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おはようございます。だいまんです。
2021年2月26日相場分析です。
目次
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、米長期金利が急上昇したこと、NY株3指数が大幅に下落したことを受けて、ドルの買い戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、ブラード・セントルイス連銀総裁が「最近の長期金利の上昇は問題ない」と述べたことや7年物国債入札が、かなり不調だったことを受けて、瞬間的に1.60%台まで上昇、NYダウは、FRBが、早期に低金利政策を解除するとの思惑が高まったこともあって、668ドル安まで下落、ナスダック指数は3%を超える下落となった。また、米経済指標としては、10-12月期GDP・改定値は予想を若干下回るも、週間新規失業保険申請件数や1月耐久財受注額も予想を上回ったことが、米長期金利の下支えとなった。
ドル円は、一時106.40まで上昇、ユーロドルは、1.2243から1.2160まで下落、ポンドドルも1.4182から1.4000まで一時値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円は129.98の高値示現後128.98まで下落、ポンド円が150.45から148.49、オージー円は84.96から83.51、NZD円は79.22から78.17、カナダ円は85.11から84.24まで売りに押された。
2月26日の注目材料
- 08:30 (日) 2月東京都区部消費者物価指数・除生鮮食料品 [前年同月比] (前回-0.4%(-0.5%) 予想0.4%)
- 08:50 (日) 1月鉱工業生産・速報値 [前月比] (前回-1.0% 予想3.9%)
- 08:50 (日) 1月鉱工業生産・速報値 [前年同月比] (前回-2.6% 予想-5.4%)
- 08:50 (日) 1月小売業販売額 [前年同月比] (前回-0.3%(-0.2%) 予想-2.6%)
- 08:50 (日) 1月百貨店・スーパー販売額 [既存店] [前年同月比] (前回-3.5%(-3.4%) 予想-7.9%)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対外中長期債] (前回4771億円)
- 08:50 (日) 週間対外対内証券売買契約等の状況 [対内株式] (前回3301億円)
- 09:30 (豪) 1月住宅ローン (前回0.4%)
- 09:30 (豪) 1月民間部門貸付 (前回0.3%)
- 14:00 (日) 1月新設住宅着工戸数 [前年同月比] (前回-9.0% 予想-1.9%)
- 15:45 (スイス) 第4四半期GDP [前期比] (前回7.2% 予想0.0%)
- 15:45 (スイス) 第4四半期GDP [前年同期比] (前回-1.6% 予想-2.0%)
- 16:00 (独) 1月輸入物価指数 [前月比] (前回0.6% 予想1.0%)
- 16:00 (独) 1月輸入物価指数 [前年同月比] (前回-3.4% 予想-2.2%)
- 16:30 (スイス) 第4四半期非農業部門雇用者数 (前回5.138百万人)
- 16:45 (仏) 1月卸売物価指数 [前月比] (前回0.8%)
- 16:45 (仏) 1月消費支出 [前月比] (前回23.0% 予想-3.5%)
- 16:45 (仏) 2月消費者物価指数・速報値 [前月比] (前回0.2%)
- 16:45 (仏) 2月消費者物価指数・速報値 [前年同月比] (前回0.6%)
- 16:45 (仏) 第4四半期GDP・改定値 [前期比] (前回-1.3% 予想-1.3%)
- 17:00 (スイス) 2月KOF景気先行指数 (前回96.5 予想96.6)
- 17:30 (ユーロ圏) シュナーベルECB専務理事講演
- 22:30 (加) 1月鉱工業製品価格 [前月比] (前回1.5%)
- 21:30 (英) ラムスデン英中銀副総裁講演
- 22:30 (加) 1月原料価格指数 [前月比] (前回3.5%)
- 22:30 (加) 1月生産者物価指数 [前年比] (前回1.8%)
- 22:30 (加) 1月生産者物価指数 [前月比] (前回1.5%)
- 22:30 (米) 1月個人所得 [前月比] (前回0.6% 予想9.5%)
- 22:30 (米) 1月個人消費支出 [前月比] (前回-0.2% 予想2.2%)
- 22:30 (米) 1月個人消費支出・PCEデフレーター [前年同月比] (前回1.3% 予想1.4%)
- 22:30 (米) 1月個人消費支出・PCEコア・デフレーター [前月比] (前回0.3% 予想0.1%)
- 22:30 (米) 1月個人消費支出・PCEコア・デフレーター [前年同月比] (前回1.5% 予想1.4%)
- 23:45 (米) 2月シカゴ購買部協会景気指数 (前回63.8 予想61.0)
- 00:00 (米) 2月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値 (前回76.2 予想76.4)
- 00:00 (米) 2月ミシガン大学消費者信頼感/現況指数・確報値 (前回86.7)
- 00:00 (米) 2月ミシガン大学消費者信頼感/期待指数・確報値 (前回74)
- 01:00 (加) 12月財政収支 (前回-15.4十億加ドル)
- 01:00 (加) 12月財政収支 [累計] (前回-232.02十億加ドル)
- 02:00 (米) 1月ダラス連銀・PCE価格指数 (前回1.9%)
- 欧州連合首脳会議
- 20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議
