FXの失敗を防ぐ最後の砦!逆指値注文の使い方・活用法について

FXの失敗を防ぐ最後の砦!逆指値注文の使い方・活用法について

「FXで失敗して借金を抱えてしまった…」

「口座の資金が一瞬で消し飛んでしまった…」

等々FXでは数多くの失敗パターンがあり、きちんと対策を行っていなければ、明日は我が身かも知れません。

本記事で紹介するのは、そのような失敗を防ぐマストな対策法であり、一般的には逆指値注文と呼ばれるものです。

たった1つの逆指値注文でも、大事な口座資金を守るストッパーとなりますので、以下より紹介する活用法を必ず習得しておきましょう!

逆指値注文とは?

逆指値注文とは、簡単に言えば損切や利確を予約するための注文となります。

ポジションが含み損を抱える方向に動いたとき、逆指値を設定しておくことで、たとえ相場を監視していなくとも自動的に決済を行ってくれるようになるため、損失を一定範囲に限定できるというメリットがあります。

逆指値注文

生き残るために損切は不可欠ではありますが、24時間相場に張り続けるのは不可能です。

チャートを見なくとも損切が実行できるよう、逆指値は必ず設定しておかねばならないのです。

逆指値注文の使い方

逆指値注文を使う際は、1つのトレードにおいて、出口戦略を決めるためという意識を持っておいてください。

・買い逆指値  →この値まで上がったら決済(利確)

・売り逆指値  → この値まで下がったら決済(利確)

また用いる口座によっては、損切りの設定を逆指値で行うのか、注文時における「ストップロス」で設定するのか異なります。

逆指値の活用法3選

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活用法1:含み益を最低限残す

また損切注文だけでなく、一定額の利益を残したいときにおいても逆指値は有効です。

例えば、1つのポジションが1000円の含み益を抱えている時、利確すべきかどうか悩んでいる状況を想像してみて下さい。

常にチャートを確認できるようであれば、タイミングを見計らって手動で決済することもできるでしょう。

しかしチャートがすぐに確認できない状況であれば、ここで使うべきは逆指値です。

+1000の含み益が任意の額まで減らされたとき、自動で決済できるよう逆指値を入れておきましょう。

その時点で、少なくともそのポジションにおいてはプラス収支で終えることができるため、仮に万が一のことがあったとしても、相場に縛られることはなくなるはずです。

活用法2:建値ストップ

建値ストップとは、エントリーした瞬間に逆指値を設定るする手法です。

あるポジションが大きく含み益を抱えた際、そのままズルズルと含み益が減っていき、エントリー地点付近まで近づいた時のことを想定してみましょう。

このような場合、エントリー地点をすり抜けて含み益から含み損に転換することも珍しくありません。

エントリー時点でのトレンドの流れが良くとも、エントリー後にすぐ転換を迎えてしまうことも往々にしてあります。

悪い流れを断ち切るという意味でも、また不要な損失を減らすためにも、建値ストップのような防波堤を備えておきたいところです。

活用法3:オープンオーダーから大衆心理を読み解く

逆指値の扱いに慣れてきたら、オープンオーダーを活用して、他のトレーダーがどのラインに逆指値を設定しているのかチェックしてみましょう。

赤枠で囲った部分のように突出したレート帯においては、多くの逆指値注文が集結しており、基本的に多くのトレーダーがキリの良い数字を逆指値として設定しているようです。

溜まった逆指値が決済されれば、ガクッとチャートが上下することになりますので、その波に飲み込まれないためにも、逆指値の集結エリアは意識しておきましょう!

逆指値を設定しないとどうなる?

逆指値は必ず設定しておくべき!…とは言われても、誰もがその重要性に気付けるわけではありません。

そこで本節では、逆指値の設定を怠るとどうなるのか、リスク的な面から考えていきたいと思います。

強制ロスカットのリスク

FX相場の歴史を振り返ると、たった数十分の間に1000pips以上変動したケースがあるため、いかなる状況においても絶対的な安心できる状況は手に入りません

そのような事態に巻き込まれると、何も備えていないトレーダーは大抵強制ロスカットに巻き込まれています。

その対策としては、やはり損失を一定範囲に限定する逆指値注文が不可欠であり、それこそがFXで生き残り続ける唯一の術なのです。

逆指値の設定や損切りができないとどうなってしまうのか、こちらの記事で先人の失敗談を学べますので、ぜひ参考にしてみてください。

トレード判断力の欠如

損失を自ら確定させる損切注文は、非常に大きなストレスを抱えることになります。

それゆえに、元々の損切ラインを定めていたとしても躊躇したり、また損切りすべきかどうか悩み続けることになるでしょう。

人間には本来「プロスペクト理論」と呼ばれる、損失の確定を遠ざける性質を持ち合わせているため、訓練しない限り損失を確実に実行することはできません。

気付いたときに手遅れにならないよう、また意志力やメンタルとは関係なく損切りを徹底できるよう、日頃から逆指値を設定して然るべきなのです。

まとめ:逆指値の設定は習慣化すべし!

本記事ではFXにおける逆指値について、以下のポイントを中心に解説しました。

  • 逆指値注文の概要について
  • 逆指値の使い方・活用法
  • 逆指値を設定しないことのリスクについて

逆指値は、ポジションの出口をあらかじめ指定できる非常に便利な注文です。

強制ロスカットを防げるだけでなく、チャートを見てない瞬間でも利確が行えるようになるため、トレードの負担も大きく削減できるでしょう。

生き残るためには必ず習得しなければならない注文方法でもあるため、デモトレードを活用しながら少しずつ定着を狙ってみて下さい。

以上、参考にしていただければ幸いです。