36ミドル、1.37を前に利食いが安全。売りは、1.3690-1.3720ゾーン、1.3750-65と売り場を探して、ストップは1.3787越えとなる。この売りのターゲットは、1.36を前に下げ止まりでは、利食いとなる。
ユーロ円
- 予想レンジ:128.00~129.40
- 基本戦略: 戻り売り
- 予想時間:08:23 予想時レート: 128.48
上昇が、134.13まで拡大もこの位置でCapされて、調整が日足の雲を割り込み127.94まで下値を拡大。スロー・ストキャスティクスもデッドクロスしており、今後も上値は重くなりそう。
上値は、128.87-129.25の転換線や基準線が抑えると弱く、超えても129.14-25のそれ以前の安値圏、129.43を越えて、129.70-130.50ゾーンが視野となるが、レジスタンスが控えて売りが出易い。130.57の戻り高値を越えて131.09の戻り高値、131.86-132.24の戻り高値が視野となるが、こういった位置に雲が控え売りが出易い。132.43-70-88の戻り高値圏を超えても、133.03の雲の上限、133.58-70や134円のサイコロジカルが抑えると上値追い出来ない。あくまで134.13の高値を越えて、134.50のサイコロジカル、更に強い135円がターゲットとなるが、一旦利食いが出易そうだ。ただ、この位置も超えると、136円や137円のサイコロジカル、更に137.50の高値まで視野となるが不透明となる。
一方下値は、127.94を割れると127.50-77の戻り安値、126.98-127.32ゾーンが視野となるが、過去の高値圏と絡む位置で、維持では更に突っ込み売りは出来ないが、維持出来ない場合126.17-70、125.60-126.10の戻り安値圏まで視野となる。こちらも維持では更に突っ込み売りは出来ないが、125.09-31やサイコロジカルな125円をしっかりと割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏まで視野となる。このリスクは121.62や121.48の戻り安値割れで、その場合120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では、長期的に買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。
従ってデイの戦略としては、一応128円前後が守られており、突っ込み売りは出来ないが、反発では売り狙い。早期はこの127.84を維持することを確認できれば、買いも検討されるが、割れるなら一旦止めて置くのが無難。ターゲットは、128.50-75が抑えると利食いで、こういった位置の売りは128.95をストップ、ターゲットは、128円が維持されると利食いとなる。また128.95を越えるケースがあれば、売り狙いが良く、129.00-40ゾーンを売って、ストップは129.81越え。この売りのターゲットは、128円ミドル、128円が維持されると利食いながらの対応となる。