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FXのスワップポイント運用も、いよいよ4週目に突入。
今週は、スワップ益の積み上げが継続する一方で、為替相場の波にもまれた1週間でした。
メキシコや南アフリカの経済指標、金利政策の動向なども変化を見せはじめ、スワップ運用に対する見方も若干シビアになりつつあります。
本連載では、そんな市場の変化を肌で感じながら、複利と利確幅を軸にしたリアルなFXスワップ運用を継続検証中です。
今回も、保有ポジションやスワップ益の推移、さらに今後の戦略の見直しポイントまで詳しく解説していきます。
目次
第4週目のFXスワップ運用結果を振り返り
第4週目(7月10日〜7月16日)は、1件のみの利確にとどまりました。
ZARJPY(南アフリカランド円)で4,552円の決済益を確保した一方で、新規ポジションの追加も行われました。
新規ポジションは、ルール通り0.1円下落するごとに30,000通貨を買い増ししています。
ルールの詳細については、以下の記事からご確認ください。

含み損益・スワップ益について
以下のポジションが保有中のまま継続しており、建値ベースでの含み損はやや膨らんでいますが、スワップの蓄積がそれをある程度カバーしています。
通貨ペア | 約定価格 | 建玉評価損益 | 累計スワップ | 評価損益合計 |
---|---|---|---|---|
ZAR/JPY | 8.3158 | +1,236円 | +51円 | +1,287円 |
ZAR/JPY | 8.4108 | -1,614円 | +51円 | -1,563円 |
MXN/JPY | 7.8924 | -1,014円 | +762円 | -252円 |
これにより、評価ベースでの含み損はやや増加傾向にありますが、依然としてスワップの蓄積ペースは順調です。
運用4週目時点でのトータルスワップ益は、2,022円(累計)となっています。
【7/10~7/16】各通貨ペアの値動き
続いて、各通貨ペアの値動きを確認します。
メキシコペソ円(MXN/JPY)
週の前半(10日〜12日)は7.84円〜7.87円台で横ばいでしたが、14日以降に上昇トレンドに入り、16日には一時7.94円付近まで上昇。
週末にかけてはやや調整が入り、7.91円前後で推移しています。
南アフリカランド円(ZAR/JPY)
ZAR/JPYは10日〜11日にかけて8.18円付近まで下落後、反発上昇。14日以降は上昇基調が強まり、16日には8.34円台をつけました。
ただし、17日にかけては調整の動きが見られ、週末には8.30円前後で落ち着いています。
今週のメキシコ・南アフリカ情勢まとめ
スワップポイント運用において、通貨ペアの選定に大きな影響を与えるのが各国の経済政策や金利動向です。
ここでは、メキシコと南アフリカの最新の経済ニュースを振り返り、運用判断にどう影響するのかを整理します。
メキシコ:追加利下げの思惑とペソの反発
- 7月中旬、メキシコ中銀(Banxico)による次回会合への注目が高まる中、市場では年内もう1〜2回の利下げが予想され始めている。
- ただし、直近のインフレ率はやや下げ止まりの兆しが見え始めており、急激な金融緩和には慎重な声も根強い。
- 7月第3週には一時的にペソ安が進んだが、週末にかけては米ドル安と原油高の影響で反発。
- 為替は 8.16円台から8.34円台まで上昇 し、ZAR/JPYと比べても比較的力強い値動きを見せた。
南アフリカ:電力問題の再燃と成長見通しの下方修正
- 電力供給の不安定さが再び注目されており、エネルギーインフラへの懸念が高まっている。
- インフレ率は安定傾向にあるが、成長率は政府・民間予測ともに下方修正されており、金利据え置きまたは年内の利下げが視野に。
- 南アフリカランドは、週を通じて 7.82円台~7.93円台で上下 しつつも、大きなトレンドは見られなかった。
- 安定性は高まっている一方で、材料不足によるボラティリティの低下が続いている印象。
今後の戦略について
国・通貨 | 今週の動き | スワップ運用への影響 |
---|---|---|
🇲🇽 メキシコ(MXN/JPY) | 利下げの思惑が強まるも、ペソは原油高などを背景に反発 | 含み益の増加に貢献。高金利通貨としての優位性は維持 |
🇿🇦 南アフリカ(ZAR/JPY) | インフレ安定も成長懸念が続く。電力問題も再燃 | スワップ益は堅調だが、為替上昇による含み益は限定的 |