2月26日の相場見通し
昨晩は、米長期金利や株価の動きに荒れた展開となりましたが、本日は週末や月末もあって、実需のフローも伴って、更に荒れた展開となるか注意して対応しましょう。
経済指標としては、日本では2月東京都区部消費者物価指数、1月鉱工業生産・速報値と1月小売業・百貨店・スーパー販売額、豪州では、1月住宅ローン・民間部門貸付、スイスでは、第4四半期GDPと非農業部門雇用者数、ユーロ圏では、仏2月消費者物価指数・速報値と第4四半期GD・改定値、カナダでは1月生産者物価指数、米国では、1月個人所得・消費支出、2月シカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数・確報値などが発表されます。
総じて経済指標に対する反応は限定されていますが、特に米国では、バイデン政権の追加経済対策を受けて、1月の指標に改善が見えています。強い結果が、米長期金利を下支えするのか注目しましょう。
その他欧州連合首脳会議やG20財務相・中央銀行総裁会議などは、コロナ関連で一定の話題が出ても、為替市場に影響はなさそうです。
一方アストロ的に週末が満月であることや米国債の償還が予定されています。現状円安が進んでいますが、追いかけるのは避けておいた方が良さ欧です。
2月26日のデイ・トレード戦略
本日のトレード戦略です。
ドル円
- 予想レンジ:105.60~106.60
- 基本戦略: 慎重な売り場探し
- 予想時間:10:12 予想時レート: 106.21
下落を102.59で維持して、日足の雲を上抜けて上昇が106.40まで拡大。一応指摘したファンラインや過去の相場の上下を司るネック・ラインの106円をしっかりと超えたことで、更に上値トライとなるか注目さえるが、ただ、未だ123.23の高値からのレジスタンスが107円ミドル近辺に残っており、更に上昇があっても、こういった位置は売りが出易いことは留意しておきたい。
上値は、106.55の戻り高値を超えて106.95-107.05なども視野となるが、上抜けは不透明で、107.54や108.17の戻り高値を順次超えるまでは、完全なあく抜けは見えない。
下値は、既に105.15-83の戻り安値が維持されると急上昇するサポートが有効で強いが、ただ104.92の戻り安値を割れると104.55-86まで視野となるが、維持では堅調が続く。ただし、104.41の戻り安値を割れると相場崩れ気味となるが、ただ、下値には出遅れた雲が控えており、104.05-20の戻り安値圏で、日足の雲の上限が控える位置が視野となるが、買いが入り易い。ただし割れると雲の下限が位置する103.45-57まで視野となるが、維持では堅調が続く。このリスクは、103.33の安値を割れるケースで、その場合103円方向への調整となるが、維持されると更に突っ込み売りは出来ないが、102.96や102.59を割れると102.50前後のサイコロジカル、101.99の戻り安値、更にサイコロジカルは101.50がターゲットとなるが、引き続き買いが入り易い。最大のリスクは101.19の安値割れとなるが、その場合100.58のフィボナッチ・リトレースメント(75.31-125.86)までターゲットとなる。ただ、100円のサイコロジカルを直ぐに割れることは想定できず、買い下がり位置との見方は変わらない。
従ってデイの戦略としては、上値追いは出来ず、慎重にここからの上昇は戻り売り狙いで、106円ミドルから後半を売り上がって、ストップは107.05越え。ターゲットは、106円が維持されると利食い優先。また割れても105.80-00は利食いで、更にこの位置の買いは、105.20-40まで買い下がりの余裕を持って対応。ストップは104.92割れで、ターゲットは下落の水準にもよるが、少なくとも106円ミドルが抑えられるなら、しっかりと利食っておきたい。
ユーロ円
- 予想レンジ:128.50~129.70
- 基本戦略:売り目線から買いは深押し待ち
- 予想時間:19:21 予想時レート: 129.13
調整を125.09で維持して、129.98まで急上昇となったが、130円のサイコロジカルを前に、上げ渋る形。達成感が出るリスクに注意となるが、上値は、130円や130.16の戻り高値を越えて132.46-133.49の月足の戻り高値などがターゲットとなるが、ただ、137.50の高値を越えるかは不透明となる。
一方下値は、転換線の128.65から基準線の127.79、126.98-127.13の戻り安値圏の維持では、上昇サポートから強いが、126.69などを割れると126.20の雲の上限、126.10や125.98の戻り安値を割れると125.60、125.18-31の戻り安値圏で、雲の下限が視野となるが買いが入り易い。ただし125.09の戻り安値を割れると調整が深まり、124.30-38、123.90や123.64を割れると123.01-03が視野となるが、長期のサポートが控えるが、122.85を割れると122.66、121.82-122.23ゾーンの戻り安値圏、121.62や121.48の戻り安値まで割れると下げ幅を拡大して、120.81や120.27、サイコロジカルな120円までターゲットとなるが、こういった下落では買い狙いが検討される。このリスクは119.31の安値割れとなる。
従ってデイの戦略としては、一旦高値つきの可能性があり、早期には戻り売りから、買いはしっかりと押し目を待ちたい。
売りは129.98の高値をストップに、129.60-90での売り狙い。ターゲットは、129円が維持されると利食いだが、割れるならサポートの控える128.50を前に、下げ渋りでは利食いたい。また買いはこういった位置から128.00-30まで買い下がりで、ストップは127.50や127.30割れで対応。ただ、こういった下落での買いの利食いは、129.00や129.50が抑えると利食いを優先したい。