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FXではチャートの見方やエントリー・利確タイミングの考え方に関して、さまざまなセオリーがあります。
初心者の段階であれもこれもと手を出すのはあまり望ましくありませんが、多くの方が意識しているセオリーを覚えておくことで、よりトレードの勝率を高められるはずです。
そこで、今回私が紹介するのが、200日移動平均線をもとにした「グランビルの法則」という考え方です。
多くの投資家が意識しているものであり、FX以外でも活用することができるので、覚えておくことで株式や暗号資産の売買にも役立つでしょう。
本記事では、実際のチャートも確認しながら、グランビルの8つの法則を徹底解説します。
目次
グランビルの買いパターン4つ
グランビルの法則には8つのパターンがありますが、それらは「買い」と「売り」で4つずつに分類できます。
まずは、グランビルの買いパターン4つを見ていきましょう。
①横ばいもしくは上昇中の移動平均線を価格が上に抜ける

横ばい状態、もしくは上に傾きかけている200日移動平均線を、ローソク足が下から上へと明確に突き抜けることは、買いのエントリーサインです。
このタイミングは、長期にわたる下降トレンド(もしくはレンジ状態)が終わるタイミングであり、多くの投資家が目線を切り替えるきっかけになります。
トレンドの始まりをとらえることで、利益を大きく伸ばしやすいポイントでのエントリーにつながりやすいです。
実際のチャートを見ながらグランビルの法則を確認していっている様子は、動画の「17分18秒〜」で確認できます。
②上昇中の移動平均線を一時的に下回ったがすぐ上昇に転じた

200日移動平均線が右肩上がりに傾いている上昇トレンドの最中、価格が一時的な調整によってラインをわずかに下回ったものの、すぐに買い支えが入って再浮上するような局面があります。
これも、グランビルの法則では典型的な買いパターンのひとつです。
移動平均線を下回ることで、トレンド転換かと勘違いしやすいですが、移動平均線の傾きやほかのインジケーターのサインなどを踏まえてエントリーできそうだと判断したら、積極的にエントリーしましょう。
③上昇中の移動平均線の上にある価格が下がっても割りこまず再び上昇した

上昇を続ける200日移動平均線に向かって価格がジリジリと下落してきたものの、移動平均線を完全に割り込むことなく、触れた瞬間(もしくは触れる手前)に反発するという現象も、買いのサインのひとつです。
価格が200日線を下回るほどの売り圧力すら発生しないほど、市場の買い意欲が極めて強いことを証明していることになるからです。
移動平均線を下回ったあたりに損切りラインを定めることで、リスクリワードのよいトレードが可能になるでしょう。
④下降中の移動平均線から大きくかい離して下落

右肩下がりに下降している200日移動平均線から、価格が下方向へと大きくかい離している局面は、リバウンドを狙った逆張りでのエントリーが可能なタイミングです。
「価格は移動平均線に戻ってくる」という性質を活用することで、買いで短期的に利益を見込みやすい局面となっています。
「大きくかい離」の感覚的な判断が難しいかもしれませんが、過去のチャートで価格が移動平均線から平均的にどれくらいかい離しているかを参考に、判断するとよいでしょう。
グランビルの売りパターン4つ
グランビルの買いパターン4つを理解できれば、売りパターン4つは「その逆」といった形なので、覚えやすいと思います。
適切なタイミングで売りを仕掛けられるように、売りのパターンも把握しましょう。
⑤横ばいもしくは下降中の移動平均線を価格が下に抜ける

横ばい状態、もしくは下に傾きかけている200日移動平均線を、ローソク足が上から下へと明確に突き抜けたタイミングは、グランビルの法則では売りパターンに該当します。
長らく続いた買い優勢の地合いが崩壊し、ここから下落トレンドが始まることを知らせるシグナルとなるからです。
売り目線の人は、インジケーターのサインなどを参考にしながらエントリーのタイミングを計ればよいですし、すでに買いでエントリーしている人は損切りを検討しましょう。
⑥下降中の移動平均線を一時的に上回ったがすぐ下降に転じた

200日移動平均線が右肩下がりに傾いている下降トレンドの最中、価格が一時的なリバウンドを見せ、ラインをわずかに上に抜けた後に再び売り圧力に押されて急落していく局面。
これは、グランビルの法則では売りパターンと判断されるので、売り目線の場合は自信を持ってエントリーしましょう。
移動平均線の傾きを判断材料に取り入れることで、ダマシにあう可能性も低くなります。
⑦下降中の移動平均線の下にある価格が上がっても上抜けず再び下落した

下を向いている200日移動平均線に向かって価格が上昇してきたものの、移動平均線を上に突き抜けることができず、タッチした直後(もしくはタッチする手前)に再び下落へと転じるタイミングは、売りでの絶好のエントリーポイントです。
200日移動平均線が明確なレジスタンスラインとして機能している状態であり、買い手の勢いが力尽きたことを証明する分かりやすいサインになります。
より上で売りのポジションを持っている場合は、ここで売り増しをするのもおすすめです。
⑧上昇中の移動平均線から大きくかい離して上昇

右肩上がりに上昇している200日移動平均線から、価格が上方向へと大きくかい離している局面は、リバウンドを狙った逆張りでのエントリーが可能なタイミングです。
価格が移動平均線に戻ってくる性質は買いでも売りでも当てはまるので、短期的に売りで利幅を見込める可能性が高いです。
買いの場合と同様に、「大きくかい離」の判断が難しいと思いますので、ほかのインジケーターのサインなども参考にしながらエントリーを判断しましょう。
基本を押さえておけば応用的な活用も可能
グランビルの法則が定める8つの売買サインは、エントリーポイントを判断するためだけのものではありません。
基本的な考えを頭に入れておくことで、すでに持っているポジションの利確ポイントを決めるために活用することも可能です。
たとえば、あなたが買いでポジションを持っている際に、「⑧上昇中の移動平均線から大きくかい離して上昇」のサインが出たとしましょう。
この後、価格は移動平均線に近づくように推移すると考えられるため、グランビルの法則では売りパターンのひとつとして挙げられていますが、「買いポジションを利確するのに適切なタイミング」としても考えられます。
表面的な内容をとらえるのではなく、その裏にある意味や考え方まできちんと把握することで、より精度の高いトレードが可能になるでしょう。
グランビルの法則の応用的な活用方法の一例は、動画の「23分39秒〜」で紹介しています。
まとめ:グランビルの法則を覚えてエントリーや利確の精度を上げよう
今回のポイントをおさらいしましょう。
- 200日移動平均線は世界中の投資家が注目しているので、移動平均線の中でもとくに重要
- グランビルの法則には買いパターンと売りパターンがそれぞれ4つずつ存在
- 基本を押さえておくことで、売りのサインが出たときに買いポジションを利確するといった応用も可能
- 判断が難しい場合は、ほかのインジケーターのサインなども確認して総合的に考えること
グランビルの法則は、世界中の投資家が注目している200日移動平均線をもとにして考えるからこそ、大衆心理を的確に反映したものになっています。
とくに難しい考え方はありませんし、買いと売りのどちらか一方を覚えられれば、残りは「その反対」という考え方が通用するので、トレードに取り入れやすい点もメリットです。
トレード初心者の方の勝率向上に大きく寄与してくれること、間違いないでしょう。
次回の動画でも、あなたの勝率を向上させるための耳寄りな情報をお届けします。
お見逃しなく!
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